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DeNAに興味なし!ロジカルモンスター達にビビりながらも逆転入社した理由とは?【マーケティング部 マネージャー紹介#3】(前編)

こんにちは!DeNAのモリシーです。

今日はDeNAのマーケティング部門のマネージャー紹介記事のラストを飾る第三弾です!
本日紹介する高井さんはマーケティング部コンシューマーインサイトグループ(以下、CIと記載)を統括しているマネージャーです。

CIは、所謂マーケティングリサーチを専門にしているグループで、高井さんご自身は、マーケティングリサーチ会社、BPO事業会社、デジタルエージェンシーを経て、2019年にDeNAにジョイン。リサーチコンサルタントとして多種多様な企業の多岐に渡る課題解決や意思決定支援の経験をお持ちです。

本日は高井さんのキャリアやCIについてお話を聞いていければと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

高井 将之
ストラテジックマーケティング統括部マーケティング部
コンシューマーインサイトグループ グループマネージャー

①マーケティングってカッコいい!?からのキャリア選択

モリシー「高井さん、こんにちは、モリシーです!本日はよろしくお願いします。」

高井「おっ!マーケ部について色々と聞きまくっていると噂のモリシーさんですね(笑)、お話しできて光栄です。こちらこそよろしくお願いします。」

モリシー「あれ、噂になっちゃってます?でも話が早そうでよかった(笑)。早速ですが、高井さんはマーケティングリサーチャーですよね?どんな能力が求められるお仕事なんですか?」

高井「いきなり、そこからですか!?、そうですね…、捉え方は様々あると思いますが、大事なポイントを絞ってお伝えすると、リサーチャーは、”人”を見て、感じて、洞察するのが仕事です。」

『世の中の生活者はどんな人達なのか?』
『我々のお客様はどんな人達なのか?』
『何に、どんな時に喜怒哀楽を感じるのか?』
『何でそう思うのか?』
『本音はどうなのか?』 ……

マーケティングをはじめとした様々な専門知識・スキル・経験が必要ですが、最も重要だと思う能力は、”人(仲間/顧客)に寄り添える力(人間力)”です。」

モリシー「寄り添える力。なんかエモいですね!」

高井「はい、DeNAは、心に刺さる体験を生み出すことで、世の中にDelightやWowを届けたい、というビジョンをもっています。エモさなくして、それらは成就できないと思っています。」

モリシー「なるほど!、ちなみに何でマーケティングにおいてリサーチャーという役割りが必要なのですか?」

高井「冒頭からビシビシ核心的な質問をされますね(笑)、こちらも捉え方は様々あると思いますが、最もシンプルに言ってしまえば、”顧客起点で事業をするため”です。」

モリシー「ふむふむ。」

高井「例えば、マーケティングの定義については、様々な表現がありますが、ここでは、”顧客を創造し利益をあげるために、継続的な売れる仕組みをつくること”と、したとします。仕組みをつくる側からすれば、当然ながら、商品やサービスを買ってくれる、利用してくれるのは”顧客”ですから、その”顧客”の視点を挟むプロセスなくしては、定義は成り立ちませんよね?だから、その役割りを担うのがリサーチャーです。」

モリシー「確かに顧客視点は必要ですね。」

高井「もう少し踏み込んで言えば、リサーチをすれば、顧客のエビデンスをとっているんだから、事業における正解がわかる、売れることが保証される、と期待されるケースがあるのですが、そんな都合の良い話はありません。」

モリシー「と、言いますと?」

高井「例えばDeNAは社会課題解決関連の事業をしていますが、この領域のサービスコンセプトなどを顧客に評価してもらったら、ほぼ否定はされません、むしろ多くの好意的な反応がかえってきます。では本当にその人達は、顧客になってくれると思いますか?成功すると確信して、投資しても大丈夫ですかね?」

モリシー「なんか…大丈夫じゃないケースもあるような気がします…。社会課題解決って聞くと、是非やってほしい!と思っちゃいますが、いざ自分自身がそのサービスや商品を利用するのか?と、リアルに想像すると、自分事化目線は薄くなってしまいそうです。」

高井「そうですよね。必ずしもそうではない、ということは何となく察していただけるかと思います。このように顧客は必ず本音を伝えてくれるわけではないですし、本音のつもりで伝えてくれていたとしても、実はご本人も気づいていない真の感情があったりします。そもそも言語化できない人もいらっしゃいますしね。」

モリシー「奥が深いですね。」

高井「そうですね、だから、ただ漫然とリサーチをしただけでは、顧客起点には至っていなくて、先程お話した、”人”を見て、感じて、洞察する、ことが必要であり、マーケティングにおけるそのプロセスをリードするのがリサーチャーです。」

モリシー「そう言われると、すごい仕事な気がしてきました!そんな高井さんは、何でリサーチャーを志したんですか?」

高井「うっ、偉そうなことを言っておいて、実は大して崇高な動機はないんです。当時は、将来ビジョンや就職願望が全然なくて、漠然と何しようかな、と考える日々が続いていたんですが、ある日親友が求人情報をもってきて、『これ、お前に向いてんじゃね?』と言ってきたんです。それがマーケティングリサーチ会社の求人で、マーケティングって何かよくわかってないくせに『マーケティングって何かカッコよさそう!』って(笑)

モリシー「ビビッときちゃったんですね!」

高井「今は天職だと感じていますが、恥ずかしながら、そんな感じです。当時の求人内容はよく覚えていないですが、”ニーズ・ウォンツ探索”とか”顧客理解”とか、自分らしいと思えるキーワードが記載されていたと思うんです。親友だからこそ、僕を見て、感じて、洞察してくれて、その質が高かったから、あのレコメンドに繋がり、スムーズにマッチングできたんだと思います。当時はお互い無意識でしたが、振り返れば、今にも繋がる原体験でしたね。その時の親友は、今でも仲良くしています。」

モリシー「なんか、この話もちょっとエモいですね(笑)、そうやってキャリアをスタートさせて、色々な経験をつみながら充実されていたと思うのですが、なぜ転職を考えたんですか?」

高井「色々とあるんですが、最も大きな理由は、BtoCの事業会社で、顧客に寄り添いながら自社サービス・商品にコミットしたかったからです。おっしゃる通り色々な立場で経験をつんで一定の充足感は得られていたのですが、この経験だけが欠けていて、どうしてもしておきたかった。でも実はこれってリサーチャーの転職動機あるあるで、同じような境遇の方は、ほぼ全員が面接で同じことをおっしゃられますよ。」

➁DeNAに興味なし!ロジカルモンスター達にビビりながらも逆転入社した理由とは?

モリシー「あるあるなんですね!他の会社さんも考えたと思いますが、なぜDeNAに?」

高井「実は当初は全然DeNAに興味が湧かなかったんです。当時募集していたのが、ゲーム事業部だったのですが、その頃の自分はゲームをほとんどやらなかったんですよね、だから馴染めるかどうか不安だったんです。それどころかネットで検索してみると、『ロジカルモンスター達に詰められる!』って口コミが多くて、絶対自分には合わないって思ってました(笑)、エージェントに促され、ひとまず面接を受けた感じです。」

モリシー「そうだったんですね、ではなおさら、なぜDeNAに?」

高井「良い意味で裏切られましたね。理屈じゃなくて、直感で良い人達だな、この人達とだったら良い仕事ができそうだな、と感じたことが一番大きな理由です。正に見て、感じて、洞察する、というリサーチャーとしての能力をフル稼働させました。」

モリシー「さすがリサーチャーですね!」

高井「確かに面接ではちょっと詰められたんですけど(笑)、全然嫌な感じではなかったんです。それどころか、面接官、人事、オフィスの雰囲気など、全てが心地良かったんですよね。それらは採用プロセスが進むにつれて、より強く感じていきましたし、何度か転職を経験して、結局はこういった印象評価が最も信頼できる判断材料だ、という引き出しがあったことも大きかったです。」

モリシー「なるほど、経験による引き出しって大事ですね。」

高井「そうですね、あとは誤解のないように補足しますが、ちゃんと理屈としての親和性もありましたよ。」

モリシー「どんなことですか?」

高井「詳細は伏せますが、当時のゲーム事業部のマーケティング課題が、自分のリサーチ経験がズバリ活かせそうでワクワクしたことと、実はアニメやマンガは大好きで、特にマンガなんかは実家に数千冊あるという話をしたら、直接ゲームじゃなくても、エンタメ好きなら問題ないということで、ちゃんと自分の強みをみて、戦力として期待してくれたところも、志望意向が高まったポイントでした。」

モリシーおおっ、逆転入社ですね!実際に入社されてどうでしたか?」

高井「やはり研鑽と経験に裏打ちされた直感は裏切らないですね(笑)、良い仲間と環境に恵まれ、充実した仕事ができています。」

モリシー「それは何よりですね。具体的にはどんなお仕事をされたんですか?」

高井「全然ゲームのことがわからなかったので、まずは自社タイトルをやり込みました。カルチャーショックだったのが、皆、普通に業務中にゲームやってるんですよね、サービス理解として、当たり前といえば当たり前なところもあるのですが、最初は慣れませんでした。」

モリシー「めっちゃわかります!当時のオフィスは、あちこちにゲーム機やマンガが置いてありましたし、最初は違和感ありますよね(笑)」

高井「でしたね。その後、いくつかの新規ゲーム開発関連やプロモーションの効果測定などの調査を担当し、2020年からCIのマネージャーを任されています。他のマネージャー紹介記事でも話されていましたが、2022年から全社横断のマーケティング組織が立ち上がり、CIもその一翼を担うことになったので、現在は対象を全事業に広げて、リサーチマネジメントを行っています。」

モリシー「ありがとうございます。では続いてCIについて…」

高井「あっ!いきなりですが、ちょっと宣伝させてください!DeNAのゲームタイトルはどれもおススメですが、個人的に入社当初にやり込んで、特に思い入れがあるのが、『メギド72』です。ゲーム大賞も受賞した素晴らしいゲームなので、このnoteを読んでいただいている皆さんも是非遊んでみてください!」

モリシー「いきなり宣伝入りましたね(汗)、しかもCIじゃなくて、まさかの『メギド72』!!」

高井「はい、ユーザーさんに支えられて5周年!、ゲーム中の音楽もすごくよくて、仕事中のBGMなんかにおススメですよ!、入社当初を思い出しながら話してたら、思わず熱くなって宣伝しちゃいました(笑)、CIの話は、この後たっぷりさせてください。」

モリシー「随所にエモさ全開でしたね、まずはここまでありがとうございました!」

前編は以上になります。
後編では高井さんが統括しているコンシューマーインサイトグループ(CI)についてお話を聞いていきます。前編以上にエモい(笑)、お話をうかがっています!
お楽しみに!

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