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動物の問題

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2024年3月の記事一覧

世界の動物運動から⑤不完全さをシェアする【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】

世界の動物運動から⑤不完全さをシェアする【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】

*④の続きです。

友達を運動に巻き込む方法
関 わたしは今26歳くらいなんですけど、どうやって友達をヴィーガニズムや社会運動に巻き込んでいけるかなと考えます。小中学校は普通の公立高校に通ってたんですが、教室の中でさえ自分の意見を言えない子ばかりで、ちょっとでも目立つと気まずい雰囲気になったり、変な目で見られたりする環境がありました。クラスの中の1人や2人が、レナさんやわたしみたいに何か表現を始め

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世界の動物運動から④アジア諸国での比較【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】

世界の動物運動から④アジア諸国での比較【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】

*③の続きです。

運動と資金の問題

生田 活動とお金の問題は非常に大きな問題だと思います。僕は主に野宿者ネットワークで活動しているんですが、基本的に全部ボランティアです。寄付の他は、寝袋を買うための助成金を取ったこともあるぐらいで、活動は無給です。これはいい面も悪い面もあって、もらうお金がないと、紐がつかないので自由にできる。行政への批判とかは気にせずできる。一方で、フルタイムで活動することが

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世界の動物運動から③カナダ編【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】

世界の動物運動から③カナダ編【ゲスト:アニマル・アライアンス・アジア】

*②の続きです。

批判的動物研究

——では次にかほさん、ヴィーガンになった理由や、活動の経験について教えてください。

かほ わたしは日本の岐阜県で生まれ育って、高校を卒業後にカナダに留学して、それからずっとカナダに住んでいます。ヴィーガンになった大きなきっかけは、学部生のときに社会学を専攻していたんですけど、社会学ではいろんな社会問題を扱うので、人種差別や性差別、資本主義や植民地主義によって

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