見出し画像

不完全の中の心地よさ

何かを知る前のイメージは単純で、でもその対象を知るごとに、わたしたちは様々な発見をする。新たな知識は印象を増やし、概念をより複雑にし、そして思い込みや断定の気持ちは緩み、曖昧さが増えていく。

わたしたちはまだ知らないことが、その対象にあると気づくと、今ある概念が当たり前に変わるだろうと予測をする。そして、その視点で先を見据えているとき、不完全が当たり前にあるという信念を持ち始め、変化は不確かさとともにあるという、まるで悟りのような心境を知る。

とするなら、変化も不完全さも不安がるとういうより、むしろ受け入れ楽しもうとするとき、言葉にはできない曖昧さの中を浮かぶような心地よさになる。それは、ありのままの中で未知の世界をこれからも深く知っていくワクワクでもある。その中を泳ぎながら、わたしたちは進んでいる。そして成長は自然に伴う。ゆるやかな曲線を描きながら、そう信じている。




この記事が参加している募集

#最近の学び

181,393件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?