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退院後の気付き。子供たちの〝距離感〟が心地よい。

せき@闘病中の放送作家です。

退院してから、1週間が経過しました!

現在は膀胱にカテーテル(管)を通して、畜尿バッグ生活をしています。違和感はそれほどでもないのですが、調子が悪くなってくると尿道、肛門、前立腺が痛みます。どうも胃腸の動きが関係しているようです。

その時間帯は座ることも横になることも苦痛なので、困っています🥲

とはいえ、経過は順調といえるのではないでしょうか。

懸念されていた腎臓・肝臓の数値は軒並み良化。管理栄養士さんにアドバイスしてもらって食生活を見直したら、驚くほど体重が落ちました。

今後は検査を重ねつつ、今の治療と生活をどこまで続けるかを検討。そのあと、膀胱摘出の可能性について考えていくことになります。

さて、今日のテーマは「退院後の気付き」です。

僕の場合、病室から外の世界に出て最も痛感したのは〝鈍く〟なってしまっていたことでした。

体はもちろん、感覚が。

なんと言うか、情報と刺激に対する処理が、追い付かないんです。

例えば、混み合う店内や大通りを行き交う人々。

動く速さも方向もばらばらで、まるで超高難度のシューティングゲーム。最終的には、信号の赤と青を間違えました。

帰ったら帰ったで、to do リストに振り回されました。

次から次へと行が埋まっていく。消しても消しても、減っていかない。こちらは、まるで超高難度のパズルゲームです。

病室では感じなかったストレスが、次々と襲いまくってくる。頼む、イージーモードでプレーさせてえええええ!

そんな中、僕の救いになっているのが……、

息子と娘です。

頼りたいときに、頼らせてくれる。
放っておいてほしいときに、放っておいてくれる。

〝距離感〟が絶妙であることに気付きました。

これは、妻の影響が大きいのではと思います。

妻は〝クローン病〟でした。

消化管(小腸・大腸が中心)に過剰な炎症や潰瘍が起こる難病です。原因はハッキリしていません。主な症状は下痢、腹痛、貧血など。患部を切除する手術は何回したことか。最終的にはストーマ(人工肛門)も造設しました。

日常生活では、口にしてはいけないものだらけ。しかし、どれだけ徹底しても症状は出てしまうんですよ。体調が読めない不安は常にありました。

そんな家庭環境で育ってきた、息子と娘。

さらに息子は、自身のメンタルヘルスと長く向き合ってきましたから。そんな経験も生きているのでしょう。

君たちが、僕たちのもとに生まれてきてくれてよかった。
本当に助かっているよ!

最後に、あなたはこのタグを見たことはありますか?

東京都が作成したヘルプマーク。

外見上は普通に見えても、実は援助や配慮が必要なのだとわかってもらうための〝目印〟です。このマークに障害者手帳など、ハンデを証明する書類は必要ありません。

妻も持っていましたし、息子もそれを受け継ぎました。そして僕もまた、入手しようと考えています。

僕の思いはこうです。

「HELP」<「NOTICE」
「助けて」より前に「気付いて」が伝わってくれたらいい。

僕の闘病生活が、ちょっとでもイージーモードになりますように🥺

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