マガジンのカバー画像

エッセイ

230
運営しているクリエイター

2021年10月の記事一覧

「精神的な病の人」の話を「素人」が聴くということ@open毒塾2

「傾聴」をやりだしてから、精神的な病の人の話を聴くことが増えた。
というか以前は全くか、ほぼ聴いたことがない。
友人のなかで鬱と診断された人と話したことがあるが、かなり改善してからなので普通の会話だった。
ああ、思い出した。若いときに鬱のどん底の知人と会った。
以前の元気なときを知る年下の女性だったのだけど、疾患してから会った瞬間に愕然とした覚えがある。
なんだこの表情は、、、なんだこのやつれ方は

もっとみる

自然に発動されてしまう感性@open毒塾

どうも、なんだろう。
多くの人が普通に感動するだろうと思われる講演だった。
そのように多くの人は素直にいい話だったね、と感動した。
うん、そうだよね、優しさと愛しさで溢れているよね。
うん、人の心はきれいだよね。いのちはビューティフルだよね。

でもほんの少し人が、うがった目で見てちゃちゃを入れた。
でもさ、キレイすぎないか?
人のいのちってのはそんなに綺麗事ではないだろう。
ドロドロと苦しんでい

もっとみる

傾聴、「ただ聴く」ということ

傾聴とはただひたすら聴くことです。
語ることはなく、
ただひたすら聴くことです。

これがなぜ出来ない。

アタマは制御しようとするけど、
どうしても語ってしまう。
なぜ?
実感がほしいからだ。
ここまで得た知識と重ねた思索と討論の実感が。
自分の言葉が他者に何かをなしえようとしている実感が。
つまり自分がここに存在するという承認が。
自ら語り承認されること。
たとえ他者を利用にしようとも。
 

もっとみる