見出し画像

3大ネントレをすべて試してみてやっと赤ちゃんが7時間寝るようになった話

出産して初めて知った言葉の1つに「ネントレ」というものがあります。ねんねトレーニングの略で、赤ちゃんが夜にしっかり寝てくれるようにトレーニングすることです。

大まかに言うと、授乳の時間、遊ぶ時間、寝る時間を毎日同じ時間に行うことで、赤ちゃんがそのスケジュールを覚え、夜になると睡眠モードになるという仕組みです。

赤ちゃんがぐっすり寝ることは親の健康のためにはもちろんのこと、赤ちゃんの成長のためにもとっても重要なので、我が家でもとりあえずやってみることになりました。

まずは、数名の友人からオススメされた「ジーナ式」と呼ばれるネントレの本を読んでみたのですが、これが非常に読みにくい上に、全くスケジュール通りいきませんでした。そして、生後1週間にしてネントレを断念してしまいました。

睡眠不足のまま数週間が過ぎ、これではまずいと藁にもすがるような思いで、新たに2冊のネントレ本を買いました。すると、生後2ヶ月にして7時間寝てくれるようになったのです。

結果、ネントレ成功の秘訣は自分たちに合ったメソッドを見つけられるか否かにかかっていると感じました。

せっかく「ジーナ式」「マムズオンコール」「ベイビーワイズ」という人気の3つのネントレを試してみたので、今後ネントレを始める人のためにそれぞれの特徴をご紹介します。

この記事を読んで、最後に紹介するアプリを使えば、本を読まずにネントレを始められると思います。

3大ネントレの概要

どのネントレも最終ゴールは赤ちゃんが夜にぐっすりと寝るようになることです。でも、ゴールに行く方法が少しだけ違います。

突然ですが、今まで山に登ったことがない人が、エベレストに登頂しないといけなくなったと想像してください。

画像1

ジーナ式」では山頂までの登り方の詳細が書かれた説明書をもらって1人で登ります。説明書に従えば必ず山頂には行けるのですが、途中大きな岩で道が塞がっていたり、転んで怪我をしてしまったり、予期しない出来事があっても説明書通りに歩いていかなければ道に迷ってしまいます。

マムズオンコール」では登山家のガイドさんが山頂まで一緒に登ってくれますが、大雨の日にずぶ濡れになりながら登らないといけません。雨に負けなければ最も簡単に山頂に行けるでしょう。

ベイビーワイズ」では山頂に行ける複数のルートが書かれた地図を渡されるだけで、自分で道順を決めて進んでいかなければなりません。状況に応じて柔軟にルートを変えられますが、自主性に委ねられています。

さて、あなたならどの方法でエベレストに登れそうでしょうか?このエベレストの例は、それぞれのネントレの特徴を表しています。

ここからは実際のメソッドをご紹介します。あくまで私が本を読んでまとめたものなので、誤解している部分があったらすみません。

【ジーナ式】
イギリス発のマタニティナース(産後に住み込みで赤ちゃんのお世話をするベビーシッター)が作ったメソッドです。

特徴は...
▶︎細かなスケジュール表に従って授乳、寝かしつけを行う
▶︎昼でも夜でも寝かせる時は暗い寝室に連れて行き「寝室に行ったら寝る時間」というのを覚えさせる

ジーナ式のスケジュール表にはなんと、親がご飯を食べる時間まで決められています。

予定表にただ従えば良い反面、スケジュール通りに寝てくれなかったり、授乳時間にミルクを飲んでくれなかったりした時にお手上げ状態になりやすいです。

【マムズオンコール(Moms on Call)】*英語版のみ
アメリカで小児科ナースとして20年働いた女性2名が執筆した本です。本自体は育児全般について色々と書かれているのですが、その中の「寝かしつけ」の章が効果的だと話題になりベストセラーになりました。

特徴は...
▶︎寝る時のルーティンを作る
▶︎泣いてもすぐにあやさない
▶︎ジーナ式ほど細かくないが最低限守るべきスケジュールがある

マムズオンコールは比較的実践しやすいスケジュールです。しかし、泣いてる赤ちゃんを放っておかないといけない点が非常に辛いです。

夜泣きをした場合、5分待ってからおしゃぶりをあげて様子を見ます。それでも泣いていたら、また5分様子を見てからあやします。まだ泣き続けるようであれば、ここでやっとミルクをあげます。そうすることで、1回1回の授乳時にしっかりとミルクを飲むようになります。

また、夜寝る時はルーティンを作っておやすみモードにさせます。毎日お風呂に入れたら、薄暗い部屋に連れて行き授乳をします。その後、おくるみでくるみ、ホワイトノイズを大音量でかけて寝かせます。おくるみは、モロー反射で起きないようにするためなので生後3ヶ月を過ぎた赤ちゃんには必要ありません。

【ベイビーワイズ(Babywise)】*英語版のみ
アメリカの小児科医が執筆した本です。小児科医師学会が「無理がありすぎるスケジュールだ」と批判したことで更に話題になりました。その批判を受けて5度もの改訂が行われ、現在出回っているベイビーワイズではかなり柔軟なスケジュールになっています。

特徴は...
▶︎毎日朝1番の授乳を同じ時間にする
▶︎食事→遊び→睡眠の流れを1日に何回繰り返すかが決まっている

生まれてすぐの時は『授乳→遊び→睡眠』を1日に9セット繰り返すスケジュールから始まり、生後10ヶ月頃には3セット繰り返すスケジュールになるよう徐々に回数を減らしていきます。毎日朝1番の授乳を同じ時間にして、『授乳→遊び→睡眠』の順番を守りさえすれば、他の授乳時間は何時でも良いという柔軟さが特徴です。柔軟な反面、自分でスケジュールを管理しなければいけないのが大変かもしれません。

実際どのネントレがやりやすかったか?

我が家は今のところスケジュールはベイビーワイズ、寝かしつけはマムズオンコールを参考にしています。

日中に7回授乳ができるように、2時間半に1度、寝ている場合には起こして授乳をしています。そして、夜8時の授乳の前に、お風呂に入れて暗い部屋に連れていきます。その後は長めに寝てくれることが多いので、自分が寝る時間(夜12時頃)に起こしてその日最後の授乳をしています。

赤ちゃんが6-7時間眠ってくれる場合は、自分が寝る時間に授乳すると最大限睡眠時間がとれてオススメです。まだ生後2ヶ月なので、今後も色々と試していきたいです。

ネントレのスケジュール管理

ネントレをする際に1番難しかったのは毎回本を開いてスケジュールを確認することでした。そのため、エンジニアの夫に簡単にスケジュールを確認できるアプリを作ってもらいました。趣味で作成したものですが、結構便利だと思います。これからネントレを始める方はぜひ使ってみてください。

▼iPhone 用

▼Android 用

【追記】たくさんのメッセージありがとうございます。こちらの無料キャンペーンは上限に達したため終了しました。↓↓↓

最後まで読んでくださった御礼に、上記のネントレアプリを先着50名様に無料で差し上げます。希望者は Twitter をフォローして DM で iPhone かアンドロイドのどちらをお使いか送ってください。

より多くの赤ちゃんがぐっすり眠れますように。



ねんねトレーニングのアプリを趣味で作成しました。ぜひお試しください! iPhone▶︎https://t.co/b9ND2WFYQa Android▶︎https://t.co/Sl98lQ7uq4