見出し画像

産後の痛みから早く回復するためにやったこと(会陰編)

ねんねトレーニングのスケジュール管理アプリを作りました。ぜひ使ってみてください。                                                          iPhone▶︎https://t.co/b9ND2WFYQa
Android▶︎https://t.co/Sl98lQ7uq4

私は無痛分娩だったので、普通分娩の方々よりもだいぶ痛みの少ない出産だったと思います。産む時は麻酔がきいているので全く痛みがなかったのですが、恐怖は麻酔が切れてから始まりました。

会陰の傷口が痛くて痛くて、立ったり座ったりするだけで辛いのです...。
痛々しい話ですが、アメリカでは自然に裂けたほうが治癒が早いとされており、相当なことがないと会陰切開はしません。産後は自然に裂けた部分を、溶ける糸で縫ってくれます。

私があまりにも痛がるので、入院中に看護師さんがあの手、この手で対策をしてくれました。産後に会陰の痛みを緩和したいと思っている方々のために、実際に病院で教えてもらった対処方法をご紹介します。

手動のウォシュレット

産後は傷が良くなるまでトイレットペーパーを使えないので、手動のウォシュレットみたいなものが病院から配られました。

画像1

日本だと温水洗浄便座が主流なので、おそらくこれは不要だと思いますが熱めのお湯を入れて使うと痛みが緩和されました。

痛み止めスプレー

トイレに行ったら毎回パンツを履く前にこの痛み止めスプレーを患部にするようすすめられました。麻酔のようなものでスプレーをしてしばらくの間は痛みが和らぎます。パッケージを見るとやけどや虫に刺された場合にも効くと書いてありました。

画像2

ナプキン型の保冷剤 or 新生児用のオムツに氷を入れて包んだもの

産後24時間以内は腫れを抑えるために冷やすのが良いそうです。
そのためナプキン型の保冷剤で患部を冷却しました。パキっと折ると冷たくなるタイプでした。トイレに行く度に新しいものに取り替えます。

私が使っていたのはこれです。

画像3

ナプキン型保冷剤だと冷たさが長続きしなかったので、新生児用のオムツに氷を入れて包んだものを産褥パッドと患部の間に挟むのもすすめられました。こちらの方が患部が冷えて楽になりました。一見、『これ傷口に当てて大丈夫?』と思うのですが、もはや会陰の痛みがすごすぎてこれが直接触れる違和感はなく、冷却されることによる快適さが勝ります。

画像4

Sitz bath(シッツバス)

産後24時間を超えると、逆に温めるほうが自然治癒力が上がるそうです。
そのため、保冷剤や氷入りのオムツの使用はやめて、温めることをすすめられます。

そこで大活躍したのがこの『Sitz bath(シッツバス)』です。

画像5

温かいお湯をここに溜めて、お尻だけを入れるものです。トイレの便座におまるのようにはめて使います。
想像するとちょっと恥ずかしいですし、半信半疑だったのですが、これがよく効きます。付属の点滴袋のようなものにお湯を入れると、お湯が15分くらい循環する仕組みになっています。怪我をした時にお風呂に入ると痛いと思いますが、これは全然しみないので安心してください。退院してからも毎日朝と晩に1回ずつ使っていました。

洗面器で代替がききそうですが、トイレに設置することで座った時に溢れ出るお湯がそのままトイレに流れてくれる仕組みになっています。病院でもらわなければ、まず試す勇気がなかった品ですが、次回出産することがあってもこれは絶対使いたいです。

(日本ではもっとオシャレなデザインで売っているようです。お湯を循環させる点滴袋がついていないようですが、正直それは面倒で退院後使わなかったので不要だと思います。看護師さんも循環は面倒だと思うからやらなくて良いわよーと言っていましたw)

クーリングパッド

更に治癒力を高めるために、病院からもらったクーリングパッドを2-3枚産褥パッド(もしくはナプキン)の上にのせていました。傷口の治癒力を高めてくれる薬に浸されたウェットティッシュのような物で、トイレに行く度にナプキンと一緒に交換して使っていました。問題点は交換時に肌にくっついてしまうので、それを剥がすのが少し痛いことです。ただ、早く完治するならその痛みも気になりませんでした。

(まったく同じものが日本でも買えるようです。ただアメリカだと$6のものがここだと3000円を超えているので、日本で似たものを見つけた方が良いかもしれません。)

画像6

ワッフル型とドーナツ型のクッション

入院中に痛くてベッドに座れずにいると、看護師さんが「ドーナツとワッフルどっちが良い?」と聞いてきました。おやつではなくクッションです。

ドーナツ型のクッションは友人から出産前にもらっていたので、ワッフル型を病院からもらいました。ワッフル型は車に乗る時にお尻に敷くとなぜか全く痛くなかったです。アメリカでは車で退院するので、もらっておいて良かったです。

こちらがワッフル型。空気を緩めに入れて使います。

画像7

こちらがドーナツ型。これは低反発タイプですが、小児科で借りたC型クッション(授乳クッションとほぼ同じ形で綿がパンパンに入っている)のほうが個人的には痛みが軽減された気がしました。

画像8

痛み止めの薬

上記に加えて痛み止めの薬も飲んでいました。後陣痛の痛みのためにイブプロフェンが処方されていたのですが、個人的には会陰の痛みにはあまり効果がなかったように思います。

産後すぐは赤ちゃんのお世話も大変なのに、傷口も痛くて大変な日々が続くと思います。上記のように色々やっても痛かったですが、これで少しでも産後の辛さが軽減されると嬉しいです。

ねんねトレーニングのアプリを趣味で作成しました。ぜひお試しください! iPhone▶︎https://t.co/b9ND2WFYQa Android▶︎https://t.co/Sl98lQ7uq4