Another Worksの複業クラウドを利用してプロジェクト参画したことの補足
どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。
在宅フリーランスという布を被った引きこもりの失業者です。一応、屋号つきの個人事業主として活動していることもあり、各種副業や複業希望者と募集事業者のマッチングプラットフォームには登録しては応募をしていたりする次第です。
正直、年齢的なこともあるでしょうし、実績が不足していて信用ならないこともあるだけにとどまらず、「意識ひくい系で打たれ弱いモブキャラ」とか標榜している人間から応募があっても、まともな事業者からすると契約したいとは思えないですよね。
それでも諦めずに自らの興味と関心を軸に、琴線に触れそうなプロジェクトがあれば応募していたりするわけです。その中の一つが、タイトルに記載している「複業クラウド」。
以下は運営会社のAnother Worksページ。
こちらで【歴史ある個人産院の新たな挑戦】私たちの魅力を掘り起こしてくださる方募集!と書かれたプロジェクトがあり、応募してみたところ奇跡的に参画することが叶い、3ヶ月ほど主にInstagramの運用体制の構築と、「なぜInstagramを利用して情報を提供するのか」といった"そもそも"にお付き合いをさせていただきました。
Another Works(複業クラウド)と該当する産婦人科さんであるウエナエ産婦人科さんの取り組みについては以下のプレスリリースに詳細がございますです。
また、プロジェクトを終えた報告記事(インタビュー記事)がnoteにアップされているので、興味がある方はぜひ読んでください!いや、興味がなくても読んでください!最悪、読まなくてもいいからポチッとリンクを押してください!
今回は、上記のインタビュー記事に対する補足として、ぼくがどういったスタンスでプロジェクトに関わっていたのかを書いていくことにします。
昭和5年創立の歴史ある地域の産婦人科
現在の年号は「令和」ですが、ウエナエ産婦人科が創立されたのは「昭和」5年です。2023年を和暦にすると令和5年で、昭和から引き続きの年数に直すと昭和98年。つまり、ウエナエ産婦人科は創立から93年を誇る「続いてきた」産院。
少子高齢化の波を受け、ウエナエ産婦人科に限らず、少なくない産院が事業継承や利益の獲得に悩んでいるでしょうし、少子化の壁を乗り越えることが難しくなってしまったことから閉院する施設があるのは厚生労働省の数値を見えても明らかです。
その中でも、地域に根差し継続できていることには大きく感銘を受けました。何より「続いてきた」ことこそ、地域で求められ続けてきた証であり、その求めに応え続けてきた姿勢の現れでしょう。
ぼく自身、運よく3名の子どもと共に生活ができていますが、それも産科医療に関わる方々のおかげですし、関わる機会があるのなら……と思い続けてきた背景もあり、必然的に応募をした次第です。
ソーシャルメディアの運用は誰がすべきか
他の事業者さんとご一緒するうえでも、まずお伝えしているのは「自分たちで運用することが一番である」旨を伝えており、今回も例外ではありません。
自らの仕事に対する熱量や重心なんてものを載せた投稿をできるのは、利害関係者の中でも当事者中の当事者である自分たち以外にいるはずがありません。
技術的な不足があったり、ツールに不慣れなどといった状況は、事業者の数だけ課題はあるでしょうが、根本的にはそれらを乗り越えて自分たちの手で運用していくことが望ましいと、ぼくは考えています。
そのため、細かいところをいえば、ぼくは運用に際し、投稿画像に関する制作を一切行っていません。
冒頭の記事内でも触れられているように、余白の使い方やフォントを統一させる、などとといった簡単なポイントを踏まえて添削のようなことをすることはありましたが、基本的には当事者であるウエナエ産婦人科スタッフのみなさんが制作しました。
具体的にぼくがしたことといえば、投稿するための体制を構築することに注力しただけ。
ウエナエ産婦人科の場合アカウントが複数あり、それぞれの担当者が各々の思う通りに運用をしていました。それ自体は別に悪いことでも何でもないのですが、相互に投稿に関するレビューとチェックを入れられるようなフィードバック体制は敷かれていなかったこともあり、「どういう見せ方や作り方がいいのだろう」といった議論自体が行われづらい状況でした。
相互監視ではなく相互評価ができるように。
評価することは他のアカウントに対する興味を抱いて善し悪しを考えることになりますから、そういった体制を構築し、自分たちで投稿の善し悪しについて意見しあえる状況をつくること、それが定常化することを目指した3ヶ月でした。
自分は"魅力に気づく"きっかけ
体制の構築だけであれば、自分たちでカイゼンしながら目指すことができたでしょう。そうなのだとしたら、ぼくが外部から関わることの意義とはなんぞや、と。
ウエナエ産婦人科や産前・産後のケアサポートをする施設であるLEAVES、LEAVESの施設を利用して提供されるウエナエ・ヨガに、かわいらしい赤ちゃんを包んで紹介するウエナエ・ニューボーンフォトと、提供する内容がそれぞれに異なりながらも、ウエナエ産婦人科といった冠を載せている以上、その冠を戴くことの魅力を自分たちで発見できるようになるべきです。
外部の人材が入ることの利点はそこにあるはずで、それ以外のスキルや実績に裏打ちされた価値など、それほど魅力のあるものではないはずです。
投稿を制作するためのノウハウが溜まり小綺麗な投稿をしたところで、そこにウエナエ産婦人科の冠を戴くことの魅力や、その冠に対する信頼に寄り集まってくる人たちが何を求めているのかに気づくことができなければ、何の意味も意義もありません。
90年以上、地域で求められ続けてきたからこそ、産前・産後の方々にかけてきた声や問い合わせへの回答といった、応え続けてきた歴史と、それを成し得てきた理由を誰でもない、自分たちで気づいたり、見出したりすることができるようになること。
それこそ、ぼくが3ヶ月後にいなくなったとしてもできるようになっていてほしいと願ったことであり、そうすることこそ自分が関わることの本質的な意義なのだろうと思い、携わってきた次第です。
結果、スタッフのみなさんから「自分たちの施設ややっていることって、すごいんだなって気づけるようになったし、思えるようになったから、それを投稿していきたい」といった言葉が出るようになりましたし、その後の投稿を見ていると、それがきちんと表現されていることがわかります。
理事長をはじめ、スタッフのみなさんが真剣に向き合ってくださったからこそ、ウエナエ産婦人科らしいアカウントになる手助けができたのだと思いますし、ぼくが手を動かして「それっぽいもの」を制作するような形になるよりもよほど、魅力的なものにすることができたのではないでしょうか。
おわりに
ぼく自身、何をしたわけでもありませんが、関わることによってウエナエ産婦人科スタッフのみなさんが自らの魅力に気づくきっかけになることができた点については非常に満足しています。
専門的な観点から助言をしたり、しっかりとした知識とスキルを駆使してアカウントを仕上げているような方々や、常にソーシャルメディアをハックすることを仕事にしている人たちからすると、物足りない印象を抱くのかもしれません。
でも、地域で長らく愛されてきた理由は、ソーシャルメディアの特化されることで出来上がるものではないはずで、ソーシャルメディアに最適な投稿をしているつもりが、自分自身がソーシャルメディアに最適化されているような状況になることは本義ではないでしょう。
そんなことを思い馳せながら参画させていただいたプロジェクトでございました。
改めて、ウエナエ産婦人科のみなさん、Another Worksのみなさん、ありがとうございました!
ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)
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