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木月まこと
2022年2月11日 12:27
中2になった圭太は、野球のジュニアリーグの練習に急いでいた。「大変だ、コーチに怒られる!」道具を持って、急いで石段を下りる。黒猫が横切る。「ちぇっ、こんなときに、邪魔なやつだ」圭太は、小学校のころ、クラスメートの古川のいってたことを思い出した。「黒猫が前を横切ると、不吉なことがおこるんだってぇ」圭太は科学的根拠のない迷信みたいなはなしはあんまり好きではなかったが実際
2022年2月6日 11:07
午後からアルバイトがあった。電車を降りるときに軽い粉雪か舞うような寒さだった。駅を出ると、雪は収まってったが、かすかな隙間からギリギリわずかな陽が刺すような寒い曇天だった。あたたかい蕎麦でも食いたい気もしたが、最近、食が細くなっていて、ガッツリ蕎麦を食えないような気がした。ベーカリーでハムの入ったデニッシュパンをひとつ買って、モールの広場で食べることに決めた。いつもだと、鳩やす