この前図書館で
見つけた
懐かしい絵本。
この絵本を読んでいた
幼い私。
この絵本を読んでいる
今の私。
繊細で
過敏で
不安で
寂しがり屋で
泣き虫。
心の根っこは
ずっと一緒だった…。
だきしめてほしくって
ハムスターのロラは
だっこが大好き。
今日は初めての
お留守番。
だっこを
してくれる人は
誰もいない。
だからロラは
家中から
ふわふわなものを
たくさんかき集めて
だっこの島を作った。
帰ってきた両親は
散らかった家をみて
びっくり。
怒られてしまったロラ。
お片付けをするロラをみて
両親は許してくる。
だっこの島が
なくなっちゃった。
そう言うロラを
両親はぎゅっと
抱きしめた。
大人になった私。
たまらなく孤独で
寂しい夜だってある。
そんなときは
ふわふわの毛布に包まって
寝てしまう。
なんだ。
ロラと一緒じゃないか。
お留守番のロラは
どんな気持ちだったのだろう。
甘えん坊なロラ。
もともとが
とても繊細で寂しがり屋な子。
さぞかし不安だった
のではないだろうか。
そんなロラと
幼いときの私が
重なる…。
ロラはどんな大人に
なったのだろう。
私みたいに
根っこの部分は
一緒なのだろうか。
2回目のお留守番は
どう乗り越えたのだろう。
どうやって
寂しさや不安と
お付き合いしているのだろう。
大きくなったロラに
聞いてみたい。