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本棚に魚本

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魚をはじめとする水棲生物、食材としての魚介類を扱った書籍について語ります。書評とか読書感想文とかそんなんではなく、本に関する雑談だと思って読んで下さい。
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#新書

[本棚に魚本] 魚はエロい (ノンフィクション)

[本棚に魚本] 魚はエロい (ノンフィクション)

『<オールカラー版> 魚はエロい』 瓜生知史著 (光文社新書)

以前ここで取り上げた『サメのおちんちんはふたつ』のように、タイトルで目を引いておいて、内容は至って真面目な本なのかな・・・と思ったら、タイトルのイメージ通りの本だった(笑)

エロ目線で魚の生殖や交尾について説明されているのだが、「男性」ではなく「男子」が喜びそうなノリの下ネタ。下ネタが苦手な方や「可愛いお魚ちゃん達を、エロ目線で語

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[本棚に魚本] マンボウのひみつ (ノンフィクション)

[本棚に魚本] マンボウのひみつ (ノンフィクション)

『マンボウのひみつ』 澤井悦郎著 (岩波ジュニア新書)

私にとってのマンボウの思い出と言えば、かごしま水族館を訪れた際、水族館の建物の外側(チケットいらずな場所)の川だか水路だかにマンボウがいるのを見かけて驚いたことと、台湾の火鍋屋さんの具材メニューにマンボウの皮があったので珍しいと思い食べてみたことくらい。
正直、他の魚に比べると、マンボウに対して強い関心を持ったことは無かった。

しかし、2

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[本棚に魚本] 魚はすごい (ノンフィクション)

[本棚に魚本] 魚はすごい (ノンフィクション)

『魚はすごい』 井田齊著 (小学館新書)

本屋さんで衝動買いしたこの本、当たり!
魚本としての面白さはもちろん、文章そのものが、私にはとても心地よかった。
「です・ます」調で書かれているその文章は、著者は人当たりの良い人なのではないかと思わせる、どこか優しい雰囲気を持っていて、サラサラと気持ち良く頭に流れ込んできた。

話題の流れも良く、各章の中にいくつも小見出しがあるものの、小見出しごとに全く

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