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スキになる 6

私たちは生まれた時に「スキ」を見つける旅に出た。
そう言葉にしたら、谷川俊太郎さんの有名な詩、
「さようなら」の一節を憶い出した。

ぜひ原文に触れてみてほしい。

一番「スキ」を見つけたら、それを大切にして生きる。
つまり、私たちはそれを見つけるために生きる。
現代詩の巨星が綴ったこのルミナスライン(輝きを放つ一節)は、
そんなふうに人生を捉え直すことを促してくれる。

人生のことを英語で"Journey(旅)"と表現することがある。
生きていることは、それすなわち「旅」だという考え方だ。
「旅」という意味の英単語には"Travel" "Trip" "Tour"もある。
Journeyだけニュアンスが違う。"Jour(日=時の流れ)"が入っている。
時間をかけて状態が変化や変容していくことを比喩的に表現するのが、
Journeyという言葉だ。

日々こそが、旅。
「スキ」を見つけていく旅。
じゃあ、その旅の最終目的地ってどこなんだろう。

続きは次回

若い頃に希死念慮で苦しんでいた私は自殺未遂とうつを繰り返してきました。でも人生は苦しむためにあるのではない、という当たり前のことを心底感じられるようになった今、自分にできることをしたい。あなたのサポートがそれを後押ししてくれます。一緒にこの世界を輝かせていきませんか?