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我が家に赤ちゃんを自動であやしてくれるベビーベッドがやってきた

赤ちゃんの寝かしつけにお困りの方はこちらのネントレの記事もぜひご覧ください。

ここシリコンバレーはとても面白い街です。IT企業がひしめき合っているだけあり、テクノロジーで悩みを解決しようという考えが浸透しています。

こんなシリコンバレーで最近流行っているベビーベッドがあります。SNOO(スヌー)というベビーベッドで、なんと赤ちゃんを自動であやして寝かしつけてくれるのです。お値段なんと13万円!高い...。

我が家は最初普通のベビーベッドを使っていたのですが、ネントレがうまくいかず、夫婦で睡眠不足になっていたので、他のママ友の勧めを受けて思い切って SNOO を使ってみることにしました。生後6ヶ月までしか使えないものなので13万円を出す勇気は出ず、レンタルプログラムを活用することにしました。レンタルであれば、月々1万円ちょっとで借りられます。(それでも高いので我が家はしばらく悩みました)

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早速家に届いたので、組み立てます。組み立てるのは足をつけてコンセントを差し込むだけなのでとっても簡単です。デザインはとってもおしゃれで、家に置いているだけでワクワクします。

ベッドと一緒にスリープサック(寝かせる時に着せるベビー服)がついてきます。実はベッドよりもこちらのデザインの方が秀逸なのでは?というくらい良いです。内側にマジックテープがついていて、これで赤ちゃんの腕を固定し、ファスナーを閉めるとおくるみで巻いたような状態になります。

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そして、スリープサックには翼のようなものがついており、それをベッドにはめて使います。赤ちゃんが仰向けで固定されるようになっているので、乳幼児突然死症候群のリスクが低くなると言われています。

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電源を入れるとゆらゆらと揺れ、ホワイトノイズが再生されます。このぎゅっと包まれている状態、心地よい揺れ、ホワイトノイズの音によってお腹の中にいた時と近い感覚を作り出し、赤ちゃんを落ち着かせるようです。

赤ちゃんが泣くと、泣き声を感知し自動的に揺れを調整したり、ホワイトノイズを変えてくれます。

▼実際の動き方は公式のYouTube動画を見てみてください。

実際何がすごいのか?

このベッド、3つの良い点があります。

1. すぐに泣き止む
2. 眠りが深くなる
3. 乳幼児突然死症候群のリスクが低くなる

前述した通り胎内にいた時と近い状況を作ることで、人の手が必要な理由(ミルク、オムツ、げっぷなど)で泣いている時以外はこのSNOOが泣き止ませることができるというのが売り文句です。

そして赤ちゃんが落ち着く環境を作ってあるので、眠りも深くなります。

仰向けで固定されるので、乳幼児突然死症候群のリスクも低く、アメリカでは唯一小児科医師学会が「安全」と認めたベビーベッドでもあります。

2ヶ月使ってみた感想

4月からちょうど2ヶ月間使ってみたので、良かった点と悪かった点を紹介します。

まずは、良かった点から。1番良かったなと思うのは『赤ちゃんが泣いていても慌てなくなった』ということです。というのも、赤ちゃんが泣くとSNOOが4つの段階であやしてくれます。最後まで泣き止まなかった場合には、アプリが「赤ちゃんを迎えにいってください」と通知をくれるので、大泣きしていてもSNOOを信じて待ってみることができるようになりました。

SNOOを使っても泣き止まない場合には、大抵お腹が空いて泣いているので、ミルクをあげるとすぐに泣き止みます。

もう1つ便利なのが、『睡眠記録を自動でつけられること』です。下記画像の青い部分が寝ていた時間です。SNOOで寝かせている間=睡眠としてアプリに自動的に記録してくれます。(日中に睡眠時間が短いのは、リビングのSNOO以外のベッドで寝かせてしまっているからです...)

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一般的な睡眠記録をつけるアプリだと、寝た時と起きた時に都度記録しないといけずよくつけ忘れていたので、自動でデータを残してくれるのはとても便利です。

続いて改善してほしい点をあげるとすると、1番は価格だと思います。なかなか手に届きにくい価格なので、廉価版を出してくれるとより多くの困っている親を救えると思います。

また、夜通しホワイトノイズが再生されるので、音が気になって眠れない人にはおすすめしません。アメリカでは生後6ヶ月までは親と同じ寝室で寝るよう勧められるので、自分たちもホワイトノイズを聞きながら寝ることになります。我が家は全く気になりませんでしたが、敏感な親は逆に寝つきが悪くなるのかもしれません。

SNOOがなくても実践できること

残念ながらSNOOはまだ日本で販売をしていないようなので、SNOOがなくても実践できることをご紹介します。SNOOを発明したハーヴェイ医師は元々「The Happiest Baby on the Block」という赤ちゃんを泣き止ませるベストセラー本の著者でもあります。

この本でハーヴェイ医師は、赤ちゃんを落ち着かせるには「5つのS」が必要だと提唱しています。

Swaddle(おくるみ):赤ちゃんをくるむことで手足がばたついて起きることを防ぐことができます。基本的には寝かしつける時や落ち着かせる時以外にはくるみません。

Side or Stomach Position(横向きに寝かせる):寝かせる時には仰向けでないといけませんが、あやす時には横向きに寝かせたり、肩にお腹がのるようにすると落ち着くと言われています。

Shush(ホワイトノイズ):お母さんのお腹の中で聞こえる血流の音は掃除機の音よりもうるさいと言われています。胎内の音に近いホワイトノイズを流すことで落ち着かせることができます。

Swing(ゆらゆら揺らす):お母さんが動くたびに胎内でゆらゆら揺れていた赤ちゃんは、揺さぶることで落ち着きます。揺らす時は必ず首と頭を支えるようにしましょう。

Suck(おしゃぶり):残りの4つのSに加えて、おしゃぶりを吸うと落ち着く赤ちゃんが多いです。

SNOOではこの5つのSのうち3つを自動的に行ってくれます。SNOOがなくてもこの5つを実践してみることで、赤ちゃんの寝つきが改善されるかもしれません。

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