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4以外も書きたいがなかなか筆が進まない

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最近の記事

4の妬み/羨望

4が囚われている感情は妬み、または羨望と云われる。一言でいうと「自分には何かが欠けており、その欠けている何かを埋めたい」と絶えず切望する気持ちのことである。他者には自分の欠けている何かが既に備わっているように思える。 理想には手が届かなくて、満足感を得られずにいる。その満足感を他者は容易に手にしているように思えてしまう。 妬みという単語を辞書で調べると、「自分と他人を比べ、他人の優れた部分を羨み、憎く思うこと」とあるが、エニアグラムでのタイプ4の妬みの説明としては意味が若干

    • 4の個性

      以前の記事で4にとっての個性とは「自分を装飾する何か」だと言及した。 ハートセンターの人はありのままの自分には愛される価値がないという感覚を持ち、その価値を自分で作ろうとする。2は人に世話を焼くことによって、3は自分の得意なものをアピール・主張することによって、そして4は個性を求めることによって。それぞれ自分のイメージ作りに必死といった感じ。 4の個性も一般的な意味と同じく、人とは違う独自性であることには間違いない。それを自分の価値を下げることで生み出している。人より劣って

      • 4の恥の感覚

        明確に解釈が間違えていたことに気付いたので大半書き直した。 ハートセンターの人は自分には価値がないと根底では思っている。自分からも人からもそれを隠したい。自己イメージを作ることによって、自分に価値を感じようとする。自己イメージと自分を完全に同一化すること(=偽のアイデンティティを持つこと)で、自分には価値がないという感覚から逃れようとする。それが恥を避けるということ。 たぶんだけど、ハートセンターの人は自分のタイプが完全に分かるまでは、自分が偽のアイデンティティを持ってい

        • 無人島に持っていきたい5枚のアルバム

          1. Wild Nothing / Nocturneあーこれ、春の昼下がりに聴きたくなる。音が柔らかくてキラキラしている。遠い記憶を呼び起こすような儚さがある。多分無人島に漂着したときはどうやって生きていこうかと気が動転してるはずだから、これ聴いて平常心を取り戻したいとも思うけど、もっと悲しくなるような気もする。でもその悲しみに浸るのも良いと思うね、誰も知らない無人島で独りで。 何度聴いても至高のドリームポップだわ。Spotifyに現在ない。残念CDかレコード買いましょう。

        4の妬み/羨望

          4の自分らしさ

          元々この記事は「4の個性」だったんだけど、解釈が変わったので、自分らしさという趣旨の記事に変える。 4は自分には何かが欠けていると漠然と感じているので、それを補うために自分らしさを求める。自分らしさと個性って何が違うんだろって感じなんだが、ここでは自分らしさは自分らしいと感じるものを軸に形成された何か、個性は人と違った独自性、と一旦定義しておく。 自分らしさとは自分が自分と言えるもの全て、自分にしかないもの、それがあるから自分だと言えるもの。自分らしいと感じるものを軸に、

          4の自分らしさ

          VRの旅で満足できるか?

          近い将来、VRで好きな場所に旅すること、例えばサグラダ・ファミリアなどの観光名所を巡ったり、セーヌ川沿いでの散歩が気軽にできたり、ナポリのレストランでピザを食べたり、地中海を横断してサハラ砂漠へのツアーに参加することができるようになるかもしれない。その地に赴く必要がない、ということは10時間以上もの長距離移動で隣の人のいびきがうるさすぎて寝られないとか、椅子が硬すぎて全く寝た心地がしないなどの不快な思いを一切せずにお気に入りの街にひとっ飛びできるということになるんだろう。

          VRの旅で満足できるか?

          4の本質とは

          まずはこの記事。 ここの記事を去年初めて読んだ時には内容に全くピンと来なかったが、恥の感覚を理解してから読むと驚くほど内容がすらすらと頭に入ってくる。感覚が解る。 4が個性を求めるのはなぜなのか?確かに4にとっての個性とは手段であり、求める結果ではない。それでは何のために求めるのか? この記事には自己認識が希薄とあるが、実存の欠如という呼び方もできる。4は自分の存在をこの世で意識する感覚が過度に欠けている。だから自分の存在を確信できる理由を求める。自分が自分として今ここに在

          4の本質とは

          囚われは本当に無意識にあるのか?

          理論的には4は「平凡を避ける」という囚われを持つが、これは無意識下の欲求である。潜在意識で避けているだけなので、意識上で人と違うものが良いという理由から何かを選択するわけではない。普通や平凡が嫌だとか避けているとは意識上では思っておらず、4の認識としては「自分に適合している」「自分の心に響く」「自分の気持ちに率直なもの」だから選んでいるだけという理屈である。 でもエニアグラムを知る前から欲求を意識上に明確に認識していた人もいるのではないか? 自分の場合は平凡を避けていたと

          囚われは本当に無意識にあるのか?

          4の欠落感

          4は欠けているものを切望する。 この4の欠けているもの、要するに欠落感というのは日常的な欠点とはニュアンスが違う気がしている。人と違って大きく何かが欠けているという抽象的な意味合いがある。漠然としていて何だか全貌は把握できないけどただひたすら欠乏を感じるもの。だから実際的・日常生活で困っている欠点と考えると大きく解釈がズレるのではと思ってる。 この4の欠落感は簡単に改善できるものではない。スキルが足りないだとか、自分の身の回りの日常生活で足りないとかそんな具体的なものではなく

          4の欠落感