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ローマの日々 [Daily Romans]

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ローマ人への手紙を日々少しずつ、ゆっくり味わい、瞑想する旅をします。
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#自分

36.ローマ2:17-18 宗教を持っていること、神の義を持っていること

36.ローマ2:17-18 宗教を持っていること、神の義を持っていること

  私たちは宗教の中で、何が善で何が悪かを知るべきだと教えられています。

  どの宗教もそう教えているようです。もちろん、これは真実でしょう。そして実際に感覚的にそれを私たちは知っているはずです。

  ただ問題は、「知っていても実行できない」ことがある、ということです。私たちは宗教的な戒めの知識は持っていますが、知っただけで自動的にそれを実行できるわけではありません。

  もしかしたら、私た

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21.ローマ1:21 神を神としてあがめない

21.ローマ1:21 神を神としてあがめない

万物は神によって創造され、万物は神のもの。

もちろん私たち人間も、のはずです。ところが人間は自分勝手な思いのままに、自分を、そして万物を使ってしまっています。

「このからだは自分のものだ。他の誰も、自分の考えや計画に干渉する権利などない。私が自分ですべきことを、自分のしたいことのように決めていくのだ。もしそれを妨げようとするものがいるなら、たとえそれが神であろうとも、それに対して怒りを向けるの

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16.ローマ1:14−15 私は負い目がある

16.ローマ1:14−15 私は負い目がある

債務者の義務とは何でしょうか?

律法の教えでは、債務者は完済するまで債権者の奴隷です。パウロも同様で、まず自分が神によって贖われ、神に買い取られた「奴隷」であることを認識していました。

そして、パウロは、自分自身がすべての人の「奴隷」であることも自覚しました。だから、「負い目=負債」があると言ったのです。

パウロは、自分の奉仕、つまり福音を伝えることで「借りを返す」ことを義務として強く感じて

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13.ローマ1:9-10 神のみこころに沿って祈る

13.ローマ1:9-10 神のみこころに沿って祈る

“神が証ししてくださる”とパウロは言います。パウロが何をどう祈っているのか、神が他の人々に対して話してくれるのでしょうか?

パウロの確信は、神が祈りを聞いてくださるということ。神は、パウロの願いに関わることについてもご自身のみこころに沿って事を成してくださる、ということです。

実際、パウロがローマに行きたいと計画を立てるようになったのは、神の御霊の導きがあったからでした(使徒19:21; KJ

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