テントを張る場所の注意

仙台駅近くのアイ・カフェというネットカフェから外に出てみると、たくさんの夢心地な若者たちがフワフワと歩いていた。

地下駐輪場へ愛車を取りに行き地上へ。今日はおよそ57kmの移動。多少の高低差はあるものの93mなのでどうにか行けるだろう。

まずはいつもどおり国道を目指してグイグイ走る。疲れは野宿よりはとれてるみたい。坂もそれなりに上がれてる。太もものパッツン具合は変わっていないが。

いくつも坂を登っておりるにつれて少しだけコツが分かってきた。お尻は突き出し、腕は曲げてあまり負担をかけない。姿勢は低く腸腰筋を意識してペダルを回すとけっこういける。

それからもう限界というところに行く前に小刻みに休憩を入れる。そうすると長い坂道でもゼェハァすることなく登れるようになった。

東北はもちろん日中も夜も暑いのだが日陰に入るとけっこう涼しい。涼しいといってもクーラーの効いた部屋にはかなわないが爽やかだ。

国道は緩く長い坂道を繰り返すようにできている。このパターンなら諦めることなく50kmは行ける。と思う。

キャンプ場近くのイオンタウンなる場所で今日のごはんを購入した。ビッグという名のスーパーだったが、これがべらぼうに安い。思わずここに住みたいとさえ思った。

あまりに安かったので今日のお昼はお弁当を購入。夜はうどんとそば。どちらもひと玉20円くらいという安さ。ありがたい。

キャンプ場はそれほど高い場所ではなかったようでなかなか楽にたどり着いた。あまり平坦な場所はなく、平坦な場所には木陰がない。この炎天下の中ではさすがに平坦に居座ることはできない。

頭を高いほうに向ければ寝れるだろうということで斜面にテントを張った。風が良く通るので近くの木にロープを引っ掛けて洗濯物を干す場所にした。

人気がなかったので溜まっていた洗濯物を一気に洗う。この炎天下。天日干ししたら早いんじゃないかと旦那が言った。名案だと思った。

ここは本当に良く風が抜ける。木陰にいるだけで気持ちがいい。とても開放的だ。ただ、気温が高すぎる。日中はテントには入れない。

さきほど斜面へテントを張ったと言ったが、いざ寝るときになって後悔した。まさかこんなに寝づらいとは。グランドシートから少しづつずり落ちていってしまう。ずっと踏ん張っているような感覚。

平坦なところへ移動しようと旦那に持ちかけたが却下されてしまった。どうやら今日はお疲れのようだ。

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