学校が『刑務所』になる?②
『教育現場の刑務所化』という強い言葉を前回は使用しました。
まだご覧になっていない方は前回投稿を読んだ後に本投稿を読んでいただきたく思います。
今回は『教育する立場の人が何を意識すべきか』について話をしていこうと思います。
『教育する立場』と言っていますが、誰しも一生の内何度かは教育する立場になります。
学校現場を中心にお話をしますが、例外なく読んでいただきたく思います。
今回は2つ、お伝えしたい内容がありますのでそれぞれ見ていきましょう。
➀『共感力』
私が危惧している状況において最も大切なことなのではないかと考えています。
データのみを信じて「悪かったら否定」、「良かったら肯定」ではいけません。
また、「悪いからこうしなさい」、「良いから続けなさい」でも教育は成り立ちません。
“人と人”という構造は変わらないからです。
だからこそ、『共感力』だと考えています。
児童・生徒の発言やその背景、置かれている環境などに共感を示せること、共感した上で支援を行えることが大切であると考えます。
“良い関係性の上に良い教育あり”だと考えます。
共感できない人、共感を示せない人はいつの時代も教育に失敗すると考えます。
データで相手のことが分かった気になれる時代になったからこそ、『共感力』の重要性をここで訴えたいと思います。
②『データリテラシー』
2つめはデータリテラシーです。
私は簡単に「データを読み解き、分析して活用する能力」だと考えています。
まず、多量のデータを扱うため、データを読み解く力は絶対的に必要となります。
そして、それを活用する力です。
データを読み解いた上で、子どもたちに合わせて活用できるようになる必要があると思います。
「〇〇の力が足りていないから××をしてみようかな」
「△△というデータが出ているからこういった声掛けをしてみよう」
やはり軸は児童・生徒に寄り添うことだと考えます。
データリテラシーを鍛えることでより充実した教育が可能になるのではないでしょうか。
以上2点が、技術発展に伴って教育をする人々が特に大事にすべきだと考えることです。
先にも述べましたが、教育は“人と人”で成り立っています。
このことは絶対に忘れてはいけないと考えます。
今回もぺんぺんが担当いたしました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?