shota m.

猫になりたい男性。法人営業。写真を撮るのが好き。

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マガジン

  • 純粋エッセイ

    文章のみ。人生の感想文です。共感したら「いいね」してください。

  • 食い意地を張る男が一人で書く

    2023/12/1-25 毎日連続投稿 https://adventar.org/calendars/8586

  • さんぽ神

    さんぽ神というボードゲーム( http://drosselmeyers.com/?pid=150692724 )のプレイ履歴です。季節に一度ほど東京周辺を散歩しています。

  • 自己紹介

    私が変わるから自己紹介もかわります。履歴です。

最近の記事

  • 固定された記事

わたし、について(2022.9.11)

半年ほど前にほとんど同じタイトルで自己紹介のようなものを書いたのだが、身の回りにあれこれと変化があり現在情報としては古くなってしまった。昔のことについて書き換えることはしないが、触れていることが変わったときには適宜文章を足したり削ったりしようと思う。だいたい私がnoteにあれこれを書くと1,500文字から3,000文字になるが、私が過ごしてきた時間が無為とは言え、その程度の情報量で収まることはないし、逆にそれ以上書いてもまとまりがなくつまらないものになってしまう。素人の自己紹

    • 言いたいことが言えない僕たちへ

      始発駅に住もう。座って通勤しよう。狭い部屋で窮屈な思いをしながら高い家賃を払うことで、喜ぶのは不動産業者くらいではないだろうか。広い部屋でふんだんに陽のひかりを浴びて生活し、家賃も抑えつつゆっくり座って優雅に通勤するのだ。多少時間がかかるとはいえ、結局会社の隣に住むわけでもなければ会社も引越することを考えると通勤時間はかからないことないのだから、多かれ少なかれなんらかの時間がかかる以上はどんぐり乗せ比べというわけである。 かつて私は渋谷のIT企業に勤めるにあたり、通勤を極力

      • 新しい季節の泳ぎ方

        とにかく眠い朝は夜更かしによって作られる。人はなぜ翌朝の辛さをわかっていながら夜更かしをやめられないのだろうか。1日の間にやっておきたいことが山のようにあるとついつい1日は24時間では足りなくなる。となると自分の意識の下にない睡眠の時間が1番優先度として低くなり蔑ろにされる。少なくとも私はそうしてしまう傾向がある。寝なければなんとかなるかな、と甘い考えをしてしまう。それなりの気力でto doリストは消化できたとて、一方睡眠負債はたまる。私の場合は寝不足が続くと食欲に制限が効き

        • どうでもいいことで損するなよ

          ご存知の通り中学に上がったくらいからライトノベルや深夜アニメにどっぷりと浸かり、物語の豚として無意味に肥えてきた自覚があるのだが、そのきっかけの一つとなったのは狼と香辛料だったと思う。こちらが4月からリメイクでテレビ放映されるときいて驚いている。もう十数年前の作品で2クール制作済みであるから、制作発表の中身は続編の告知だろうと思って中身をちゃんと見ていなかったからだ。主演の声優も台本もらうまでは続編だと思い込んでいたという。 リメイクとはいえメインキャストの2人は変わらずな

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        わたし、について(2022.9.11)

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        記事

          深夜2時のセレナーデ

          街が寝静まった頃合いを見計らって、少しの荷物だけをまとめたリュックサックを背負い、自転車でおもむろに幹線道路を進む。人はまばら、そもそも歩いているのが不思議な時間ではあるけれど、彼らにも彼らの目的があって、それは僕と同じ。住宅街を抜けて長い坂道を立ち漕ぎで上がっていくと首都高の効果が傘になるように覆い被さって心なしか交通量も増えてくる。だんだんと周囲の建物が高くなっていき、高架道路で鉄道を越えると人はほとんどいなくなって車はタクシーばかりになる。 暗いオフィス街のなかで煌々

          深夜2時のセレナーデ

          気に入らない考えへの対処の仕方

          筋道を通して理路整然と物事を話したり、書き下すことが息を吸うようにできればどれだけ楽であったかと思うが、日曜の朝からほぼ人が見ないドキュメントに対して肩肘張って取り組むのもバカバカしいので、思ったまま「お気持ち」を連ねていくことにする。そもそも理路整然とした文章にしろ、行政が出す文書にしろ、奥にはなんらかの意図というか目的を持っていて、ひいてはこれらも誰かの「お気持ち」と言っても差し支えない。〇〇であると伝えたいな、〇〇であると都合がいいな、と誰かが考えてそれぞれ拵えたものだ

          気に入らない考えへの対処の仕方

          冷たい雨に濡れつつ

          やりたかったことはほとんどできないまま気付いたら2日間の休みは終わっていることが多い。読みたい本、見たい映画、書き残しておきたいこと、全部をやり抜こうとするには時間が足らなさすぎる。疲れたときはアイマスクと耳栓をして心ゆくまま眠るのが1番いいのだけど、どれだけ環境を整えたとしても6:00になると目が覚めるようになっており、少し困っている。目が覚めてもいいが、覚めてからも眠気が強いので作業の効率が悪い。結果時間ばかり過ぎてゆき何も終わらないのである。 シリーズ初日は場へ行けと

          冷たい雨に濡れつつ

          福岡行ってみた 1/2

          西日本に生まれ育った人間だが大学入学と同時に実家を出て北海道と東京を転々としてきたためにどちらかというと東日本の方が地名を聞いてなんとなくわかる場所が多い。なんなら九州にはほとんど足を踏み入れたことがなく、このことは先に鹿児島を訪れたときに書いたが、とりあえずまずは最も人の多い福岡の街を知らずして理解も進まないと考えて、今般訪れてみることにした。幸いながらメジャーな観光地である当地には私の友人も何度か訪れたことがあり、今回は彼らに案内をしてもらうこととなった。貴重な休日にわざ

          福岡行ってみた 1/2

          朝を考える

          久々に夜ふかしをした。寝たのは5時半過ぎだった。一度7時過ぎに目が覚めた気もするがもうこの時間だから何かする気にもならない。9時過ぎに目が覚めていれば外に出かけたかもしれない。といっても川向かいの競艇場に1,000円札握りしめて行くだけである。 480円のクオリティではない。安すぎる。早い安い美味いはここにあった。街中至る所で見かけるのも嬉しい。引き合いに富士そばを出したのは良くなかった。比べるまでもなくウエストの方が優れている。なぜ東京にはないのだろうか。なぜ東京には富士

          朝を考える

          連休を消費する

          知らない街を歩く。飛行機を降り立つとすぐに地下鉄の改札があって、街の中に溶けていく。川を渡って、街の中を進んで、ご飯を食べて、お酒を飲んで、歌をうたってご機嫌になる。その他のことは多分どうでも良い。東京とは違う人も疎な少し狭い歩道をゆく。好きな曲を口ずさむ。歌詞がうろ覚えだからハミングになる。そういえば今日も決まらなかったな。くるりで1番好きな曲について、おそらく死ぬまで決められないのかもしれない。スーパースターが芝生の向こうで呼んでいるかも知れないけれども、いつまでも待って

          連休を消費する

          聞こう、考えよう、話そう。

          節分を過ぎた。つまるところ暦の上では春の始まりである。東京では年に一度くらい雪が降るような寒い一日があるのだが、どうやらこれは来週にあるようで、比較的温暖なまま暦だけは進んでいる。暖かいと言えども最高気温10度程度、最低気温で氷点下の冷え込みもあり、単純に寒くないわけではない。しかしながら振り返るたび不思議な天気が続く。昨年の夏が長過ぎて農作物が軒並み不作となったが、冬が暖かいことは収穫高にとってどのような影響を与えるだろうか。私たちの暮らしに欠かせないあらゆる食糧が手に入り

          聞こう、考えよう、話そう。

          慌ただしく暮らす

          家の前までやってくる移動販売の魚屋さんで初めて買い物をした。鮭の切り身が一切れ250円もしたが、久しぶりに「おいしい」と文句なく言えるもので、とても満足した。週に一度しか買えないし、そこそこの値段がするので毎日食べられるわけではないが、たまにこうしてちょっといい休日の朝を彩るには十分すぎる。魚を高級品だと感じることが年々増えてきているが、やはり私の食卓には魚が欲しい。魚屋さんとはこれからも良いお付き合いをしていきたい。 同級生たちより少し早く会社勤めをはじめて仕事にも慣れた

          慌ただしく暮らす

          痛ましい記憶について

          カタカナ言葉は極力使わないよう心がけているなど、言葉遣いにある程度のプロトコル(早速カタカナが出てきた)を内々に持っているのだが、もはや特定分野を言及するにニュアンス上不可欠な語彙はカタカナで表記せざるを得ず、その部分を切り取って原語で記載するのはなんとなく気取った感じがして好ましくないと考える。つまるところ面構え、字面だけで別の印象を与えかねず、本来こちらの意図したことが伝わらない状態を危惧している。 その逆をいくものとしてrestracturingがあり、略してリストラ

          痛ましい記憶について

          お金はたいがい無い

          「上野発の夜行列車 降りたときから…」と有名なフレーズがあるが、残念ながら今の時代に上野発の夜行列車はほとんど存在しない。あるとするなら最低でも2、30万の乗車料を必要とするクルーズ列車で、それはそれでいいものの、石川さゆりが歌うような夜行列車による切ない旅情は感じられないかもしれない。私が大学にいた、もはや10年ほど前はまだ札幌から青函トンネルを渡って青森に至る夜行の急行列車が設定されており、上野発の夜行列車もしっかり走っていた。そこからさほど時間も経っていないはずなのに、

          お金はたいがい無い

          深夜4時のPAの喫煙所から

          夜行バスに乗っている。もういい大人だし、降りたあと少し後悔してそうな気もするけど、それもいいや。とにかくこういう移動にコストをかけるのは無駄に思えて仕方ないんだ。こういう移動というのは特別な理由のない移動で、家族が危篤だと言われたら躊躇なくのぞみに飛び乗ると思うけど、そんなこと滅多にないでしょ。バスも最近は高いし、いや、私の給料が上がってないだけなんだろうけど、4列シートの片隅であれこれ考えてしまうな。前に乗ったのはいつだっけ。多分3年前の夏のはずだけど、そこから今まで意味の

          深夜4時のPAの喫煙所から

          背中をそっと支え合って生きてこう

          これから書くことは酒に酔った隙にほろっと出てきた恥ずかしいセリフだから特に覚えていなくたっていいよ。でも、どうしても言いたくなったからちゃんと聞いてね。多分2度も3度もこんなことを呟くことはないはずだから。もしかしたら同じように酒を飲めば口からこぼれ出すこともあるかもしれないけど、もう酒なんて飲む気にならないはずだから。君が飲ませてくれるなら話は別なのかもしれないけどね。 生きていると辛いことはたくさんあるはずで、悲しいことも同じくらいあって、でも多分、他人から見るとそれは

          背中をそっと支え合って生きてこう