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20220208|小説 どこかでベートーヴェン 読了。ラスト一行の衝撃!

本の帯に書いてあったんです。

"どんでん返しの帝王"が仕掛けるラスト一行の衝撃。

なんとなく目に入っていたけど、期待してなかった。
というか、本は一気読せず
毎日ちょこっと読み進めをしているので、
読み初めから、しばらく経ってしまう。
だから衝撃は、覚えてなかった。

昨日、ラストの章を残して読むのを辞めた。
だから間もなく読了、という記事も書いた。

仕事を終えて、夕飯までの時間
相変わらず中山七里さんの文はするすると読めるから、
読めるとこまで読んじゃおうと。
我慢できなかった。

なんて切ないベートヴェンなんだろうな。
いつも思う。
何故、音楽と殺人なんだろ?
それが面白いからシリーズになっているんだろうな。
そう思いながら読んでいた。

推理小説だったり映画だったりに登場する、
謎に満ちた犯人。
きっとみんなは、
誰なんだろう?
あの登場人物かな?
そう思ってハラハラドキドキと推理したり想像したり。
そう楽しんでると思う。

僕はあまりそう考えない。
探らない。
というより、そこまで思いもつかない。
ありのままで読み進める。
探らないし想像しない。推理もしない。
だから犯人が名乗るとびっくりする。

けど、今回はそうでもなかった。
何故かね、サラッと分かってしまった。
そしてその通りだった。
「あれ、なんだ?想像通りだな。。」
肩透かし食らった気持ちで居たけど、
ラストで鳥肌った。

「なんだと〜〜〜!?」

いやぁ、鳥肌った。
ラスト一行の衝撃って、僕の中では嘘ではなかったよ。

と同時に、
岬洋介の、こんな高校時代の思い出を知ったから
前作、いつまでのショパンの
ショパンコンクールに挑む気持ちには感動する。
本作を読んだからこそ、前作の内容がぐっと深くなる。
シリーズだからこその楽しみ。
前作を知っている人への、ご褒美みたい。

もう一回、いつまでもショパン読みたい。
この、もう一度読みたい気持ち、いいなぁ。

次回作は「もういちどベートーヴェン」
あと、「合唱 岬洋介の帰還」か。
これでシリーズ、終わりなのかなと調べてみた。

なんだと!?!?!?
2021年12月に出てるの!?
新刊!?
おわかれはモーツァルトですと!?
読みたい!!
なんという事だ!
もう次読みたい本、決まってるのに!
全然違う本選んで用意しているのに。。。
読みたい本が一気に、3冊増えてしまった。

遠いよ、
読みたい本を読み切る日って。
本当に遠い。

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