私の愛情の形と見守る愛情

ふふふ。
あなたってやっぱり
母親のポジションになるのね。

今日はとある人に
お話を聞いてもらいに行った。

私の話を聞いて
その方は冒頭のように言ったのだ。

あなたの愛情は
母親的な愛情よね。
子どもに危険がないように
先回りして対策するのよ。

それにあなたは
リスクを想定できてしまうから
ついつい「危ない！」って
言ってしまうのよ。

わくわくしたい子には
誤解されちゃうよね。

あなた自身も母親から
そんな愛情を受けて育ったんだから
それが普通だと思って当然だし
あなたの母親と同じ愛情のかけ方を
あなたは他の人にするんだろうね。

そうなんですよ。
私の母も厳格な役回りを
仕事で担っていて
周りから誤解されることが
多かったみたいなんです。

それに
私がかなり引っ込み思案なので
それを心配して近所の子に
電話を掛けたりしたりするタイプです。

あなたは母親と
同じことをしているのよ。
本当にそっくりね。笑

あなたの母親的な愛情には
自分の不安を解消したい
っていう無意識をはらんでいるの。

子が安全＝私も安心
子が危険＝私も不安なのよ。

でも基本
人のやりたいことって
誰にも止められないし
抑えつけることはできないでしょ。

あなたがやれることはね
忠告を出すことと
相手が求めてきたときに
手を差し伸べること。
それ以外は見守る。

それだけよ。

見守る愛情…。
私にできますかね。

できるわよ。
もうあなたは気が付いている。
自分がこれからどうするべきかを
もうあなたはわかっている。
大丈夫よ。

みんな失敗したっていいのよ。
もちろんあなたもね。

またいつでもいらっしゃい。

その帰り
私の気持ちは軽やかだった。

私は大丈夫。
そう私を少し
信じることができたから。