どいちゃん(元・稲敷市地域おこし協力隊:現・総合型地域SCクラブマネージャー)

元・稲敷市地域おこし協力隊5期生 公認トランポリン・コーチ・早期発達支援士・健康運動実…

どいちゃん(元・稲敷市地域おこし協力隊:現・総合型地域SCクラブマネージャー)

元・稲敷市地域おこし協力隊5期生 公認トランポリン・コーチ・早期発達支援士・健康運動実践指導者 一社)スポーツプロモーションいばらきを立ち上げ、総合型地域SCとして活動中! https://sites.google.com/view/sport-promotion-ibaraki

最近の記事

運動部活動の地域移行と地域クラブ活動について

調べたものをアウトプットする場が欲しかったので、ここに吐き出そうと思います。 また、取り上げる文献としては、文部科学省及びスポーツ庁が発表しているデータと、体育学研究の論文を主とします。たまに違うものも入ります。 現在における運動部活動の目的とは文部科学省. (2022). 学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン. によると、部活動とは、 スポーツ・文化芸術に興味・関心のある同好の生徒が自主的・自発的に参加するもの 目的 体力や

    • 協力隊になる前と後で、どうイメージが変わるのか?

      前回に引き続き、令和3年度地域おこし協力隊に関するアンケート調査の結果から、色々いじっていきたいと思います。 元データはコチラ! 今回は、地域おこし協力隊になる前の期待度と実際の満足度のデータを見てみます。いわゆるポートフォリオ分析的なやつですね。まずは、χ²検定と残差分析結果です。 協力隊になる前の期待度ですが、地域での協力隊活動自体が魅力的に感じていて、さらに3年間の活動を通して自分の新たな人生が見えているのでは?という期待感がありそうですね!そのためにお金や住む場

      • 地域おこし協力隊を採用・応募する前に、ちょっと見て欲しい話

        自分自身が地域おこし協力隊になって3年目となりました。趣味の数字いじりでちょっと発信でもしたいと思いつついました。 ちょうど、令和3年度の地域おこし協力隊に関するアンケート調査において、やっとクロス集計表が掲載されるようになったので、記述統計よりも、ちょっとだけ深く分析できるようになりました。 http://www.iju-join.jp/f-join/R3kyoryokutai_questionary_report.pdf なので、ちょっとだけ細かく分析結果を見ながら

        • 地域おこし協力隊3年目になって、やっと固まってきた地域づくりの捉え方

          元々のモヤモヤは、地域づくりの話をすると、どう地域をアピールするか?という話が中心になりがちなこと。 この景色が良いだの、この店が素晴らしいだの、この歴史がおもしろいだの、色々話が挙がったりします。 が、隣の市町村と比較してどうでしょう?隣の市町村にも、良い景色や素晴らしいお店、歴史があるはずで。 もちろん、日光東照宮や袋田の滝、東京ディズニーランド、たねやのように、パワフルな資源がある市町村は別として。近隣市町村を出し抜いて如何に目立ち、外から人を呼び込むか、みたいな

          今どいちゃんがベターだと思えるスポーツクラブの在り方

          背景アフターコロナ、高性能なAIの到来、終身雇用制度の崩壊などなど、あまりにも時代が大きく変わってきている昨今において、スポーツクラブの在り方は変わらなくていいのでしょうか? 特に子どもから若者を対象とした場合は切実な問題で、これまでの指導観の弊害が、指示待ち人間やスポーツ嫌い、バーンアウト、体罰、アスリートのセカンドキャリアといった問題が多く出てきています。そして、文部科学省、スポーツ庁や日本スポーツ協会等々はこれらの現場を変えようとしています。 そうしたときに、具体的

          僕の血肉となった音楽たち

          音楽遍歴スポーツインストラクターやスポーツ振興をメインの仕事として進めている自分であるが、実はヤマハの音楽教室から始まり、中学校の頃は実家にあったアコースティックギターをかき鳴らし、ベースギターをお小遣いで買い、大学では混声合唱団に所属し、最近はおじさんたちとコピーバンドを組んで演奏するなど、実は音楽とは切っても切り離せない生活を送ってきた。 そんな僕の血肉になったと感じるのは、以下の3曲である。 Cymbals 「 Show Business 」歌番組をテレビで見ること

          自分探求のはなし

          比べること大学院時代、授業で先生が放った忘れられない一言がある。 「何かを明らかにすることは、何かと比べること」 先生としてはノートにも板書にもない、当たり前の発言だったと思うが、研究職を目指してた当時の僕にとっては、こんなことにすら気付いてなかった、確かにそうだ、と腑に落ちた発言だった。 そして、この発言は今でも度々思い出す。 自分の人生をデザインすること「好きを仕事にする」 的なフレーズは最近よく聞くようになった。まさに僕自身も、30歳手前まで大学院に在籍し、挫

          2年目の地域おこし協力隊から見た未来のまち

          我が街に未来はあるのか?それは、地域おこし協力隊として着任したとき、ここに移住・定住しようと腹をくくったとき、ここで新規事業を立ち上げようとしたとき、起業を検討したとき、などなど、様々な場面で頭をよぎる言葉だ。 簡単に僕がいる街、稲敷市を紹介すると、茨城県南エリア、霞ヶ浦の南に位置する人口4万人弱の街である。日本全体が少子高齢化、人口減少をしている現状において、もちろんこの流れに逆らえる訳もなく、順調に少子高齢化が進んでいる。 電車は通っておらず、公共交通機関はバスのみ。

          ゲームとスポーツの話

          最近思うことです。 なんか、「ゲームは良くない」みたいな風潮ってありますよね?あれどうなんでしょうか? 特に、今の稲敷市のような田舎の子どもたちの実態としては、そもそも過疎で近所に同年代の友だちがいないことや、 学校が統廃合される→バス通学になる→家に強制的に帰らされる→そこから友だちのところまで行けない→オンラインで友だちと会う という、とても必然性が高くて重要で、妥当な友だちと遊ぶ手段として、ネットを介したゲームが位置づいています。あれ?とってもベターな選択肢では

          子どものスポーツの地域格差の話

          1.人口の格差 都会と田舎では、当然のように地域格差が存在します。例えば、都会では当たり前にチームを組める野球やサッカーも、田舎では吸収合併や他チームと合同で試合に出場する、といったことが、割と当たり前にあります。お話するスポーツチームの多くは、人が少ない少ないと常に嘆いているところもありますね。 よくよく考えれば、日本の人口は単純に減少していくし、仕事がある都会に出ていくしか生きていけないので、田舎から若者は去るし、で人口がたくさんいた時代の制度が現代に合わなくなってく

          トランポリンというスポーツ

          土井畑は、トランポリンというスポーツを行うクラブを運営しています。トランポリンというと、ぴょんぴょん跳ぶ遊具的な立ち位置ですが、実はオリンピック・スポーツでもあったりします。ご存知でしたでしょうか。 さて、トランポリンというスポーツは、ぴょんぴょん飛び跳ねるだけで楽しい、であるとか、体の色んな部位で跳べる、とか、言われますが、個人的にはトランポリンというスポーツの魅力は、 1.感覚的な面白さ・非日常感 2.ナルシシズム的な面白さ 3.仮説検証型の面白さ の3つが主に

          始めて子どもを呼び止めた話

          スポーツの習いごとを運営していると、必ず出てくるのが入会と退会。僕は基本「来るもの拒まず去る者追わず」のスタンツでいます。 退会する理由として、自分が運営するクラブがつまらなかったならば、これまでお月謝をお支払いくださり、ありがとうございました。自分の力不足で魅力的なクラブ運営ができず申し訳ありません。の気持ちなので、そうですか、これからの活躍を応援しています。とお答えしています。 辞めた場合、嫌なクラブに所属するというマイナスから、退会してゼロになるので、プラスに働きま

          子どもとスポーツの話

          子どもの頃にスポーツをしたら良い、そんなネットで調べたら山ほど出てくるので、それは既存の記事に任せます。 さて、「子どもの頃にこんなスポーツをさせると良い」みたいな記事って良く見かけますよね。幼児期や学童期の子どもの発達と運動・スポーツやスキャモンの発達曲線は、いろんなところで目にします。 これらは、スポーツをしている子どもとスポーツをしていない子どもを比べて、その結果子どもの頃にスポーツをした方が良いと述べているわけです。更には、スポーツをすると認知力が向上するだの、I

          スポーツで地域おこし

          稲敷市地域おこし協力隊の土井畑幸一郎(どいちゃん)と申します。 InstagramとFacebookでは活動報告、Twitterではその時思ったことや出来事をつぶやきますが、考えていることを吐き出す場所が欲しかったので、noteを始めることにしました。 さて、スポーツで地域おこしを考える前に、まずは地域おこしとは何ぞや、というところを自分なりに定義しなければいけません。 関係人口を増やすであったり、地元の良いものを発信するであったり、地域に人が集まる場やコミュニティづくり