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妄ツイ書いてます。

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君の夜が明けるまでは

1 ○○:また、タバコ値上がりするみたいっすね 客:そうらしいね ○○:俺やお客さんみたいな喫煙家には何度目かの試練ですね笑 客:それでも、吸い続けるんだろうな笑 ○○:1000円までは耐えますかね笑 客:そうだな、今更禁煙なんて考えらんないしな。 ○○:俺もです。でも、いつかは1000円超える時代が来るんでしょうね… 客:最悪な時代がな… それじゃな! ○○:はい。 ありがとうございました! AM2:30 ここは深夜の住宅地にあるコンビニだ。 さっき来た

    • 名もない星が消えたら誰が気づくだろうか

      受話器から出る声 「そろそろ元の人生を歩んでみたらどうだ」 その声が僕を暗闇から助け出してくれた 蝉の鳴く声も落ち着き学生達の第2幕が始まる季節 久しぶりの日本に降り立ちはや1時間 空港ターミナル前の専用道路の前でスマホ片手に待つ男が一人いた ○○:もう一回電話してみるか… すると法定速度を確実に超えてるであろう速度の車が目の前で止まると見覚えを通り越して見飽きた影が運転席から助手席に移動して、窓から顔を出す ??:○○ごめ〜ん! ○○:苦笑 そう言って○

      • 僕たちはあの日家族になった8

        8 ○○:着いた〜! オランダのアムステルダム・スキポール空港に代理人として正式に契約していた美波と共に降り立った 美波:騒がない! 引率の先生かのような美波がスマホ片手に○○を叱っていた ○○:だって〜 海外って独特な匂いがして来た〜って感じするんだもん。 美波:遊びで来たんじゃないんですよ。 それに今、トラブル発生中なんで少し大人しくしてて……っていない! 突如として走り出す○○を目で追うとお土産屋に入って行った 5分後… 紙袋を持った状態で帰ってきた

        • 僕たちはあの日家族になった   バレンタイン

          これは出会ってからはじめてのバレンタインの話し さく:お兄ちゃんは何貰ったら喜びますか? ○○:なんでも喜ぶけど…いきなりどうした? 蓮加:そりゃバレンタイン間近だからだよ。 ○○:今年のバレンタインっていつだっけ? 蓮加:……バレンタインは日にち変わらないよ? ○○:……何日? さく:14日です。 まだ敬語時代のさくら ○○:って事は明日か… 蓮加:お兄ちゃんの事だからいっぱい貰えるんでしょ? ○○:まぁね俺モテモテだから〜! 蓮加:でしょうね!!

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        君の夜が明けるまでは

        • 名もない星が消えたら誰が気づくだろうか

        • 僕たちはあの日家族になった8

        • 僕たちはあの日家族になった   バレンタイン

          僕たちはあの日家族になった7

          7 近所迷惑など無視して 蝉が鳴きはじめた新緑の季節 ○○:ウルサイし、熱い〜 それはこの男の苦手な季節だ 先生:○○静かにしろ! ○○:うぃ… 美月:笑 全校生徒が体育館に集められ各部活のインターハイでの活躍を願って激励会が行われていた 颯斗:まだ夏本番じゃないんだから今のうちに身体慣らしとけよ。 ○○:無理! 颯斗:お前な……夏は暑くて無理で冬は寒くて無理ってお前日本住めないだろ。笑 美月:本当にそう。 ○○の場合それを理由に部活サボろうとするし。

          僕たちはあの日家族になった7

          後輩を辞めたい

          バイト先に向かうエレベーターの中に私がいた カバンから鏡を取り出して髪型をチェック 最後にはニコッと笑顔の練習をすると 扉が開く そこには禁煙禁煙と叫ばれてる昨今に堂々と紙巻きタバコを吸ってる先輩がいた 紗耶:お疲れ様です。 ○○:急遽呼び出して悪いな。 紗耶:いえ、暇だったし稼ぎたいんで。 ○○:最近の学生は責任感なさすぎだって思ってたけど、沙耶が良い子で良かった。 紗耶:良い子なんて…そんな/// 私は暇と言った でも本当は友達とさっきまで遊んでた

          後輩を辞めたい

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          「もう他人だから」 高3の冬、違う大学に行く彼に言われた一言 卒業式までまだ期間があるのに言われた一言 私達は同じ大学に行くと口約束をした それなのに彼に黙って自分の道を優先させた 自分でも最低だと思うし嫌われるのは仕方ない でも…流れで付き合ったから正直別れるぐらい別にいいと思う彼氏だった 「ちょっと来てくれる?」 そうクラスメイトの女子達に呼ばれた 腕をガッチリ掴まれたまま屋上に続く階段へと連れて行かれる これで3日連続 言われる事は分かってる 「な

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          僕たちはあの日家族になった6

          6 ○○:……ウユニ塩湖……スゥ…スゥ… 蓮加:どんな寝言なんじゃい! アンダーの合宿を終えて帰って来た○○は家に着くや否やソファで寝ていた ○母:出会った頃に比べたらここで寝てくれるだけで嬉しいわよ。 さく:お兄ちゃんすぐ部屋に行っちゃってたもんね。 蓮加:確かに。 ○母:再婚して私達への警戒心が解ける前にパパがいきなり海外勤務になって家に居なくなったから仕方ないのかもしれないけど。 寝てるのを良い事に ○○のほっぺに人差し指を指しだす プニプニ

          僕たちはあの日家族になった6

          僕たちはあの日家族になった 5

          5 机の引き出しの奥底 そこに眠るルーズリーフには持ち主の理想の人生がシャーペンで書いてあった 高1になったら○○先輩と普通に喋れるようになる 高2になったら○○先輩と友達になる 高3になったら○○先輩と付き合う そんな文章の最後には… ○○先輩と………でオリンピック出場!! ここには夢が詰まっている でもそれは後に上書きされた油性のマジックのバッテンがその夢を黒く塗り潰していた… ガチャ 遥香:学校行ってくるね。 ??:…毎日来るな……出てけ… 遥

          僕たちはあの日家族になった 5

          僕たちはあの日家族になった 4

          4 ○○:ただいま〜 ダッダッダッダッ 壮大な足音と共に玄関に誰かが走ってくる 蓮加:……なんで入れんの! ○○:ただいま! 蓮加:だからなんで入れんの! ○○:ただいま! 蓮加:だから……おかえり/// 根負けする蓮加 ○○:蓮加の可愛いおかえりも聞けたし。 疑問に手っ取り早くお答えしよう! ○○は右手にある鍵を蓮加に見せた 蓮加:あ……忘れてた… 自分が仕掛けたイタズラが空振りして落胆の表情をしてる蓮加をよそに興味は既に玄関にまで漂ってき

          僕たちはあの日家族になった 4

          僕たちはあの日家族になった 3

          3 ○○:それじゃあ…サボらせていただきます! そう言って戦術を教えるホワイトボードの前で敬礼する 颯斗:…堂々と宣言しに部室に来るな。 部員1:山下先輩とデートなんですよね! 部員2:羨ましいです! ○○:そう?…それじゃ変わる? 部員2:え!! 嬉しがる部員を見て颯斗が釘を刺す 颯斗:…美月に殺されるぞ? 部員2:………ですね。 ○○:なんで!? 颯斗:鈍感もここまでいったら殺害理由になりそうだな… ○○:訳わかんないけど、顔見せに来ただけだから

          僕たちはあの日家族になった 3

          偶然が運命になるには行動が大事です 12 完

          12 チュン チュン チュン 次の日が休みなのもあってアラームすら付けずに寝てしまい 空の頂点にある太陽に起こされて目を覚ます 飛鳥:ハァ… 一晩経っても気持ちは晴れなくて夕方まで自分の部屋から出れなかった 飛鳥:ひとまず…忘れた事にしておはようって言いに行こ…ボソ そんな思いで彼の部屋に行くと… 飛鳥:!? もうそこには○○はいなくて 一瞬仕事かとも思ったけどすぐに違う事に気が付いた だって荷物が何もなかったから すぐに○○に電話をしたが 「おかけ

          偶然が運命になるには行動が大事です 12 完

          偶然が運命になるには行動が大事です 11

          11 秋元:大樹ってハリウッド興味ある? 大樹:…モグモグ……ないっすね。 返事をしながら天ぷらを口にいれる 秋元:即答だな 笑 大樹:今さら英語覚える気もさらさらないですし。 何より子供がまだ小さいんで、長期滞在は無理っすね。 秋元:だよな。 大樹:断るの分かってて聞きいたんでしょうけどなんかあったんですか? 秋元:実はある映画関係者にハリウッドでやれるレベルの脚本家はいないかって聞かれてな。 大樹:もしかして俺の名前を出したんですか? 秋元:出した

          偶然が運命になるには行動が大事です 11

          偶然が運命になるには行動が大事です 10

          10 息子:まだお兄ちゃん寝てるの〜? 奈々:疲れてるみたいだから起こさないであげてね? 息子:分かった〜! ○○は冬眠と言っていいほどの眠りについていた それもそうだ、ボツにされたのを含めると4日間も寝ずに机に向かってたのだから 大樹:ここ俺の家なんだけどな〜 奈々:弟子なんでしょ? 最後まで面倒見なさいよ。 大樹:手の掛かる弟子だ…苦笑 ピンポーン 奈々:誰かしら。 大樹:俺が出る。 大樹はモニターに映る人物を見るや否や 大樹:入っていいよ。

          偶然が運命になるには行動が大事です 10

          僕たちはあの日家族になった 2

          2 トントン トントン 肩を優しい力で叩かれ耳元で囁かれるように ??:…起きて…ボソ ○○:……スゥ………スゥ ??:…起きてください…… ○○:…ピクッ……ハァ…蓮加…またかよ… いつもの朝 ○○は目を細めたまま時計を見ると ○○:…1時間前じゃん…流石に早すぎるって… 起こしに来た人に文句を言う ○○:…え!? さく:シー! 口の前で指を立ててそこに立っていたのはさくらだった こんな事は初めて ○○:どうした?ボソ さく:ごめんな

          僕たちはあの日家族になった 2

          僕たちはあの日家族になった 1

          1 颯斗:よ! ○○:おハ… 颯斗:"お"しか聞こえてないぞ。 ○○:朝無理… 颯斗:相変わらず寝起き弱いな 笑 颯斗とは同じ産婦人科で1日違いで生まれてからの幼馴染 そこから現在の高2になるまで運が良いのか悪いのか一度も違うクラスになった事はない 昔ながら言い方をすればツーと言えばカーの仲だ 颯斗:そういえば昨日○○の家忙しそうだったな。 ○○:? 颯斗:まだ思考停止してんのか? 笑 ○○:いや昨日なんかあったっけ… 颯斗:でかい引っ越しトラック止

          僕たちはあの日家族になった 1