見出し画像

【メッセージとはラブレターである】

今日は『メッセージとはラブレターである』
についてお伝えしていきます。

文章や演説において
主張者はたくさんの人に
届ける意識で発信しています。

もちろん1人でも多くの人に
伝わるに越したことはないです。

「1対多」の展開も大切ですが
前段階として実践する事があります。


それは

「1対1」の対応です。


会社員時代上司から教わった学びが

自分が何かを伝える時は
どんな状況下であろうと
1対1の状態で語り掛ける

という事です。

何千何百人の人数が居ても
目の前の1人に向かって
熱い情熱を持って話します。


一点に集中しておくと
緊張緩和する等の
メリットはあります。

メリット以上に
相手の心に直接響いて
伝わっていきます。


講演家でスピーチが上手な方は
形式上は大多数に向けて
話しています。

しかし、実際に聴くと
まるで自分だけに話して
いるかのように感じます。

パブリックスピーキング力が
備わっている事も
理由の1つでもあります。


目の前の1人に向けて話すと
より絞り込まれて具体的に
伝えようとします。

分かりやすい事例が
「ラブレター」です。

「ラブレター」は
大切な人に向けて1文字ごとに
丁寧に想いを込めて書きます。

もし中身が

「私はあなたの事が好きです、好きです」

の内容ばかりを毎日送られたら
どうでしょうか。


書いている本人は
至って真剣でしょうが
相手側からすれば
気持ち悪いと感じます。

ただのストーカーに思えます。


自分だけに
スポットライトを当てて
独り善がりになっています。

熱い一途な気持ちは必要ですが
極端に自己中心的な発信すると
心に響くどころか
迷惑なだけになります。

どういうところに惹かれているか等
相手にスポットライトを当てて
気持ちを伝えていきます。


悲しい現実ですが
昨今の社会では
一方通行のラブレターが
溢れています。

文章だけでなく対話でも
自分中心に発信して
自慢のオンパレードに
陥っています。


例えば

「弊社の商品は他社よりも機能が格段に優れています」

「私は○○資格を保有していて、△△が出来ます」

「私達は▢▢の実績があり色々な好評を頂いています」

etc

お決まりのステレオタイプで
猛アピールしています。


自己紹介を含めて
自分の歴史やストーリーを語ると
背景が伝わるので取り入れても
構わないです。

あくまで相手が得する前提で
商品やサービスのメリットと
関連付ける事により
興味関心を持って頂く為です。


恋人やパートナーに向けた
メッセージも情景が浮かぶ
ストーリー構成で書くと
伝わりやすいです。

ラブレターを渡す相手が
居なければ自分に向けて
書いても構わないです。


つまり
未来の自分に
メッセージを届けます。

もう1人の自分に向けて
書き出してみると面白いです。

3年後や30年後等に設定して
どういう自分で居たいのか
包み隠さず表現していきます。


「どんな言葉を言われたら嬉しいのか」

「どんな行動を示されたら喜ぶのか」

「どんな存在であれば心が動かされるのか」

etc

インナーワークでもあり
自分の内面を直視していくと
本当の自分が見えてきます。

モヤモヤしていて
掴めていないのであれば
実践してみる価値はあります。

自問自答の例として
3つの質問を投げかけます。

1.自分は何者だろう?

2.自分はどこに向かっているのだろう?

3.自分は何を得たいのだろう?


この3つを軸にしていれば
脱線する事はありません。

画像1


自分自身をお客様にして
ラブレターを書き
語り掛けていきます。

自分がお客様の立場として
認識すると視野も変わります。


自分が考えている事
自分が感じている事
自分が伝えたい事
整理整頓していきます。

相手の視点で俯瞰したら
どういう状態で映るのかを
客観視します。


最初はありのままを
発信していきます。

いきなり綺麗に整えようと
思わなくて良いのです。


自己表現をする事で
自分本位を認識出来ます。

自分中心である事は
個性であり魅力です。


そこから余分なところを
削り落としていきます。

彫刻のようなイメージです。

荒々しく突出した部分を調整し
スリムにしていきます。


上っ面のメルマガや
営業マンの説明が
一方通行になっている理由が
見直しを行っていないからです。

要するに
自分本位を添削せずに
ひたすら自己表現だけを
強調しています。


モテない男が書くラブレターも

「延々と俺は○○だの繰り返しになっている」

「相手がどう感じるか全く配慮していない」

「ポエムのような書き方で意味が分からない」

恐らくこのような状態です。

全く修正しないまま
段ボール箱いっぱいに詰める
愚かな行為を続けています。


より多くの人に
メッセージを届ける為には
身近な人から「1対1」で
個別に送っていく事です。

ラブレターは
見知らぬ人にではなく
親しい家族や恋人等から
書くようにしていきます。

正直に感想をもらえて
自分の現状が分かります。


自分本位を知る事は
決して悪い事ではありません。

直視して認識しないと
相手目線の本質が
全く掴めません。

試行錯誤して
色々な壁にぶち当たり
揉みくちゃにされる事で
スキルが磨かれていきます。


毎日ラブレターを
書きましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとっての
「渾身のラブレター」を
教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?