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くらしのともしび

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病とともに生きること
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2023年7月の記事一覧

この月日を慈しむ

この月日を慈しむ

じゅうぶんな休息を祈り
いつの日かの回復を祈り

その暮らしはゆっくりと
わたしに馴染んでいった

もしかしたらこの時間は
ひとときの休みではなく

必ずしも治らなくていい
貴い月日なのだとしたら

それは諦めとはことなる
満たされたしずかなもの

いまここだけをみつめて
ただそこに光をみとめて

たとえ自由にほどとおく
思いのままではなくても

この難病とともにあって
いのちをともす暮らしを

わたしと病の共生

わたしと病の共生

きょうは思いうかぶにまかせ
あまりまとまりなく紡がれた
けれどふだんより踏みこんだ
ことばたちをここに置きます

***

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きのうは大学病院のなかで

具合わるくなってしまって

たいへんな日だったけれど

その分いろんなひとたちの

やさしさにふれた日でした

病院のみなさんありがとう

きょうも心あったかいです

ノートを振り返る

ノートを振り返る

いつも使っていたノートアプリが
いつのまにか保存できなくなって

あたらしいアプリにうつすために
メモを眺めていたら見つけた英語



日本語を紡ぎながらおもいだした
たしかメモしたのは退院したころ

難病であることをつきつけられて
くらやみに迷いこんだ日々のこと



きっといつでもどこにいても同じ
ひとを照らす光で照らされている

与えるようで受けとっていること
じぶんを手放して見いだせる

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わたしの心と体と

わたしの心と体と

やすむということがにがてな
がんばりやさんのあなたは

あなたがやすむというよりも
からだをやすめてあげよう

あなたがゆるむというよりも
こころをゆるめてあげよう



からだとこころはあなたより
あなたをよくわかっていて

あなたがうまれてからずっと
いっしょにいきているから

からだとこころがわらったら
あなたはきっとやすめたよ

***

深く完全に休むことを
この瞬間あなたに許して

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夜明けを見ること

夜明けを見ること

しずかに息のつまる夜は
終わらないおそれをよび

くらやみに失望をうつす

けれども夜空にしか星が
姿をあらわさないのなら

そのくるしみは照らされ
いま意味をあたえられる

それまでは見えなかった
目が開かれるかのように

あらたな息吹のめぐみに
始まりのひかりをさがし

やがて希望を見るだろう

***

希望は感情の一つであり
絶望の後にしか現れない