見出し画像

20代自分史…夢を追って叶わなくて前に進んで倒れて-part7

また自分語りです。つまらないかもしれませんが自分のような失敗がないようにという思いを込めて、、、よろしくお願いします。

これまでの20代史マガジン↓

前回までの記事↓

28歳 2016年 平成28年

出来事    会社員の日々(ゾンビ)、ボクシングを始める(ダイエット)

2015年の11月付で入社した会社で待っていたのは自分にとっては何もない日々の連続だった。

自分の環境に対して打破できない弱さを他責にするつもりは全くないが、会社という環境がそのぬるま湯に浸りきり会社員以外の活動として自主製作映画に没頭する以外に自分自身のポテンシャルをフルに発揮できうる場所と環境ではなかったのは事実だ。

入社した当初会社には自分の商売道具である編集ソフトもカメラもパソコンも置いてなかったのである。 ありがたいことに早々にすべてを揃えてくれたが会社側が映画のために製作費を出してくれるわけもなく、また自分でそれに対して提案することもせず(のちのち考えたとしてもおそらく製作費をねん出してくれたとは到底思えないが…)日々の雇われ仕事に人生を費やしていたように思う。

 人間は誰しも強くはない、ただ弱くもないが、そこの環境に甘えられる状況さえそろっていればいくらでも甘えられる生き物なのだ。自分自身がそうなのだからわかる。

 自分を棚に上げて他人を非難するつもりは全くない、が、身をもってそういう人間だからこそ言える真実だと思う。

会社での生活が少し慣れてきたころブラック企業を題材にした一本の短編を会社内で撮影のすべてを完結させて制作した作品を作った。自分から言い出したのか、社長からの要望に自分から答えたのかわからないがとにかく完成はさせた。内容はIT業界内での慣習を揶揄して小ばかにしたブラックコメディ映画に仕上げたつもりだったが結果的に社外には門外不出の作品となった。作品の完成度に満足しなかったのかビジネスの戦略上会社の建前として出すのがダメになったのかは理由は全く分からない。まあ自分としてはここから会社に対しての不信感は少しでも抱いていたように思う。自分の作品を認めてくれないという考えではなく作ったものを理由も作り手にわからないままに放置されたことに対してだろう。当時は作品をそのように扱われる事に対して会社に対して何か話題に出すのすらめんどくさいという自分の逃げの態度の結果でもある。本当にそれをどうにかしたいと思っていればどうにかすれば良いだけの話だったとは思う。
 まぁ色々思うことはあったがそうはいってもやはり短編の映画を作るのは面白くて楽しいものであるし公然と給料をもらいつつ自分の好きなように映画を撮れて身内には大うけして結果自体は万々歳だったように思う(まあそんなこんなだうん)

夏に入ると、たるみきったお腹周りを心配していて行動も起こさずにいた自分に前々からお世話になっていた会社の先輩が格闘技を誘ってくれた。興味はあったが行動が起こさずにいた自分にとっては願ったりかなったりだった。格闘技との出会いは本当に良かったと思う。自分のストイックな面を肯定してくれて汗を流して気持ちよく鍛えることができる。何より見るスポーツの幅も広がり人生が豊かになった。キックボクシングから始めたがボクシングの面白さに目覚めてしまい現在に至るまでほとんどボクシングばかりをやっている。

↓これは2017年の時の写真。


 ちなみにライフワークとかしていた拙作の自主映画のUMBF(タイトル名)はまだ完成していなかった。撮影自体はこのとき終了していたが合成作業が遅れに遅れていてとにかくスローペースで進んでおり本当にいつ完成するのかわからないレベルのものだった。ただ焦っても完成できないものは出来ないしいいものなんて作れるわけがないと思っていたので自分としては完成に近づいて入れさせすればよいくらいの感覚だった。ただこの年が終わるにしたがって足掛けこのときすでに作品制作期間は2年が経過していたがついに完成が見えるようになっていた。長い暗い闇の中をひたすら走り続けていた作品制作はこの時にやっと出口の光が見えたような気がしたのである。

 作品に対しては絶対的な自信を持っていた自分はこれを発表しさえすれば少なくとも周りの人達の自分の目は変わるのだと確信を持っていた。今思うとその時思っていた周りの目というのは承認欲求や認めてもらいたいというかまってちゃんの子供の考えだと思う。作品にかけてそれを自分自身を認めて欲しいという心の表れだったのだ。

自分がこの時の教訓として思ったことがある↓


2016年は今思い返してみるとこのときは会社に居続けることでぬるま湯に浸りきり自分という存在がハングリー精神を失っていき心のどこかで
そんな自分に恐怖してもいたように思う。

当時所属していた会社の様子↓

自分のデスクから見えていた風景の一つである。




読んでくれてありがとうございます!自分もめちゃ嬉しいです!笑笑、良ければフォローよろしくお願い致します^_^