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読書感想文、どの本で書こうか

あっという間に読書感想文コンクールの課題図書・推薦図書が本屋さんの一角を占めていますね。
あの読書感想文コーナーを見ると学生時代を思い出して懐かしくなってしまいます。

課題図書っていうのは毎年、低・中・高学年の部に分かれて各4冊ずつが並びますよね。
さまざまなジャンルからどうやって選出しているのかはわかりませんが、どの本もちゃんとその学年の子たちに合った「ちょうどいい」本ばかりです。

課題図書からどうやって1冊を選ぶのか

課題図書に選ばれてるくらいだからどれも全部「いい本」に違いないんですよ。

子どもの「ためになる本」だったり、
子どもの「興味がありそうな本」だったり、
子どもに「知ってほしい本」だったり。

で、そこからどうやって1冊に絞るのか。
決めるのって意外と難しいんですよね。

本屋さんへ行くことのすすめ

物語が好きな子、長文を読むのが苦手な子、さまざまだと思いますが、ぜひ一度、本屋さんで実際に手に取って見てみることをオススメします。

ネットで買ってしまうのは簡単ですが、実際に目で見て選ぶ楽しさや、子どもの興味の方向もわかって面白いですよ。
なにより低学年の本は文字数が少ないですから、親御さんならさっと立ち読みで読み終えてしまいますし、内容もそれぞれ面白いですからその場で直接読み比べられるのは利点かなと思います。

しかも、低学年のくらいのお子さんだと、まだ親御さんが読書感想文の「補助」をしてあげているご家庭も多いかと思います。

だとしたら、だとしたらですよ。
ぶっちゃけ、親から見て「感想文が書きやすそうな本」を選んでしまうのも有りなんです。(お子さんが自主的に感想を述べてくれたり文章を書いてくれそうな場合は別ですが)

我が家の場合

本屋さんの読書感想文コーナーを見せつける

我が家の場合はまず一度、子どもたちに本屋さんの読書感想文コーナーを見せつけます。

見せつけるというのは、とにかく読書感想文のことなんかよりも

  • 「コーナーのレイアウトの素晴らしさ」だったり、

  • 「どれほどのインパクトを持たせた作りなのか」だったり、

  • 「本の多さ、置き方、周りとの調和」だったり。

さながら評論家気取りで。
「きみはあの飾りをどう思うんだい?」なんて具合に。

一見関係のないような、遠いところから見せ始めて徐々に近づいて行きます。

子どもの反応を見る

そして目の前まで着いたら、今年度の課題図書の本を手に取って、表紙を見せながらタイトルを1冊ずつ読み上げるんです。

ここで子どもの最初の反応を見ます。

興味を持ったかな。
いや興味なさそうだな。
うーんそれじゃあこっちはどうかな。
この絵とか可愛いじゃん?
みたいな。

良さげなタイトルを見つけたら、最初のほうの何ページかをパラパラめくって見せたり、帯に書いてあるあらすじ読んでみたりして次の反応を見ます。

「ちょっとだけ読んでみる?」なんて言いながら手渡してみて、読み始めたらもう買っちゃってもいいかなくらいの手応えです。

2〜3分続けて同じ本を読めるようだったら、もうその本はかなりの候補に挙がってきます、うちの場合は。

で、「もうこれ!面白い!」って感じであれば買いますが、
そうでなければまあその日は買わないんですけど。

2度目の本屋さんへ行く

それから数日は読書感想文について触れずに過ごし、うっすら忘れた頃にまた本屋さんへ行きます。できれば前とは別の本屋さんへ。なんなら前よりも大きめの本屋さんがいいかな。

そして「こっちの本屋さんのコーナーはどうだこうだ」と、子どもたちと一緒になって偉そうに評価したりしながら、まずは読書感想文のコーナーをまた遠くから眺めます。

「ここは目の前に椅子が置いてあるから本を読みやすそうだね」とか、
「あっちにはテーブルもあるから座って本を置くこともできるね」とか、
どれほど本を読むのに適した場所であるのかをアピールしつつ。

「うーん、今回はこの本でも読んでみるか」
と、子どもが前回と違った本を手にすることもあるでしょう。

2回目に来てみたら前の本よりも面白そうに見えたから。
または、
前回の本が続きを読みたいほどの面白さではなかったから。

課題図書は低・中・高学年ともに各4冊ずつしかありませんから、この時点ですでに4冊中の2冊を手に取って読んだことになります。

つまらなければすぐにまた別の本に変えるでしょうし、そうでなければ手に持っている本を読み続けるでしょうから、この辺りでどの本を買うか、もうほとんど決まったようなものですね。

どの本を買うか決める

「ねえ、今読んでる本とこないだ読んだ本って、どっちが面白い?」
と聞けば、たいがいすぐに返事が返ってきます。

2択ですからね。かんたんです。

こんな感じで毎年課題図書を選んでいますが、
子どもの感じる「面白い」ってどういう部分に反応しているのか、それを知るのもまた面白いですよね。



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