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北欧旅:ダーラヘストとRed Cross shop

はじめに

*このシリーズは、「である調」で書かれています。ご了承ください。また、はてなブログで掲載していたものを、再掲載しております。

今回紹介するのは、国際学会に参加するためスウェーデンのルンドを訪れた際に、ひょんなことから道中のデンマーク首都コペンハーゲンにて購入した、スウェーデンの伝統工芸品ダーラヘスト(Sweden Dalahäst、別名ダーラナホース)である。

ダーラヘストとは?

ダーラヘストは、スウェーデンのお土産として最も有名である。

スウェーデン・ダーラナ地方発祥の伝統工芸品であり、簡単に言えば「ペイントされた木彫りの馬」である。今では、縫いぐるみ化もされており、スウェーデンといえばダーラヘストと言っても過言ではない。

幸運を呼び込むお守りのような扱いもされているが、元々は子供の玩具であったと言われている。典型的なものは、全体が赤く塗られており、日本で言うところの「会津の赤べこ」に立ち位置が似ている気がする。

購入したダーラヘスト

私が購入したダーラヘストは、赤く塗られているものではなく、より素朴なデザインである(下の写真参照)。

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こちらを購入したのは、スウェーデンではなくデンマークのコペンハーゲンである。スウェーデンのルンドからコペンハーゲンまでは、電車で40分ほどかかる。

スウェーデンに行くのであれば、多くの場合ストックホルムに行くことになるが、国際学会が開催されたのはルンド大学であった。ルンドはスウェーデンの南端の方に位置するため、最短ルートは以下のものとなる。

 ・飛行機で東京 → コペンハーゲン,
 ・電車でコペンハーゲン → ルンド

ルンドは小さくて非常に美しい町であるが、そこまで観光する場所はなく、やはりコペンハーゲンに足が向いてしまった。

私は古着や雑貨などが好きなので、コペンハーゲンにあるセカンドハンドのお店をぶらぶらと巡った。そこで、上のダーラヘストと出会ったのが、Red Cross shopというお店だった。

Red Cross shopについて

Red Cross shopは、世界中に点在するセカンドハンド店である。コペンハーゲンにも多数存在する。この系列店(あるいは店のオーナーが自発的にRed Cross Shopとしての看板を掲げているのか?)は、売り上げの一部を赤十字社へ寄付し、赤十字社の活動をサポートしている。

このことを事前に調べて知っていたため、コペンハーゲンに着くと足早にRed Cross shopへ向かった。やはり、モノを大事にする意識と赤十字社への支援という重要なコンセプトの組合せには興奮を抑え難い。しかし、要らないものを買い込むわけにはいかない。

ゆっくり吟味していると、突然なんとも愛らしくアンティークな雰囲気の馬の置物が目に入った。すぐにダーラヘストであることに気づき、そもそもルンドの学会に参加したわけだから、このダーラヘストを買う以外私に選択肢はなかった。

Red Cross shopの経営方針と相まってか、お土産を買っただけなのに何か良いことでもしたかのような気分で帰路に就いた、そんな旅であった。


Dr. モンブラン
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 https://note.com/dr_montblanc/n/n5fa8a3d1563d
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