映画「コンスタンティン」とインナーチャイルドの法則 その5
前の【映画「コンスタンティン」とインナーチャイルドの法則 その4】をアップしてから、あっという間に1か月半も経ってて、自分で驚きました。
まだまだ先は遠いので、前置きにあまり時間をかけないでいきましょう。
今日は17分24秒から。
メキシコの教会跡で見つかったロンギヌスの槍をもった男が
アメリカとメキシコの国境のネットを飛び越えるところからです。
あの飛び越え方、あの男にすでに何かが取り憑いているのがわかります。
そして彼が歩くと、その周りにいる牛がバタバタと倒れていきます。
【牛】
大かたは神聖なシンボルとして用いられます。
滋養と食養。
愛に支えられている状態。
母性。
神聖なシンボルの牛がバタバタと倒れていきます。
この男が取りつかれた悪魔がロンギヌスの槍を手に入れるとどうなるか示されているシーン。
愛に支えられない状態が現れるという前置きに見えます。
そして次のシーン。
レコードをかけ、BGMが流れる中ビーマンが新たに調達した武器を説明するシーンです。
ビーマンが説明を始める前にコンスタンティンがタバコを消します。
説明された武器は
・法王暗殺未遂に使われた銃弾の欠片
・ヨルダン川で汲んだ聖水をつめたアンプル
・悪霊の館のキーキー虫
(悪魔にとっては黒板を引っかく音)
・ドラゴンの息
ここで気になったのは、レコードをかけるところを意図的に見せてること。
BGMだけでいいなら、わざわざレコードをかけるところを映す必要もないのに、わざと映すというのはメッセージと捉えます。
【レコード】
あなたは相変わらず、今までと同じ調子、同じプログラムで演奏しています。
同じところをぐるぐる回っています。
少しも前進していません。
壊れたレコードのような音を出しています。
あなたが演奏しているものに、心傾け、黙想し、意識を上げなさい。
そうすれば、あなたの奥深いところの音楽が聴けます。
という意味なので、音楽を調べてみる。
【音楽】
治癒。
人生の創造的流れ。
喜びに溢れ、高揚感のあること。
内なる調和、平安、恵み。
【タバコ】
おしゃぶり。
子供にとっての親指みたいなもの。
あなたがそれに価値づけをしなければ、
値打ちのないもの。
例えば、
リラクゼーション、
あるいは、
神経エネルギーを静めるもの。
不必要で害となるもの。
効きめのない手段。
【ドラゴン】
クンダリーニ・パワー。
ドラゴンの口からの火は、否定的な考えを浄化し、幻想を一掃します。
竜退治は、恐怖に立ち向かい、恐怖を追い払う意味です。
高いレベルの気づきに目覚めることができます。
ここは読み解くのが難しかった。
色々エッセンスになるものが出てきて、一つでも抜けると意味が通じなくなる。
だから観直してはエッセンスを拾い出し、また観てはエッセンスを拾うを何度もくり返して、ようやくて読み解けた。
~ メッセージ ~
自分がやっていることの意識を上げなさい。
それが内なる調和、平和につながる。
効き目のないものは消し去りなさい。
さすれば、人が本来持っているクンダリーニの力で、ネガティブな思考を焼き払い、幻想が消えます。
という感じかな。
『ドラゴンの息』は手に入らないかと思っていたというほど貴重なもの。
人が本来持っている生命力『クンダリーニ』を示唆されているよう。
「私たちはたやすく取り憑かれるが入口にされることはない。
人間は操れても人間の世界にはもぐりこめないよ」
というセリフに対して
「古文書を当たってくれ、前例があるかもしれない」
と返す。
この意味はのちのシーンに譲るとします。
そして最後に、コンスタンティンが調子が悪いというのを聞いて、ビーマンが薬を渡す。
【薬】
プラス要因としては、身体の不調にバランスを取り戻し、治療するのに用います。
でなければ、人生からの逃げ、外的状況に対し麻痺してること。
不自然な手段方策で悟りを追及しています。
レコードから始まる一連のシーンの流れから、
~ メッセージ ~
これらの流れでバランスを取り戻すということを示唆されている
と読み解くのがいいかな。
次回は、教会でガブリエルが登場するシーン(20分00秒)から。
もうちょっとマメにやらないと年越してしまうかも…
今回使用したのは
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