海の向こうで戦争が起きてる
対岸の火事という語彙があるが、日本にいる僕らが見ている戦争は概ね対岸の火事であり、タイトルにあるフレーズもあらゆる小説でよく見かけるようになったのは湾岸戦争なりユーゴスラビア内戦の頃で、おおよそ90年代のことのように見える。21世紀になってもう20年と少しが経ったが、あらゆる紛争の種は当時と変わることなく各地で燻り続けており、時間の経過とともに新たな勢力の勃興と既存体制の崩壊もあって、様相は複雑になっているといえ、ここ数年で目立ったのはロシアによるウクライナ侵攻やユダヤ人とム