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いい職場とは「切り替えが早い職場」

12月ですね、だぴてぃです。
noteでも年内最後まで駆け抜けていきたいと思います。


いい職場とは?

あなたはどんなイメージですか?

・メンバーがみんな優しい
・いい上司がいる
・福利厚生がいい
・柔軟な勤務体系
・働き方に理解がある

挙げればキリがないほどだと思います。どれも欲しいですよね。

部門責任者を務めてから早くも8年くらいが経ちました。はっきり言って最初の5年間は大失敗だらけです(今も失敗だらけですがw)。それでも8年前の自分をみたら「ほんと、なにやってたんだよ」って思えるので、きっと成長はしているはず。

それでも一貫して8年間ずっと「いい職場とは?」ということを考え続けてきました。たぶん、立場によって、見る人によって答えなんて違うんですこれ。それでもそれを貫いてブレないでやっていくことで見えてくるものがあるはずなんです。

その中で今現在の僕はこう思っています。


「切り替えが早いこと」


一見すると「ん?どういうこと?」と思われるかもしれません。今日はその一点だけを解説してみたいと思います。


トラブルはつきもの

大前提ですが、赤の他人が集まって形成されるのが職場という集団です。いいチームとはいえど、みんな価値観も違うし、考え方、感じ方も違います。たまたま近い感性を持っている人もいますが、基本的にはみんな別の人間ということは間違いありません。

なので必ずトラブルは起きます。トラブルが起きないということは、みんながどこか妥協した状態で仕事しているので生産性が低い職場とも言えます。大なり小なり、トラブルがあって、それを乗り越えるために考えるからこそ成長できるんですね。

ただし、ここでいい職場と悪い職場の分かれ目があるように思います。

悪い職場というのは、トラブルをいつまでも引きづります。重箱の隅を突くような、ずっと根に持っているような女々しい陰口を言っているメンバーが多いんです。

対していい職場というのは、トラブルはあった、でもそれは仕組みが悪いからそうなっただけだから、そうならないためにどうしたらいいだろうか?と考えて、トラブルは過去のものとしちゃう組織です。

どちらがいいかなんて一目瞭然ですよね。


切り替えの速さが大事

トラブルからの切り替えが早ければ早いほど、いい職場です。終わったことをいつまでもグチグチとねちっこく犯人探しみたいなことをやっているのは、本当に時間の無駄ですし、何より空気を汚します。

個人的にはここはかなり意識していて、メンバーが何かミスをしても、それが決定的なものだったとしても「そっか、じゃあどうしようか?」と原因より先に対処をしていきます。どのみち対処の過程で原因を探ることにはなるので。

そして絶対に怒りません。これも切り替えるには重要だと思っています。世代的に怒られたら〜とかは関係なく、シンプルに「怒る=時間の無駄」だと思っています。

もちろんミスしてしまったことは振り返って是正していくことになりますが、それは後からでも十分に間に合うことです。とにかくミスを引きづらない。スポーツの世界では攻守が入れ替わる瞬間を「トランジション」と呼んだりしますが、まさにトランジションを素早くして、チームを、タスクを前に進めていくことを優先します。

こうして作られたチームは、良い意味でミスを恐れないようになっていきます。なので思い切った仕事ができる様になってきて、個々がチャレンジングなスタンスになります。結果、成長もブーストされる。

個々の成長には環境要因がものすごく大きいです。そこだけにフォーカスするわけではないですが、ミスしたときのトランジションの速さはチームの成長をも加速させます。


リーダーのスタンスが大事

ここまで切り替えが大事だよ、ミスしてもネチネチしないことが重要だよってお話をしてきました。

わかっていてもしてしまう……って方はきっと、ミスした人をストレスの捌け口にしたいだけです。責めてもいいことなんて本当になにひとつありません。なので今この瞬間から改めることをオススメします。

ミスを恐れない組織というのは、一般的には心理的安全性が高い職場と言われます。すっかり定着してきた言葉ですね(当院は今さら心理的安全性がどうのという低レベルなことをやってますが)。

こういう組織をつくるためにはリーダーのスタンスが何より大事です。

トップ自らがメンバーを責めるようでは、いい組織なんて作れません。叱ると怒るを勘違いして捉えているとこうなりますね。ミスしてもカバーする、前に進める。これを繰り返していると、メンバーもそれに応えてくれるようになっていきます。

もちろんリーダーがちゃんと責任から逃げないことも大事です。これがないと結局メンバーは怖くて仕事できなくなりますから。その上でミスからの切り替えを重視すると、ミスした雰囲気をチームに蔓延させないで済みます。その結果、普段通りに仕事ができるようになり、自ずといい仕事ができるようになるんですね。

メンバーにも恵まれる必要性は多少はあるかもしれません。でもそれ以上にリーダーのスタンスというのは、メンバーはかなり観ています。背中で見せるという感じにも似ているかもしれません。


ひとつの要因に過ぎないけど……

いい職場を作る=ミスしたときの切り替えを早く
というのはいいチームを作る要素のひとつにすぎません。

でもだからこそです。

こういう小さなことを着々と積み上げることで、いい職場を作れるようになっていきます。100%の完成度を作る!というより、100%に近づけるためにはどうしたらいいだろう?という気持ちでいることが大事です。

このようなTipsを書いてきて5年くらいになります。よければこちらのマガジンも読んでみてくださいね。

ではまた!


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だぴてぃ
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