2020年3月の記事一覧
安楽死って、どういうことだっけ。
自殺ではなく、安楽死とはどういうことだっけか。
自分自身の考えや疑問がめまぐるしく変わる。世の中の考えや疑問もめまぐるしく変わる。
2018年に写真家・幡野広志さんの書かれたものを読み、写真撮影をしてもらうと同時にお話する機会を得た。
クロベと。(撮影:幡野広志)
2019年にはジャーナリスト・宮下洋一さん、緩和ケア医・西智弘さんにインタビューさせていただくという機会に恵まれた。
情報や知
6-1:安楽死の議論はやめたほうがいい ~宮下洋一に会う (前編)
幡野広志に会った後、僕にはもう一人どうしても会っておきたい人がいた。
それが、高願寺で安楽死について対談した、在欧州ジャーナリストの宮下洋一だ。
宮下は、吉田ユカがエントリーしようとして断られたスイスの自殺幇助団体・ライフサークルをはじめ、ヨーロッパやアメリカの安楽死事情を取材して『安楽死を遂げるまで』(小学館)という本にまとめて日本に紹介した方。最近は、神経難病を患った日本人がライフサーク
5-3:安楽死に対峙する、緩和ケアへの信頼と不信~幡野広志と会う(後編)
(中編から続く)
耐え難い苦痛とは何か
「先ほど話したAさんのケースの時に、医療者が悩んだことのひとつに鎮静の要件としての『耐え難い苦痛』があったんですよね」
Aさんは「耐え難い苦痛はない」と医療者に判断された。そして、その判断が故に、彼女は傷つけられ、苦しみに耐えることを強いられようとした。
「耐え難い苦痛とは何か、ということが医療者の中でも議論になることがあって、誰が何をもって判断するのか
#もう眠副音⑤:これから幡野さんと話したいこと
3週連続で公開してきた、幡野さんのインタビューが明日(3/5)で「一区切り」になる。
中編はもう途中から有料になってしまったのだけど、前編は最後まで無料で読めるので、読めるところはぜひ読んでほしいなと思う。
これまでの前編・中編もかなり濃い言葉たちにあふれていたけど、明日公開される「後編」は、
・「耐え難い苦痛」とは何か
・幡野さんの「フルマラソンを30kmくらい走ったところで・・・」の体