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創業者の情熱を概念破壊へと

ちらっとぶらっとものづくり企業を
特集しているテビレを観た。
すでに創業から数十年が経ち
相当な規模になっている企業だったが
事業が軌道に乗るまでの
創業者の試行錯誤のVTRを見ると
アツイチモキになってくる。
財産も使い果たしヤバイ状況になっても
諦めないその情熱。
人の役に立つものづくりの追求。
自社製品が出来た時の写真を見たが
必ずしも美しいとは言えない
その機械に芸術を感じた。
洗練されていない1号機的な機械には
インダストリアルデザイン(工業意匠)
なんてものがどーでも良くなるくらいの
熱量を帯びた存在感がある。
実利芸術とも言える領域である。
ちぃと調べてみると「機械遺産」と言う
認定制度もあるらしい。
そのマシーンが業界に激震を走らせ
世界をより良いものに変えていき
事業が軌道に乗り始める。
その先にマネジメントがあり
ガバナンスがあり最終的に
目の死んだ社員が出現すると言うのは
なんとも悲しい現実でもある笑。
まあよい。
見方を変えるとものづくりに
フォーカスし過ぎるのも我が国にとっては
キケンなことである。
すでに手遅れの状況かもしれない。
GAFA4社の時価総額合計が
日本株全体の時価総額を超えたSODA。
最早そこらの国よりもその4社は
経済力や影響力を持っている。
30年前日本企業が世界を席巻していた時も
金融がメインだったがそれらの企業も
全て世界の企業に追い越された。
日本で残るはトヨタだけらしい。
ものすごくワイルドに言えば
GAFAはものづくりではなく
概念を変えた企業であると思う。
役に立つものを作ればよいのではない。
概念を変革することが勝利の法則だったのだ。
生産性を向上するとか
ある地点からある地点へ
早く安く辿り着くとかそれだけではなく
既存の概念を破壊することが
大きな価値を生んだのである。
今後も概念の破壊と創造が
メインになるとは思う。
その先にも何かが存在しているのであろう。
こんなちっぽけな存在が
できることはほぼないが
概念的に考えればそうなのである。
あなたの企業はものを作っているのか?
決められたサービスを提供しているのか?
それとも既存概念を
ぶっ壊そうとしているのか?
概念破壊企業が我が国から出てくるか?
私は自身の概念破壊を行うために
トッカロッピ!と北欧のサウナで叫び散らし
芳醇な炭酸酩酊麦汁を飲む必要がありそうだ。

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