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純粋エッセイ

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文章のみ。人生の感想文です。共感したら「いいね」してください。
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記事一覧

切り出した数枚のフイルム

心が折れた夜のしじまに、思い出したかのようにお前に届けたい。伝えたい気持ちは概ね言葉にな…

shota m.
2週間前
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ロックンロールがきこえる

職場で音楽を聴きながら作業をしていたら、やれ代表電話に気付かないから、だの、質問しづらい…

shota m.
12日前
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言いたいことが言えない僕たちへ

始発駅に住もう。座って通勤しよう。狭い部屋で窮屈な思いをしながら高い家賃を払うことで、喜…

shota m.
1か月前
4

新しい季節の泳ぎ方

とにかく眠い朝は夜更かしによって作られる。人はなぜ翌朝の辛さをわかっていながら夜更かしを…

shota m.
2か月前
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どうでもいいことで損するなよ

ご存知の通り中学に上がったくらいからライトノベルや深夜アニメにどっぷりと浸かり、物語の豚…

shota m.
3か月前
4

深夜2時のセレナーデ

街が寝静まった頃合いを見計らって、少しの荷物だけをまとめたリュックサックを背負い、自転車…

shota m.
3か月前
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気に入らない考えへの対処の仕方

筋道を通して理路整然と物事を話したり、書き下すことが息を吸うようにできればどれだけ楽であったかと思うが、日曜の朝からほぼ人が見ないドキュメントに対して肩肘張って取り組むのもバカバカしいので、思ったまま「お気持ち」を連ねていくことにする。そもそも理路整然とした文章にしろ、行政が出す文書にしろ、奥にはなんらかの意図というか目的を持っていて、ひいてはこれらも誰かの「お気持ち」と言っても差し支えない。〇〇であると伝えたいな、〇〇であると都合がいいな、と誰かが考えてそれぞれ拵えたものだ

痛ましい記憶について

カタカナ言葉は極力使わないよう心がけているなど、言葉遣いにある程度のプロトコル(早速カタ…

shota m.
5か月前
3

背中をそっと支え合って生きてこう

これから書くことは酒に酔った隙にほろっと出てきた恥ずかしいセリフだから特に覚えていなくた…

shota m.
5か月前
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身体と精神の関係

「健やかな身体に健やかな精神が宿る」というフレーズは誰が唱えはじめたのだろうか。なんとな…

shota m.
5か月前
5

年末年始を考える

一年の計は元旦にあり、というが本当にそうなのだろうか。というのも年末年始は他のタイミング…

shota m.
5か月前
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ちゃんと些細な愛を送るよ

1人で目覚める朝でも携帯電話には必ずおはようのメッセージが来ている。別に母も暇ではないが…

shota m.
7か月前
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海の向こうで戦争が起きてる

対岸の火事という語彙があるが、日本にいる僕らが見ている戦争は概ね対岸の火事であり、タイト…

shota m.
7か月前
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日常に祝福を

眠れぬ夜は続く。地下鉄の隅で小さく丸くなるように座り、脚は閉じて、足元のラインを出ないように慎重におさめて、自分がどれだけの場所を食って生きているのかを少し悔いながら過ごすのは、心が参っていることのサインを目の前に提げられて過ごすような感覚に近い。それでも時間はすぎ、本質的な問題は何も解決することはない。電話をかけて話をしても、半分ほどは伝わっているか怪しいし、汲み取れているかもわからないけど、それでも言葉を重ねて、少しでも相手がいる世界に自分もいるのだと考えていたくて、思い