ぼくたちはどう生きるか
年々増えていく悩みがある。年々どうでもいい話ができる相手が減っていくことである。おそらく本当に何も考えないで話せる相手というのは、肉親くらいしかいないのではないかと思う。いや、肉親でさえ怪しいときがある。私の本音など何の価値もないわけで、そんなものをさらけ出されても不快なだけで、共感もなく、ただただ読むのに、聞くのに費やした時間を返してくれ、と言われかねないもののように思う。したがっていつぞや躊躇なく頭の中を垂れ流すかのように、心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書き尽く