NPB セ・リーグ 2024 巨人×広島(2024.8.21/22)観戦レポ
久々のNPB観戦レポです。
首位攻防決戦第2戦・第3戦を現地観戦。
カープは今シーズン最後の東京ドーム3連戦。
第1戦 東京ドームにて巨人を破り、ゲーム差を2.0としました。
その後の2戦の攻防、どうなるか。
※第2戦は広島敗戦のため、ごく簡単なレポートにしてあります。笑
●第2戦は巨人が勝利。第2戦で1勝1敗。ゲーム差は再び1.0へ
広島は床田投手、巨人はグリフィン投手の投げ合い。
両チームとも出塁はあるものの得点をさせない展開。
4回の広島は1アウト2・3塁で得点のチャンスがあったが、得点ならず。
締まったゲーム運びで終盤へ。
7回表 広島 坂倉選手の一発で6回までの均衡を破りカープファンのゾーンは大盛り上がり!
もちろん、宮島さん大合唱。
あとは7回裏からしっかり投手陣が援護できれば…
などと思っていたが甘かった。
8回に継投したハーン投手が巨人 岡本選手の一撃(3ラン)を浴びてしまった。
残念ながらそのまま試合終了。
首位攻防戦は1勝1敗。ゲーム差は1.0
第3戦へ向かうことになりました。
●第3戦は広島が2-1で首位攻防戦を制す!ゲーム差2.0へ
広島アドゥワ投手は巨人に打たれるもピンチを凌ぎながらのピッチング。
戸郷投手は8回まで無失点。
昨日の試合に続き、互いのチームに得点が入らない締まったゲーム。
8回表までの展開は省略します。笑
8回裏は好調巨人浅野選手を打ち取ってなんとか9回に繋げる。
9回表。
巨人の外野は完封を期待する大きな戸郷コールを送るが、広島の応援はここから転機を迎える。
まずは「絶対勝つぞ、カープ」の応援から、野間選手がノーアウトで3塁へバウンドの高い絶妙なヒッティング。
泥臭い。
そして、矢野選手。
確実なバントで、野間選手が2塁へ。
さらに、小園選手。
ここで、広島のチャンテ「チャンス・スーパー」
得点チャンスに行われる広島の攻撃的なとっておきのチャンテ。
このチャンテはカンフーバットを鳴らさず、拍手と手と腕の動きで応援します。
これ、サッカーのチャントとアクションが似ているところがあるので個人的に大好きなチャンテです。
「命かけた勝負の舞台!恐れずに進め!」
皆さん立ち上がり応援。
食らいついて2塁ベース横をすり抜けるヒット。
土壇場で同点!
ここで完封目前にした戸郷選手は大勢投手へ交代。
チャンテは一気呵成に「攻めろ!広島」に。
ここで逆転はならなかったものの、広島同点で9回裏へ。
後半細かな継投で来た広島は9回裏、島内投手へ託す。
巨人立岡選手をセンターフライで打ち取り、丸選手に対して四球。
吉川選手に対しては2ストライク先行で追い込み、レフトフライで打ち取る。
さらにオコエ選手。丸選手に盗塁されたものの、ここまで来ると打ち取るか打ち取らないかの世界。
2ストライク1ボールまで進めたが、その後、三遊間にシングルヒット。
2アウトランナー1・3塁となり、島内選手続投で岡本選手を迎える。
ここは粘ってサードゴロに打ち取り、延長戦へ!
10回表、巨人は3人目ケラー投手へ継投。
1番手はいいところなしの中村選手。ここは平凡なライトフライで1アウト。
「始まりの鐘が鳴る」菊池選手が2ストライク3ボールから粘って四球。
そして、代打 秋山選手。
2ストライク2ボールから上手く合わせてライト方向へ2ベースヒット!
2塁3塁となり逆転のチャンス。
さらに代打上本選手が登場。
今日は誕生日。
皆でハッピーバースデーソングを大合唱し、盛り上がる。
残念ながら浅いセンターフライとなり、タッチアップでのホーム帰還はできず。
そして矢野選手。
広島とっておきのチャンテで今日一番の盛り上がり、「極チャンス」
〝輝くゴールを目指し男は極(き)めるべき時がある
どでかく赤い魂燃やせ ぶちぶちかませよー! ぶちぶちかませよー!
おっ!・まっ!・えっ!・がっ!・決めろ、矢野!”
でレフト方向へ流し打ち!勝ち越しタイムリーで逆転!
広島のチャンテは幅広く、盛り上げ方がうまい。
そこに乗る選手。プレッシャーを受ける相手投手。
そんな感じです。
小園選手は粘るが、センターフライで打ち取られる。
巨人ライト外野ファンの応援はワントーン下がる。
盛り上げチャンテのパターンが少ないのでいざという時の応援はなかなか厳しいと感じました。
10回裏は栗林投手が登場。
大城選手への1投目でライトへ大きなフライ。
難しい飛球でしたが、末包選手が走りながらジャンピングキャッチ。
このフライのキャッチは難度が高いもので、抜ける可能性があっただけに末包選手の大ファインプレーといえます。
このプレーで展開が変わった可能性があるだけに、この試合最も大きなポイントとなったシーンとなりました。
その後坂本選手を1球でショートライナーを打たせて仕留め、最後は門脇選手を3振に打ち取りゲームセット!
首位攻防戦に相応しい競り勝ち方。
東京ドーム首位決戦3連戦は広島2勝1敗で幕を閉じました。
これからまだまだシーズンは長いのですが、東京ドーム最終戦となるこの試合でゲーム差を再び2.0にして次へ。
飛び抜けた選手がいない広島はチーム戦で首位堅持。
現時点で試合消化数が少ない広島は、負けをいかに少なく持っていけるかがセ・リーグ優勝に必要。
優勝に向けて期待が一層高まる観戦となりました。
●首位攻防戦 東京ドームの様子
首位攻防戦の東京ドーム。
この試合でいただいた「野球で遊ぼう2024」という冊子。
ほぼ日刊イトイ新聞が監修するスペシャルプログラム。
選手のイラストの掲載や、野球ファンの本音アンケートなど見どころ満載。
良いプログラムをいただきました。
ドーム内部へ。
残念ながら、試合中盤に入っても空席が目立ちました。
しかし、広島のファンはレフト側の内野指定席から外野に多く参戦。
関東カープファンの応援は熱かった。
私たちは、ビジター内野応援席というエリアで、ポール際のカープファンのみが応援できるゾーンで観戦。
広島のチャンスは少なかったものの、なんとか最小失点に抑えて我慢していたため、試合の流れから今日は逆転の匂いがあると感じたのでしょう。
9回表・10回表から立ち上がっても良いビジターゾーンの観客が立ち上がり声を上げて応援に。
そういうことなら任せとけ!笑
私もチャンテとカンフーバットで大声援。
通路を挟んだ巨人ファンがびっくりしていましたがそんなことは構わず。
応援権利はあるので、問題なし。
こういう場面でサンフレもそうですが、カープ戦でも一気結束する感じ。
戸郷投手相手では勝てないかな…という雰囲気はありましたが、外野と隣接するビジター応援席は諦めていませんでした。
そんなファンの大応援の後押しもあってか執念のヒット。
そこから10回表への展開。
巨人はヒットの数で広島を大きく上回り、それなりに盛り上がっていたが、結果的に1点止まり。
巨人に点を取らせない、広島は少ないヒットでここぞで点をとる。
広島の勝ちパターンのひとつなんでしょうが、この試合では見事に実現しました。
そして移動日なくすぐにホームマツダでの阪神戦。
サンフレもカープもリーグ優勝へ。
広島のプロスポーツは今年、熱く盛り上がっています。