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エッセイ

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2021年1月の記事一覧

自分の苦しみを自分で解っているとは限らない

人がどんだけ知ったようなことを言っても、オマエの苦しみはオマエにしか解らへんのや…

これは昨日の朝ドラ「おちょやん」のなかで言われた台詞です。
これに何かを感じたのですぐにメモったのですが、正確にトレースできているかどうかはわかりません。でもまあ、こんな感じの台詞でした。
この台詞を聞いた最初の感覚は同意でした。その通り、人の苦しみはその人にしか解らないのだよな、という同意。
次に考えたのは、ど

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人は悩みの本質はいきなり言わない

 最近やっと傾聴についての思索が現実の傾聴に近づいてきたり、現実の傾聴から新たな思索を得たりしてきているのですが、それでもやはり傾聴はむずかしい。
つい油断してしまうと以前の失敗を忘れ、繰り返してしまうことがあります。
そんなことを忘備録としてメモするとともに興味のある方におっそわけしようかなと思いました。

傾聴をはじめてからずっと意識して禁じているのですが、つい自ら語りだしてしまうことがありま

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分人主義はワタシには合わない

平野啓一郎の分人主義というのを友人に紹介してもらった。
説明を聞いてネットで調べてみた。
対人関係ごとに見せる複数の顔が、すべて「本当の自分」である(前書)。
他にも概略や説明を読んでみたのだが、、、、、
アマゾンの5つ星評価ではかなりの高得点だった。
評価を読んでみても概ね好評だった。

でもワタシは本を読みたいと思わなかった。
「ワタシにとっては」響かなかった。
なんでだろうと、自問してみる。

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LGBTの講義から思索した「区別」とか「差別」とか

LGBTの講義を聴講したので忘備録。
LGBT当該の講義を聴くのは3回目。
3度ともLGBT当該の講師といってもTつまりトランスジェンダーの方が講師なんだよね。しかも3人ともfemale to male、つまり身体が女性だったけど心が男だったという方でした。偶然かもしれないし、何かあるのかもしれませんねぇ。
今回の講義もそうですが、T当該の講師の「人柄」はよかったです
最初にうけた講義のLGBT当

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