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4の個性

以前の記事で4にとっての個性とは「自分を装飾する何か」だと言及した。
ハートセンターの人はありのままの自分には愛される価値がないという感覚を持ち、その価値を自分で作ろうとする。2は人に世話を焼くことによって、3は自分の得意なものをアピール・主張することによって、そして4は個性を求めることによって。それぞれ自分のイメージ作りに必死といった感じ。

4の個性も一般的な意味と同じく、人とは違う独自性であることには間違いない。それを自分の価値を下げることで生み出している。人より劣っているからこそ、人と違う独自性を持っていると考える。要するに否定的なアイデンティティが4の求めてしまう個性。
僕の場合は人間性や感性、何らかの感情に対する感じ方など内面的・根本的な部分で人よりも劣っているという感覚がある。社会的地位や経歴、容姿、能力などの表に見える所では劣っている部分があると思っていても、言うほど気にしていない。そんなの気にしても上には上がいるものだし、働く上で困らなければ問題ないと思えるからかもしれない。能力を高めるのは好きだしね。
この否定的なアイデンティティを個性だと認識していなかった。こういうのを理論的には個性と呼ぶんだと思う。求めているものは欠陥で装飾した自分自身なんだなあ。

だから内面世界の投影としての好きなものや趣味は理論的に呼ばれる個性とは違ってて、自分らしさの追求とした方が正しいかも。
個性を求める=否定的アイデンティティの構築ですね。

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