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逃げるは恥っていうか逃げる勇気などない。
逃げる勇気もない。
あまり欲がなかった。諦めてるんだ。
自信がないから。
ファックスはそのままアタシそのものだと思う。格好もつけずにだらしない。中途半端で美しくもない。誰かが好きなだけだった。
いつから、見返りを求めるようになったんだろう。誰かを好きになると欲しくなる。アタシはこうなのに。こうだよ。なんで?
小さい頃、よく先生にすぐに意味がわからないというのはやめましょうと通信簿に書かれ
誰かのために生きるなんてただの言い訳
できるかぎり相手には優しくしたいと思う。
でも、なんか合わないなぁって人とは、もう合わないと思う。
嫌なことをされても好きになる人がいる。
アタシは、誰かによりかかって生きているだけなのかもしれない。
流れてたどり着いた先が、ここならばラッキーだ。
自分とかけはなれたまさにファンタジー。
しゃべる猫と変身ができる優等生めがねちゃん。
アタシは、ただの女子高生。
「ちょっと〜〜、アス
それでも大丈夫なんて開き直るのは大人になってからでいい
ブローチは、きれいに元通りになっていた。
中を明けてみると、たくさんの円が配列されており
それぞれが、宝石のようにきらきらと光っている。
「ねぇ、ぺぺ。ブローチのひとつの円が光らないの。ホントに直ったのかしら?」
「それは、つぎの色というしるし。取り戻すエネルギーの色だよ。」
私は、しらないことがもう少しでわかる興奮で高まっていた。
とにかく、はやくそのエネルギーを取り戻して
この目
頭では理解しているは、ほとんど理解できていない。
「ラボも完全に安全とは言い切れない。」
来た道を戻っていくと
息がくるしいかんじがした。
「焦げ臭いな…。…」
扉をあけたとたん、黒い煙に体育館はつつまれていた。
火は扉の近くまできていた。
アタシは、めがねちゃんの手をとって走った。
熱いはずなのに冷たかった。
必死の思いで、ぺぺとめがねちゃんと外にでた。
「おい。人は誰もいなかったんだ。誰かがわざと…。」
きっと、あの変態帽
ほんとの好きな物に認定
造形
コントラスト
文字
視覚伝達は、簡単だ。
肌が白い。黒い。
髪が白い。黒い。
細い。太い。
女子トイレ。男子トイレ。
めがねちゃんの学校は「ホワイト」。
産まれたときから決まっている。
アタシの学校は「ブラック」。
産まれたときから、それが変わる事はない。
髪の色で決まってしまう。遺伝子。
アタシは、真っ黒ではなかった。
グレーっぽい感じ。
まわりには、そんな人
こんな世界に希望なんてあるか
赤 青 黄 緑 紫 ピンク …
どんな色なのかしら。
「きみに色は似合わないよ」
先輩は、そう言っていた。先輩には色が見えるのかしら。
私には、先輩が真っ白な人にしか見えない。
だって、私たちは「白」だから。「黒」じゃない」。
ベッドの上で、ブローチをあけたりしめたりしてみる。
キラキラ光る、石がうめこまれている。
それを指先で触ったり、はじいたりしてみる。
ブローチは、あのとき
目立ちたい 自信ない
小さいときは、もうすこし活発だった。
みんなを楽しませたいし、喜んでほしいから
なんでもやった。
なんでも、決めた。
この頃のアタシは決めることに臆病なんかじゃなかった。
どこからそんなエネルギーがわきでているのか
今じゃ謎なんだけど
とにかく、なんでもアタシの手に収まらないと気が済まなかった。
ある日、友達が学校へ来なくなった。
頭では、あまり考えずに思いついたおもしろいことを