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昔の病魔    詩

病んでいた頃母を近くいながら求めて
いた。
職場が家の様に戻ってゆく女性はまるで男性の父でもあった。
でも理解に苦しみもがいて私は後ろ足を引っ張った。
病あって引きこもり学校は休学した。
母は帰ると荷物を下ろし、犬の散歩と私をつれだし夜の散歩につれて行った
そんな母のぬくもりは私に届かず私は
母を責めるワガママな患者そのものだった。
ゴメンネ母さんと老人ホームで表情なきしゃべらぬ母は見るに忍びない年寄りであった。

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