見出し画像

「不登校は不幸じゃない、幸せでもない」by少年革命家ドラぽん

はいさーい!今日は日本である革命を起こそうとした少年について徹底的に分析していきたいと思います。

少年革命家ゆたぽんとは?

今、日本で一番有名な不登校です。彼は10歳にしてYoutuber兼ラジオパーソナリティという肩書を持ち色んな意味で物議を醸すスーパーキッズです。彼が一年前に投稿した動画「不登校は不幸じゃない」が今、ネット上を震え上がらせるほどの話題になっています。

この動画では彼が小学3年生の時に不登校になった経緯を振り返り、彼の夢も語っている。

僕は3年生の1学期くらいから不登校になりました。なんで不登校になったかと言うと周りの子達が”ロボット”に見えたからです。なんでロボットに見えたかと言うと親の言うことと先生の言うことを「はいはい」黙って聞いてたからです。
なんかおかしいな?と思って僕は宿題がやりたくなくなって、やらなくなりました。
じゃあ、先生がやりなさい!って言ったけど、僕はやりたくないからやりませんでした。
じゃあ先生が居残りさせて、僕を叩いてきて、それで先生と話し合って先生は叩いたのに叩いてないって嘘つくんですよ
でパパとママも怒って、それで先生も宿題をやらんでいいよって言って
それで俺は学校に行ったら、休み時間に宿題をさせられて話が違うやん!と思って友達と遊ぶ約束してて遊びに行ったら「宿題やってないやつと遊ばへん」と言われて、いやいや話違うやん!約束違うやんと思って
俺は悔しくて悔しくて宿題と遊びは関係ないやん!でも俺は、そこで宿題をしてたら俺までロボットになってしまうって思ったから俺はもう遊ばなくなって。それでパパとママも学校に行きたいときに行っていいよって言われてそれで昼飯だけ食べにいったら、友達に「お前だけ凄いなぁずるやん!」って言われて宿題と遊びは関係ないやん!でも俺は、そこで宿題をしてたら俺までロボットになってしまうって思ったから俺はもう遊ばなくなって。 それでパパとママも学校に行きたいときに行っていいよって言われてそれで昼飯だけ食べにいったら、友達に「お前だけ凄いなぁずるやん!」って言われていや「セコいやんズルいやん」言うならお前らもやったらいいやん!   それで周りがロボットに見えて僕は不登校になりました。

要約すると

先生の言うことを「はいはい」と聞いている同級生がロボットに見える。 ↓                                 ゆたぼん君は宿題がやりたくないので宿題をやらなくなる        ↓                                 先生が怒ってゆたぼんを叩き居残りをさせる              ↓                                 それにパパとママも怒りゆたぼんは先生公認で宿題をやらなくても良くなる↓                                 同級生に「宿題やってないやつと遊ばへん」と言われる         ↓                                 パパとママに学校に行きたいときに行っていいよと言われる  ↓                                 昼飯だけ食べにいったら友達に「お前だけ凄いなぁずるやん!」と言われる↓                                 そんな同級生がロボットに見えて彼は本格的に不登校になる。

ネットでは「宿題をやりたくないから不登校になった」という部分がピックアップされて炎上しています。正直その部分だけ見れば9割以上批判が殺到するのは避けられないのは事実です。擁護する点を考えてみましたが、怠慢な高校生のぼかぁでも何も思いつかなかった・・・。

彼は不登校は不幸じゃないと動画で言っています。宿題をやるのが苦痛でし仕方なかった状態は不幸そのものです。その後自発的に学校に通わなくなって宿題も無くなり毎日ある一定の苦痛を逃れた彼は不幸では無いでしょう。

今は

というわけで自己紹介が遅れました。

少年革命家ドラぽん(17歳)です~!

ゆたぼんと僕とは色々と共通点がございまして

1.Youtuberであること

ゆたぼん君は登録者一万人超え、僕は登録者五百人超えの著名人です。

2.不登校であること

ゆたぼん君は現役不登校、僕は元不登校です。

3.麦わら帽子を被っていること

僕のはスゲですけどね笑

ゆたぼん君の考えは個人的に好きだけど、10歳だから中身が薄すぎるので僕が勝手に代弁してみます。

僕は中学生の頃、ほぼ学校に行かずに同級生がシャーペンを握っている間、毎日キーボードを打ち込んで引きこもっていました。ある一定の苦痛から逃れて、自分の好きなものに打ち込むことはゆたぼん君が言っている通りまったく不幸じゃなかったです。

ですが

不幸じゃない=幸せでもない

ということ。学校に行かない選択肢を取ることは、同い年の子が当たり前の様にする体験の欠落です。修学旅行に行っておけばよかったとか、真面目に部活動に打ち込みたかったと考えたって義務教育は後から体験することは出来ないです。

そして学力の問題、彼は10歳の頃から学校に行っていない。それは分数の簡単な計算すらできないまま大人になるということです。

もちろんフリースクールや自宅学習という選択肢をとっている可能性もありますが、宿題が苦痛な子が自発的に学習するでしょうか?

どんなに宿題が苦痛な子でも学校に行ったら授業には参加すると思います。そこである一定の知識は吸収できるでしょうけど、不登校になってしまっては彼の知識は停滞したままです。

以上のことを踏まえて不登校は本人にとっては不幸じゃない、幸せでもない

というのが僕の考えです。

ゆたぼん君は学校に行って親や先生の言うことをハイハイ聞いている輩がロボットに見えたと言っています。ならば日本人の97%はロボットですね。

これは彼が導き出した自分の不登校を正当化する理由の様に思えます。

不登校っつーのは自分が異端である現実となかなか向き合えません。故に自分が学校に行かなくなった理由を正当化しようとします。自分もそうでした。だからこそ彼の気持ちが痛いほど分かります。

不登校経験者として彼のことを考えると、同情できる部分もあるけどそうでない部分もあります。10歳のまだ経験の少ない子を集団でネットリンチするツイッタラーや、コメント欄で彼に対する中傷を繰り返している人達の様に彼を一方的に叩きたいわけではありません。

ゆたぼん君は不登校や学校に行きたくなくて苦しんでいる子を救いたいと言っていました。これは100%無理です。理念は素敵ですが彼が唱えていることは自分の不登校を正当化するための綺麗事であり。彼には不登校を救うための経験や知識がまったくありません。少なくとも昔の僕は彼には救われなかったです。

ぼかぁ自身もそんな想いを持って昔、不登校や引きこもりが集まるDiscordグループを立ち上げました。

結果、人は集まるには集まりましたがお互いの傷を舐め合うだけの甘っちょろいグループでした。お互いが学校へ行かない理由を正当化して雑談するだけです。そんなグループがもしあったとしても、それは不登校や引きこもりに対しての救済には何も繋がらないと気づいて僕はそのグループを削除しました。

もしそのグループが最高に楽しい居場所であったとしても、不幸じゃないけど幸せではないのです。

それじゃあゆたぼん君はどうしたらいいのか?小1時間考えてみました。

1番良いのは不登校でも一生懸命勉強して心理カウンセラーや教育者になって直接不登校を救うことでしょうか?

革命家を名乗るなら政治家になって世の宿題を無くすことをマニフェストにするのも良いでしょう。

結局Youtuberのままなら声だけで直接不登校を救うことは不可能です。

人を動かすならそれなりの理論が通った言葉が無いと誰も興味を持ちません。現状、彼の言葉に批判が殺到しているのは支離滅裂で薄っぺらい大義名分しかないからでしょう。

ここまで批判している記事を書いていますが、僕は彼の考えは支持しています。だけどその考えに基づいた行動や言葉が薄っぺらい所に不満を感じます。10歳の子だから仕方ないだろうけど、彼が余計に傷つかないためにもまだこんな形で世の中に出るべきじゃないと思うのです。

以上が元不登校なりに考えたゆたぼん君についてのレポートです。

ご精読ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?