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人と接することって難しいですよね

人生、そこそこ長く生きているのに最近つくづく思うことがある。人と接することって、こんなにも難しいものなんだなあ・・と。自分の思いは話さないと伝わらない。けれども、話し方やアプローチの仕方を間違うと、途端にしっぺ返しが待っている。だから波長の合わない人には、結局、重要なことは話さなくなる。その人とは疎遠になる。疎遠になればなるほど苦手意識が醸成される・・。その繰り返しと閉塞感が最近特に強くなったように感じる。たとえ自分をさらけ出して相手に飛び込んでも、相手がスルリと見向きを変えると自分の前には無人の世界が広がるばかりだ。そこには、空しさしか残らない

本当は、自分は人嫌いなのかもしれない

自分の個性を発揮することは自分を表現する最大のパフォーマンスだと思う。しかし、その個性を発揮することを良しとしない公務員という土壌で約30年間過ごすうちに、すっかりと自分の価値観は変わったように感じる。それは、今自分が個人事業主になって初めて味わう感覚。出る杭は打たれないように、自分の考えをひたすら隠して人(特に上司)に合わせていくことが人生の処世術であるという、これまで強烈にたたき込まれてきた価値観。個人事業主になって、自分を表現する方法をすっかり無くしてしまっている自分にふと気付くことがある。相手に対してどのようにアプローチして自分の考えや伝えたいことを表現していくのか。どのように話していくことが最良なのか。迷い、悩む日々。「自信を持って接する」ことの難しさを痛感する毎日だ。

ネガティブな感情を打ち消すためのマインドコントロール

最近、チャンネル登録をして配信を楽しみにしているYouTube動画がある。その人も自分のメンタルの弱さを克服すべく、いろいろなメンタルトレーニングを重ねた結果、現在に至っているとのこと。人間は感情の動物だ。全てをクリアにすることは不可能。ならば、それらのネガティブな感情を薄めたり、違う方向に気持ちを持って行くことが大事だと力説する。全くそのとおりだと思う。
では、自分はどうか。ネガティブな感情を別な方向に持っていく技術や感情表現ができないから、より一層ネガティブ感が増大する。いわば、コントロール方法を知らないからこそ、ネガティブ感のコントロールが働かないのだ。これまでの人生におけるネガティブな場面や状況が、濃淡はあるものの、消えることなく長年にわたって蓄積されてきているトラウマがあり、なかなか、考え方の方向性や発想の転換ができないでいる。とりわけ、対人関係においては、一度関係性が悪化すると、その関係性を断ち切ろうとする防御本能が働き、接すること、そのものを排除しようとする気持ちが強く働くさわらぬ神に祟りなし!の発想。いわば、関係性のリセット感が強く働き、悪化した関係性の改善というデータの更新・上書きをするという感情のコントロールができない。マインドコントロールが働かないのだ。
前出のYouTuber曰く「こんなことで悩んで問題が解決するのか」「そもそも、今の感情を引きずって相手との関係性が改善するのか」「こんなことは、宇宙レベルで考えれば一握りの感情にすぎない」と、ある意味、割り切りと良い方向性への感情の置換が重要だ!と、指摘する。大いに参考になる視点だと思う。長年蓄積されたトラウマと圧倒的なネガティブ意識に凝り固まった自分のマインドをこれから変えていくことの難しさ。他人との関係性をポジティブに捉えていくことの難しさ。人と接すること、社会と向き合うことの難しさ、を痛感する毎日である。
やっぱり、本当は、自分は人嫌いなのかもしれない・・おっと、ダメだこりゃ!ネガティブ感を繰り返すのは、もうやめよう。


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