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「ずっと休んでていいよ!」Better Bossになろう!Weekly Pickup㊿

気が付けば8月も後半。「2022年がんばるぞ!」と誓ったのがつい先日のよう。
残り4ヵ月は、ライフワークの「ダイバーシティ&インクルージョン推進」のためにギュギュ~っと濃い日々を送るぞっ!と、誓いを新たにしました。
とりあえず、体調管理!
そこで、今朝は久しぶりにヨガをしました。
ちなみに私がいつもやるオンラインヨガはこちらです。
まんべんなく身体が整うのと「呼吸の指導がある」ことがポイントです。
(ポーズだけを指導して、とても重要な呼吸はスルーのヨガ動画が多い)
ぜひお試しください!

さて、Twitterで毎日発信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「ずっと休んでていいよ!」です。

パワハラ防止法が大企業に施行されて2年以上が経ちました。(すべての企業へは今年の4月から)
日ごろから、管理職の方々はNG発言をしないように細心の注意を払っていらっしゃると思います。

ちなみに私は、日本を代表する巨大企業の電話窓口相談員をしています。
そこで一番多い相談が、言葉の暴力によるパワハラ問題です。
私は1次対応として、相談者から具体的なシチュエーションや発言を詳細に聴き取ります。

そして、実によく出てくるのが今回の「ずっと休んでていいんだよ」という発言です。
たしかに、文字だけを読むと思いやりの言葉ですよね。
上司も「セーフ」と確信して言っているのでしょう。

ただ、このことばが「傷病や介護休業などの申請」や「メンタル不調の相談」の場で言われたらどうでしょうか?
心から「セーフ!」と言えないときもありそうですよね。

私の運営するダイバース東京のハラスメント研修は、上司と部下に分けない全員参加型です。そこで、いつもみなさんにお願いしていることがあります。
それは「不安を抱えるひとには”安心”を生む言葉をかける」ことです。

「傾聴とは相手の感情に寄りそうこと」と意識した発言が、相手をより不安にさせることが、実はよくあるのです。

今回の例では、悩める人に「みんなに迷惑をかけている」という負い目や「自分は職場で不要になるのでは…」という不安があります。
そこに「ずっと休んでていいよ~」と上司から言われると、「迷惑だから、辞めてくれということ?」と、不安をさらに大きくしてしまう危険性があるのです。

実際、私の経験上「上司が相手を追い詰めるために意図的に言っている」と疑われるケースも多々あります。
たとえ、言葉だけを切り取ってセーフでも、シチュエーションや経緯、それまでの言動の検証で悪意性は証明されます。お気を付けください。

「不安を抱えるひとには安心を」みなさま、どうぞよろしくお願いいたします!

では本日はここまで。心身ともに健康で夏を楽しんでください!
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