どめす

読書をする30代会社員男性。読書記録を週に1回投稿予定。小説、新書、ビジネス書といろい…

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読書をする30代会社員男性。読書記録を週に1回投稿予定。小説、新書、ビジネス書といろいろ読んでいます。

マガジン

  • どめすの読書記録

    読んだ本のアウトプットを行っています。

記事一覧

【読了前】新たに購入した本【24年8月】

①トーマス・マン『魔の山』 齋藤孝『読書力』で紹介されていた本。椎名誠の『哀愁の町に霧が降るのだ』でもちょくちょくこの名前が出てきていた。 帯には「ナチスとの闘い…

どめす
54分前
1

彼女が妻になった話。

こんにちは、どめすです。 #自分で選んでよかったこと   これをテーマに、自分の話をしていこうかなと思います。 ------- 今年の2月、彼女が妻になった。 自分で選んだと…

どめす
7日前
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【恐怖の正体(春日武彦)】【#読書記録26】

みなさんは「恐怖」を感じることはあるだろうか? 程度はあれど、世の中にはあらゆることで「恐怖」を感じる瞬間がある。 本書はそんな「恐怖」を定義し、筆者の経験談や…

どめす
2週間前

いちにちひとつ、かたづける。【小説から学ぶ】

みなさん、かたづけは得意だろうか? ちなみに自分はめちゃくちゃ苦手。 家事では掃除・整理整頓などいわゆるかたづけが全然得意じゃない。 というか家事なのに生活に定着…

どめす
3週間前
8

【哀愁の町に霧が降るのだ(椎名誠)】【読書記録#25】

青春のバカヤロー!! なにがなんだがわからないが青春はバカヤローだ!! とでも叫びたくなるような一冊。 なんでバカヤロー!!と言いたくなるのかはわからない。 そん…

どめす
4週間前
4

サムネイルは奥深い。【読書記録#24】【サムネイルデザインのきほん 伝える、目立たせるためのアイデア/瀧上園枝】

普段noteやYoutubeなど、さまざまな場面で目にするサムネイル。 いつもnoteに投稿する際は、すでに完成されている画像をお借りして投稿させてもらっている。 最近Photosho…

どめす
1か月前
8

対話の力を考える。【読書記録#23】【『ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術』熊平美香】

「コミュニケーションが不足している。」 最近職場でキーワードとして挙がっている、コミュニケーション不足。 仕事・作業内容にもよると思うが、コミュニケーションはほ…

どめす
1か月前
11

普段どんな「価値」を買っているんだろう?【読書記録#22】【『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典】

買い物するときに、「モノを買うときに、どんな『価値』を買うことになるのだろうか」と考えたことはあるだろうか? いざ問われると考えるのだろうが、深く考えて購入する…

どめす
1か月前
5

自己紹介とサイトマップ【2024.07.06 更新】

はじめまして、どめすです。 本noteがどういうものなのかを示す、いわゆるサイトマップを作成しています。 どういったものを投稿しているのか、見ていただけると嬉しいです…

どめす
1か月前
23

マガジン用のサムネイルを自作してみた。

noteの記事を書いていて、読書記録だけは固定のマガジンに突っ込むようにしている。でも、サムネイルの設定ができておらずどうにも物寂しい感じがしていた。 そこでサブス…

どめす
1か月前
1

約2か月、家庭菜園を続けてみた。

結論、めっちゃめちゃ楽しい。 GW明けるぐらいのタイミングで、かねてからやりたかったベランダでの家庭菜園を始めることに。節約のために始める人も多いらしいのだが、経…

どめす
1か月前
24

「問い」の奥深さを感じる1冊。【読書記録#21】【『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』安斎勇樹・塩瀬隆之】

皆さんは「ファシリテーション」という言葉をご存じだろうか? 個人的にはあまり聞き馴染みのない言葉かなと。 「ファシリテーション(facilitation)」は「促進する」「容…

どめす
2か月前
5

「ぴえんこえてぱおん」にも学術的説明が…!?【読書記録#20】【『言語の本質』今井むつみ・秋田喜美】

新書大賞2024の第1位という人気の書籍ということで購入。表紙を見てみると、どうやら各界の著名人が絶賛しているらしい。学生時代に言語学に関する本を少し読んだことがあ…

どめす
2か月前
3

休日の過ごし方について考えてみる。

社会人に与えられた貴重な休日は毎週2日しかない。 自分はそんな尊い時間を、何かを得るために使えているのか? と大仰なことを言ったものの、筆者の趣味はもっぱらゲーム…

どめす
2か月前
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【読書記録#19】働きたくなる職場のつくり方(荒川陽子)

「働きがい」ってなんだろう?それはどんな職場にも備わっているのだろうか?そんなふとした疑問に回答をするのが本書。 様々な会社の事例から、従業員が仕事に参加できる…

どめす
2か月前
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【読書記録#18】シーソーモンスター(伊坂幸太郎)

伊坂幸太郎発案の<螺旋プロジェクト>という、8人の作家が共通のルールを決め、歴史物語を書いていくという企画。それぞれの物語内において、共通のモチーフや言葉が出て…

どめす
2か月前
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【読了前】新たに購入した本【24年8月】

①トーマス・マン『魔の山』 齋藤孝『読書力』で紹介されていた本。椎名誠の『哀愁の町に霧が降るのだ』でもちょくちょくこの名前が出てきていた。 帯には「ナチスとの闘い、ノーベル賞受賞 ドイツ文学の最高傑作」とまで書かれている。第一次世界大戦付近ということで、想像が難しい場面も出てくるだろうが、頑張って読みたい。 ②中勘助『銀の匙』 これもまた齋藤孝『読書力』で紹介されていた本。正直なところ、恥ずかしながら著者についてはまったく知らない状態である。その中で自伝的作品となる本書を読

彼女が妻になった話。

こんにちは、どめすです。 #自分で選んでよかったこと  これをテーマに、自分の話をしていこうかなと思います。 ------- 今年の2月、彼女が妻になった。 自分で選んだというか、お互いに選んでよかったこと。 出会いは去年の1月末。 その当時、どめすは長期間マッチングアプリをやっていた。 しかしどうやってもよい結果が出ず、いったん区切りとして1月末に休止しようかなと考えていた。その旨もプロフィール蘭にしっかり明記し、ここでダメならしょうがないな、という気持ちでいた。

【恐怖の正体(春日武彦)】【#読書記録26】

みなさんは「恐怖」を感じることはあるだろうか? 程度はあれど、世の中にはあらゆることで「恐怖」を感じる瞬間がある。 本書はそんな「恐怖」を定義し、筆者の経験談や解釈を交えながら「恐怖」について説明を施していく。 筆者は精神科医を生業にしており、その知識と経験を活かして本書を執筆している。加えて筆者自身が「甲殻類恐怖症」を自白しており、エビやカニなどの甲殻類に対していかに恐怖を感じているのかも記しているので、同じように何かの恐怖症を持つ人は共感ができるかもしれない。 さ

いちにちひとつ、かたづける。【小説から学ぶ】

みなさん、かたづけは得意だろうか? ちなみに自分はめちゃくちゃ苦手。 家事では掃除・整理整頓などいわゆるかたづけが全然得意じゃない。 というか家事なのに生活に定着していないのが大問題。 一方で妻はかたづけが得意。 朝から汚い汚い、掃除掃除と連呼しながら、掃除機をぶん回している。 仕事で疲れた日も、旅行で忙しなかった日も、寝る前には整っている。 おかげさまで、妻が干渉する生活スペースはきれいに保たれている。 いつもありがとうございます。 自分の部屋は徐々に床が不要なもので

【哀愁の町に霧が降るのだ(椎名誠)】【読書記録#25】

青春のバカヤロー!! なにがなんだがわからないが青春はバカヤローだ!! とでも叫びたくなるような一冊。 なんでバカヤロー!!と言いたくなるのかはわからない。 そんな自分の青春はいつだったか、しみじみと思い返してしまう。 何も考えずがむしゃらに遊んだ子ども時代だろうか。 部活の顧問に文句を言いながらも、仲間と笑いあった中学時代だろうか。 部活と勉学を両立しようと努力した高校生時代だろうか。 自分の殻を破ろうと足掻いた大学生時代だろうか。 家族ができ、仕事に打ち込んでいる今だ

サムネイルは奥深い。【読書記録#24】【サムネイルデザインのきほん 伝える、目立たせるためのアイデア/瀧上園枝】

普段noteやYoutubeなど、さまざまな場面で目にするサムネイル。 いつもnoteに投稿する際は、すでに完成されている画像をお借りして投稿させてもらっている。 最近PhotoshopなどAdobe製品を触るようになり、「どのような意識でサムネイルを作ればよいのだろう?」と気になったので早速勉強してみることに。 そもそもサムネイルとは【thumbnail(=親指の爪)】という英語由来の言葉で、親指の爪ほどの小さな領域でコンテンツの魅力を紹介する画像のこと。これを見て視聴

対話の力を考える。【読書記録#23】【『ダイアローグ 価値を生み出す組織に変わる対話の技術』熊平美香】

「コミュニケーションが不足している。」 最近職場でキーワードとして挙がっている、コミュニケーション不足。 仕事・作業内容にもよると思うが、コミュニケーションはほとんどの仕事で必要な能力となっている。 コミュニケーションといっても、その内容は多岐に渡り、つかみどころのない言葉だなぁとつくづく思う。 その中でも、今回読んだ本は「対話」にフォーカスしている。 普段言われている「コミュニケーション不足」は対話不足なのではないかというところもあったので、ヒントが得られるとよいなと

普段どんな「価値」を買っているんだろう?【読書記録#22】【『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典】

買い物するときに、「モノを買うときに、どんな『価値』を買うことになるのだろうか」と考えたことはあるだろうか? いざ問われると考えるのだろうが、深く考えて購入することはあまりない、というのが自分の回答である。 本書はマーケティングの入門書として執筆され、初心者にもわかりやすいようにストーリー仕立てでマーケティングの考え方を教えてくれる。タイトルにも現れており、購入する人が何を求めているのかを考えることがマーケティングの根幹だと述べている。 今一度タイトルの意味に触れること

固定された記事

自己紹介とサイトマップ【2024.07.06 更新】

はじめまして、どめすです。 本noteがどういうものなのかを示す、いわゆるサイトマップを作成しています。 どういったものを投稿しているのか、見ていただけると嬉しいです。 00.どめすってどんな人?企業のカメラマンとして日々奮闘中の30代男性です。 電車通勤となり、合間時間に読書をするようになったので、アウトプットの練習もかねてnoteを開始しました。 週に1回は何かしらの記事を書くことを目標にゆるくnote継続中です。 カメラや読書の他にもゲームや家庭菜園、キャンプなど

マガジン用のサムネイルを自作してみた。

noteの記事を書いていて、読書記録だけは固定のマガジンに突っ込むようにしている。でも、サムネイルの設定ができておらずどうにも物寂しい感じがしていた。 そこでサブスクしていたもののまったく使われていなかった、虚無に支払いを続けていたPhotoshopを用いてみることに。 あまりにも普段やらないことすぎて、今回の形式のサムネイルにするだけでも数時間かかってしまった。いやぁ世の中のデザイナーさんはすごい。 Photoshopだけでやろうとしていたので、画像がうまい具合に生成

約2か月、家庭菜園を続けてみた。

結論、めっちゃめちゃ楽しい。 GW明けるぐらいのタイミングで、かねてからやりたかったベランダでの家庭菜園を始めることに。節約のために始める人も多いらしいのだが、経済的にどのぐらいプラスになるのか実感してみたかった。 しかし植物を育てるという観点では剪定すらしたことがない超が付くほどの初心者。不安もあったがとりあえずやらないとわからないので始めてみた。 まず育てる野菜のチョイス。 夏に向けて収穫を目指したいので、なす・ピーマン・トマトの夏野菜三銃士を育てることに決定。 あ

「問い」の奥深さを感じる1冊。【読書記録#21】【『問いのデザイン 創造的対話のファシリテーション』安斎勇樹・塩瀬隆之】

皆さんは「ファシリテーション」という言葉をご存じだろうか? 個人的にはあまり聞き馴染みのない言葉かなと。 「ファシリテーション(facilitation)」は「促進する」「容易にする」といった意味を持つ英語「ファシリテート(facilitate)」を名詞化したもの。 主に企業や学校、地域などでの問題解決を容易にするための働きかけといった文脈となる。 問題解決の場として会議形式だけでなく、ワークショップという体験型の知識創造の場を設ける場合がちらほら出てきている。筆者も10年

「ぴえんこえてぱおん」にも学術的説明が…!?【読書記録#20】【『言語の本質』今井むつみ・秋田喜美】

新書大賞2024の第1位という人気の書籍ということで購入。表紙を見てみると、どうやら各界の著名人が絶賛しているらしい。学生時代に言語学に関する本を少し読んだことがあり、気になったこともあり読み進めることに。 本書はオノマトペ研究の最前線を行くふたりが執筆している。ふたりがオノマトペについて話していると最終的に必ず「言語の本質とは何か」という問いに行きつくらしい。ということはオノマトペを紐解けば、言語の本質に近づくことができるのではないか。その考えから出発して、本書は論を進め

休日の過ごし方について考えてみる。

社会人に与えられた貴重な休日は毎週2日しかない。 自分はそんな尊い時間を、何かを得るために使えているのか? と大仰なことを言ったものの、筆者の趣味はもっぱらゲーム。 スプラトゥーンを中心に、最近はゼルダの伝説にのめりこんでいる。 そのため現状の休日のルーティンはこうなっていた。 07:30~08:00 起床/うだうだする/植物の世話 08:00~09:00 妻のお弁当の準備/朝食準備/後片付け/コーヒーを淹れる 09:00~13:00 ゲーム 13:00~14:00 昼食

【読書記録#19】働きたくなる職場のつくり方(荒川陽子)

「働きがい」ってなんだろう?それはどんな職場にも備わっているのだろうか?そんなふとした疑問に回答をするのが本書。 様々な会社の事例から、従業員が仕事に参加できるような仕組みや状態を示していくという内容になっている。 冒頭の問に対する回答だが、本書では「働きやすさ+やりがい=働きがい」という方程式を打ち出している。「働きやすさ」は文字通り福利厚生など職場環境が衛生的に保たれていることや、休日がしっかりしているという環境面がきちんと整備されているかどうかが評価される。 一方「

【読書記録#18】シーソーモンスター(伊坂幸太郎)

伊坂幸太郎発案の<螺旋プロジェクト>という、8人の作家が共通のルールを決め、歴史物語を書いていくという企画。それぞれの物語内において、共通のモチーフや言葉が出てくる仕掛けになっているが、どの作品を単体で読んでも成立するようになっている。 また大きなテーマとしてどの物語でも「対立」を掲げている。今回の歴史物語というくくりの中で出てくる「海族」「山族」。これらの対立関係が、その舞台となる時代の子孫同士でも続いてしまう。その対立がどのように進展していくのか、読みどころのひとつであ