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ベートーヴェンについて語る

実は今年は記念すべき年だ。

ベートーヴェン生誕250年!!!

本来であれば、各地でコンサートがたくさん開かれる予定だったのだろう。私も楽しみにしていたラ・フォル・ジュルネ2020なんかも中止になってしまい、結構ショックだった。今年はある意味でも歴史に残る年になるだろう。

ベートーヴェンは、知らない人はいないというくらい超有名な音楽家だ。音楽なんか学校の授業でしかやったことないよという人ですら、「ジャジャジャジャーン」と歌える。
死んでこれ程経っても、ここまで有名でいる音楽家は果たしてどれくらいいるのだろうか。

「ベートーヴェン?クラシックでしょ。」と思う人がほとんどだが、彼は音楽を

''芸術としての音楽''

にした人だ。今、私たちが好きな音楽を聴く、この原点はベートーヴェンである。

ベートーヴェン以前の音楽家は、貴族のために曲を書いたり、教会でのミサに使われる神様への曲を書くいわば職人であった。モーツァルトやバッハがこれに当てはまる。
彼らの音楽は、作曲家の想いを込めた音楽ではない。生きていくための仕事であり
彼らはサラリーマンといえるかもしれない。この時代までの音楽家は皆、かつらですね笑
(映画「アマデウス」を見ると、貴族との関わりがよく分かります。)

しかし、ベートーヴェンの生きた時代にちょうど起こった出来事、

そう、フランス革命!

これを機に、社会が一変、貴族中心の社会から、市民への社会となった。音楽は芸術としての価値が生まれ、作曲家自身の想いや意図を込めることができるようになった。(第9の歌詞にはフランス革命の精神が歌われています)

一言で言うと、ベートーヴェンは偉大だ。ただ音楽室の壁にかけられている怖いおじさんではない。

偉大な人なのは十分に分かっているが、正直、私はあまりベートーヴェンを弾いてこなかった。別に嫌いではない。でもベートーヴェンを弾くくらいなら、古典派ならモーツァルト、好きな作曲家ならショパンがいいななんて思ってしまう。ちょっと固いイメージがある。

そんな私の先生は、大のベートーヴェン好き。ピアノソナタ全曲演奏会をしたくらいだ。弾かない道はないかもしれない。でもせっかくの記念の年にベートーヴェンを弾くというのも良いかもしれない。
ちなみに、現在、ベートーヴェン交響曲全曲研究の課題が門下全員に出されているので、嫌でも聴かなければならない状況にある。
(ピアノ専攻のはずなのに、、)

でも交響曲やコンチェルトを聴くのはとても好き。交響曲は全部素敵な曲だなと感じる。私は特に6番「田園」と8番が好きかな。ピアコンは断然4番!ピアノソナタも後期のものになると、ロマン派の香りが感じられ、私の好みは31番。

まだまだ聴いたことない曲もあるので、ベートーヴェンイヤーの今年は、もう少しベートーヴェンに近づいてみたいと思っている。そして、何曲かソナタでも挑戦しようかと、、

今度は第九のことでも語ろうかな、、
読んで下さった皆さんからも何かコメントが頂けたら嬉しいです^^*

他にもピアノやクラシック音楽、ちょっと変わった私自身のことを書いた記事があるので覗いて見てください(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°