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【プロアスリートは継続の先生】

今日は『プロアスリートは継続の先生』
についてお伝えしていきます。

プロアスリートには
いつも感心させられます。

どの種目であっても
不断の努力を惜しまず
継続されています。


私自身30年以上剣道をしていて
いつもプロアスリートから
貴重な刺激を頂いています。

スポーツや武道の話題になると
モチベーションが喚起されて
パッションに火がつきます。


6つのモチベーションタイプを
見事に訴求しています。

私の剣道で例えると

達成したい
「憧れの先輩に少しでも追いついて強くなり、試合で勝ちたい」


失敗したくない
「完璧に稽古を積み重ねる事で、試合で負けたくない」


人気者になりたい
「全国大会で連続優勝して、周囲から注目を浴びたい」


嫌われたくない
「同じ道場に通う女性剣士に弱いところを見られて、嫌われたくない」


支配したい
「全国の各道場と稽古して、自分の実力を見せつけて影響力を与えたい」


支配されたくない
「自分の得意技を活かしたいので、無理な方法を押し付けられたくない」


どのモチベーションにも該当しますが
人気者になりたい、嫌われたくないは
形式的な動機でそこまで
固執している感覚はありません。


プロアスリートにもそれぞれ
モチベーションはあります。

モチベーションが無くても
機械のように習慣化している事も
ありますが感情が湧いてきません。


もちろん感情に振り回されて
集中出来ない事は言語道断です。

感情マネジメントをして
上手く調整する必要があります。


『感情は波である』参照。

ここで言うモチベーションとは
瞬間的にテンションを上げる事
ではありません。

長期的に安定して
継続する為の目的です。

まさにプロアスリートが
偉大な功績を残せる所以です。


もしプロアスリートが
短期的欲求や目先の利益に
惑わされてしまうと

「どんな手法を使っても良いから、すぐに結果を出したい」

「しんどい練習は疲れるだけだから、負荷をかけずに楽をしよう」

「審判を買収して賄賂を送り、こちらに有利になるようにしよう」

etc

すぐに奈落の底に
落ちていきます。


薬物使用や手抜き鍛錬によって
身を滅ぼす事は自明の理です。

悪魔の囁きに誘惑されると
最悪の結末が待ち構えています。


それでも復活する人もいますが
極稀で相当の意志力と忍耐力を
必要とします。

長い目で見てどちらが良いのか
言うまでもありません。


プロアスリートが
継続の先生と呼ばれる
最大の要因が2つあります。

それは

1.環境デザイン

2.習慣化

です。


1.環境デザイン

   習慣化する前に必ず整えておくべき
   最重要事項と言えます。

   習慣化出来ないのは
   周囲の環境を整えないまま
   粗雑な状態にあるからです。

   その為には
   「トラッシング(断捨離)」をして
   身の回りを整理整頓していきます。


   「トラッシング」は
   3種類あります。

   ①物理的トラッシング
    自宅にある不用品を処分していきます。

    目標は家の3分の1を捨てる。
 
   ②人間関係トラッシング
    リターンの無い人間関係を止めます。

    本当に大切な人間関係に絞ります。

   ③精神的トラッシング
    未完了の事を終わらせます。

    完全にやり切るか
    全くやらないかを決めます。

  
   無駄で余分なスペースをカットした後
   成功回避不可能な状況を作る為に
   3つのアプローチを行います。

   ①「成功しないと」何かを失う状況にする
    意図的に恐怖を意識して
    絶対にやるしかない状態にします。

   ②自分の限界を超える環境に身を置く
    尊敬するメンターや恩師を作り
    その下で実践していきます。

   ③逃げ道を塞ぐ
    自分より高い能力の人を周囲に固め
    教える立場を作っていきます。


2.習慣化

   まずは馴染ませていくように
   儀式的に行っていきます。

   全て同じ時間&場所&やり方で行います。
   移動や出張になっても
   極力近づける状態にします。
  

   最初の30日間が辛いですが
   この上り坂を乗り越えて
   全力でやり切ります。
  
   その際目標のハードルを
   上げすぎないようにして
   最小単位に区分けします。

   肉体&感情&精神の3分野に分け
   1項目30分等にして
   細かく計画します。

   但し細か過ぎても良くないので
   現実的に出来る範囲で対応します。


   決して焦る事なく時間をかけて
   ゆっくりと行っていきます。 

   各分野1ヵ月に1個ずつ
   新しい習慣を増やしていきます。
 

   歯磨きをするような状態が
   理想的と言われていますが
   あくまで無意識レベルです。

   無意識で行動する事は
   確かに習慣化していますが
   黙々と機械的にタスクを
   こなすだけになります。

   高みを目指して進化する為には
   常に意識的にバージョンアップして
   実践していく必要があります。


   アスリートに限らず
   一流のプロは更に超越して
   意識的に習慣化して周囲にも
   教える事が出来ます。

   「学習の5段階」
   1.自分は何も知らないし何も出来ない
     無意識・無能(意識していないし、出来ない)
       
   2.自分は無知であると認識しているが何も出来ない
     有意識・無能(意識しているのに、出来ない)

   3.意識的に上手く出来るようになる
     有意識・有能(意識していると、出来る)

   4.無意識に上手く出来るようになる
     無意識・有能(意識していなくても、出来る)

   5.無意識的有能に意識的有能
     どこからでも教える事が出来る

     自分が無意識で行っている事を
     意識して人に教える事が出来ます。


個人的にお手本にしている
プロアスリートは

「イチローさん」

「大谷翔平選手」

です。


お2人共タイプは違いますが
共通しているところは

「環境デザイン」

「習慣化」

この2つを徹底的に
遵守しています。


最近では完全試合を達成した
千葉ロッテマリーンズの
「佐々木朗希選手」も
該当します。


プロアスリートは
結果を出す事は必然です。

しかし
それ以上に大切にしている概念が

「スキル磨きを継続している事」

です。


目標を立ててその通りに
偉業を成し遂げる事は
プロの使命です。


そして
「最高の結果」を
出す為には

「環境デザイン」

「習慣化」

「スキル磨き」

これらを長期間粘り強く
継続する事です。


プロアスリートが成果を出す真髄は
長期的な視点で俯瞰した上で
基本的な事をバージョンアップさせ
諦めずにやり続ける事です。

それには思考を
使い分ける事です。


短期的欲求を求める事が
悪いのではありません。

習慣化に落とし込むまでに
飴と鞭方式で一時的に
活用すれば良いだけです。

ただ露骨に短期的欲求を満たそうと
焦って取り組むと失敗に終わります。


要するに

短期的には
恐怖(ネガティブ思考&感情)を使って
すぐに行動していきます。

長期的には
希望(ポジティブ思考&感情)を持って
じわじわと継続します。


土台作りには
最低でも3年かかります。

3ヵ月実践したくらいで
結果が得られるなら
世の中全員達成しています。


ビジネスであれば
80歳を超えても
継続しているような状態に
持ち込めれば良いのです。

60~65歳になれば
自動的に定年と常識の如く
決めつけている事も
継続出来ない要素でしょう。


「瀧島未香さん」

「若宮正子さん」

「ウォーレン・バフェット氏」

etc

80歳を超えても楽しんで
ビジネスをしています。


頭の中でディテールをイメージして
潜在意識にアクセスすれば
悠々と達成出来るはずと
思われるかもしれません。

「思考は現実化する」

「引き寄せの法則」

あくまで実践に入る前の準備であって
実際に行動しないと結果は出ません。


好きな事や得意分野が
市場のニーズと重なれば
短期間で成果が出る事も
当然あるでしょう。

瞬間風速でその場限りで
終わってしまうのであれば
ただ運が良い(ラッキー)だけです。


幸運状態になる為にも

「環境デザイン」

「習慣化」

「スキル磨き」

欠かせないモノです。


継続する為に必要な事を
簡単にまとめると
下記の3つです。

1.無駄な事を全て排除して
  完全に集中出来る環境を整える

2.最重要事項の5%にフォーカスして
  1ヵ月に1つずつ新しい習慣を増やす

3.長期的な視点で考えて、楽しみながら
  焦らずコツコツ取り組むようにする


現実的に今すぐ簡単に
アクション出来る事は

「プロアスリートの成長過程ストーリーを
 動画等で観察して分析してみる」

が良いでしょう。


プロアスリートが
どういう過程を歩んで
一流になっているか
調べると見えてきます。

実体験は分かりやすいです。


観るだけでは進化しないので
実際に自分にどうすれば活かせるか
思考してすぐに実践する事です。

プロアスリートをお手本にして
継続力を高めていきましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって
「継続となる先生」を
教えてください。

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