縁(えん)で選ぶ初めてのワーケーション先
初めてのワーケーション先をどう選ぶかって話なんですが、全く知らない土地に行くって結構勇気いりませんか?
ワーケーションって滞在期間が長期になりやすいし、ある程度予算はかかる。だから絶対いい体験にしたい。そうするとよりいっそうワーケーション先選びは慎重になります。
最初の第一歩がかなり悩むんです。今回はそんな不安な気持ちへの一つの解決策をお話したいと思います。
過去にこんな記事を書きましたが、これってビジネスチックなメリット・デメリット話なんですよね。人間そんなドライにゃできてません。今回はそれとは全然関係ない選び方をご紹介します。
タイトルでネタバレしてますが それは「縁(えん)があるところ」です。
縁もゆかりもないとこに何日も滞在するのはやっぱり不安なので、最初のワーケーションは縁のあるところから選ぶのがおすすめです!
その地域に友人や親戚などがいるに越したことはありませんが、縁って別にそうじゃなくてもいいんです。自分と関わりがあればそれは全部 縁。ワーケーションするのが不安な方はいろんな縁を辿って、多少なりとも縁があるところからワーケーション先を選んでみましょう。
参考までに実際自分が今まで行ったところがどんな縁があったのかをご紹介したいと思います。
「三島」は学生時代を過ごした街
三島はもともと学生時代に4年間住んでた街でした。
なのでワーケーションに行くハードルが激低でした。
街の位置関係も理解しているし、友達もいる、アクセスもいい(すぐに東京に戻れる)ということで、第二の故郷の里帰り感覚で三島にワーケーションしました。
滞在時は、当時よく通ったお店に行ったり、バイトしていたところに行ったり、住んでいたアパートに行ったり、学生時代からの仲間と麻雀したりしてました。まるで学生時代に戻ったようなノスタルジックワーケーションを体験していました。
ただ懐かしいだけじゃなく20年以上離れると街も変わるもので、施設やお店も新しくできていて、新鮮な気持ちであたらめて三島を楽しむことができました。
もう三島を離れている学生時代の友だちに言いたいです!「三島めちゃくちゃ水がきれいな街に変わったぞー」って。
よく自分も記事でも取り上げる「源兵衛川」も当時はそんなに印象に残るような場所じゃありませんでした。当時はホタルが出たという話も聞かなかったですね。
そんな街の変化を感じられるノスタルジックワーケーションもオツなもんだなと思ってます。
「盛岡」はイベントの仕事で10日間滞在してました
すっごい昔のことですが、盛岡はイベントのお仕事で10日間滞在していたことがありまして、「盛岡」には他の地域より思い入れがあります。
そのお仕事も当時所属していた会社の社長が岩手出身だったからで、お仕事も結局 縁だよなとつくづく感じます。
そのイベントは滝沢市のアピオというイベント施設を貸し切って開催されたのですが、GWに沖縄展をやるという大掛かりなものでした。滝沢市は当時村で近くにホテルもなく毎日盛岡市内のホテルからレンタカーで通っていました。
当時は仕事ばっかりで全然観光してなかったなーということを思い出して、この度4月にワーケーションで行ってきました。画像の桜が満開の時です。
土地勘はだいぶ記憶の彼方でしたが、それでも雰囲気はなんとなく覚えていてどことなく安心感はありました。全く知らない街じゃないってだけで随分変わるもんですね。
あの時冷麺も行けなかったので、今回ここぞとばかりに成楼閣や食道園に行きました。ワーケーションすることで、長年の願望が見事に達成されたということです。伏線回収!
あと当時前沢牛の生産地前沢町で牛まつりなるイベントがありまして、それもよく現場に行ってました。運動公園みたいなとこで数千人が一斉に七輪が焼肉を焼く壮大なイベントなんですが、いつも「うらやましー」と思いながら仕事してました。それも今回見事リベンジ。
当時の心残りを解消できてすっきりしました。リベンジ型ワーケーションという新しいスタイルのワーケーションができて自分なりには非常に満足しています!
「松本」は登山の聖地としての憧れ
自分はもともと登山が好きでいろんないろんな登山漫画を読んでいました。そこで当時一番熱心に読んでいたのが「岳」。
登山好きなら誰しも知ってる名作登山漫画です。
主人公の三歩が北アルプスにいて救助の仕事をしているという設定なんですが、ずっと山というわけではなく時折街に出たりします。それがだいたい「松本」なんです。岳って登山漫画というより街と人と自然の関わりを描くヒューマンドラマなんですよね。
ということで、あの憧れの街に行ってみたいという願望はワーケーションを始める前からありました。
あと実際に自分が登山を始めてからも松本のことは目にしました。自分は登山界隈のSNSをよく見ているのですが、まぁ夏になるとみんなよく松本に行くんですよね。その写真もよく見ていたので知らない街という感じがしませんでした。
こういうのソーシャルフィルタリングっていうんですよね。信頼できる人がいいと言っているものはいいと感じるみたいな。まさにそれです。直接の縁はなかったのですが、勝手に縁を感じていた街でした。もしかするとアニメとかの聖地巡礼もそういうことなのかもしれませんね。
「富山」はほろ苦い思い出
こんなところで無駄なカミングアウトなんですが、、
富山は学生時代の彼女の実家があった場所です。。これも一つの「縁」。
その当時彼女から富山の素晴らしさを聞かされていたので、知らない土地という感じがしなかったんです。もう縁というより洗脳ですね。その記憶からいい印象が残っててあまり情報は知らなかったのですがワーケーションで行ってみました。
実際に滞在してみると彼女が富山のことを好きなのも納得。めっちゃいいとこじゃないすか。今では自分もすっかり富山フリークです!
またこれも偶然なんですが、
自分はライブ配信の仕事もしているのですが、その時にSNSでよく見ていた方が富山の方で、ワーケーション中に連絡を取りお会いしました。それ以来配信関係でいろいろ相談にのってもらい仲良くしてもらってます。これも縁ですね。
彼女の実家という謎の「縁」からワーケーションして、そこからさらに新しい「縁」ができました。またその方が富山のいろんな方を紹介していただき、いつの間にか行くたびに富山に知り合いが増えるという状態になっています。
一つ誤解だけはされたくないのですが、
別にその彼女を追っかけて富山に来たわけじゃないですよ。いい歳こいてそんなことしませんから笑。どうでもいいですねそんな話題、、
縁なんていくらでもこじつけられる
ここまで読み進めてきた方はお気づきかと思いますが、だんだん「縁」(ワーケーションする理由)が薄くなっていることに。最近行く場所はもう縁とかあんまり気にしてないです。
ワーケーションって、すればするほど行くハードルが下がるんです。動機とかどうでもよくなってしまいます。それこそ先日の記事も書きましたが、「桃鉄で気になった」程度でも行くようになってしまいました笑
最終的には縁はこじつけでもなんでもいいんです。
ワーケーションは「縁」を作る、「縁」を育てる活動
ワーケーションって旅行と違って(そういう旅行あると思いますが)、単純な消費行動ではないんですよね。その土地に溶け込むというか、生活をともにするというような感覚になります。
縁を結びに行くような感覚。最近ではワーケーションは「縁」を作れる面白さがある活動だなと思います。コワーキングスペースなどにいるコミュニティマネージャーさんに相談すれば、地元の方を紹介してくれて「縁」を育てることもできます。
そういった「縁」ができるとワーケーションはさらに楽しくなります。
3回も行っている富山がまさにそのパターンです。動機はあんな感じでしたが、今では仕事仲間もでき、そこにいる方に会いに行くためにワーケーションしています。
まとめ
たしかに最初のワーケーションは結構どんなものか不安だと思います。なのでそういう方は「縁」があるところを選ぶといいかなと思います。
夏休みに親戚の家に行くような感覚です。
最初のワーケーションってそんなもんでいいと思います。なんか特別なことをしている訳ではありません。実際に親戚の住んでるエリアに行くのも一つの手でしょう!
そして同時に、ワーケーション中に積極的に「縁」を作る活動をすることもおすすめします!縁ができるとその土地のことをたくさん知れてより滞在が楽しくなります。
短い期間の滞在では本当の意味でそ土地の良さは楽しみきれません。行けば行くほど知れば知るほど行きたいところが増えます。自分がワーケーション活動にハマっている理由はまさにそこです。
ワーケーション初めての方は行き先選びにこの「縁」という基準を試してみてください。
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