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連載小説「オールド・クロック・カフェ」

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京町屋を改装したカフェは、一歩入ると時計の森。そこでは、時のはざまに置いてきた忘れ物を教えてくれる「時のコーヒー」があるという。
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#この街がすき

オールド・クロック・カフェ #1杯め「ピンクの空」(4)

前回までのストーリーは、こちらから、どうぞ。 (1)から読む。 (2)から読む。 (3)か…

deko
3年前
78

『オールド・クロック・カフェ』1杯め「ピンクの空」 <全文>

 その店は東大路から八坂の塔へと続く坂道の途中を右に折れた細い路地にある。町家を必要最低…

deko
3年前
76

小説『オールド・クロック・カフェ』 2杯め 「瑠璃色の約束」(1)

 その店は、東大路から八坂の塔へと続く坂道の途中を右に折れた細い路地にある。古い民家を必…

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3年前
93

小説『オールド・クロック・カフェ』 2杯め 「瑠璃色の約束」(2)

前回のストーリーは、こちらから、どうぞ。 <あらすじ> 『オールド・クロック・カフェ』の…

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3年前
79

『オールド・クロック・カフェ』2杯め「瑠璃色の約束」 <全文>

 その店は、東大路から八坂の塔へと続く坂道の途中を右に折れた細い路地にある。古い民家を必…

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3年前
63

小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(1)

『不器用たちのやさしい風』は、断ち切ることのできない想いを抱える達也の、せつなくて心あた…

deko
3年前
80

小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(2)

前回のストーリーは、こちらから、どうぞ。 <あらすじ> 『不器用たちのやさしい風』で明るい脇役として登場した松尾晴樹。茨城県北部の日立市から、婚活失敗の傷心を癒そうと夜通しバイクで駆けてきた晴樹は、清水寺の門前で夜明けを迎える。清水寺には7年前に、元カノの由真と訪れていた。早朝の清水寺を参拝し、腹をすかせた晴樹は、『オールド・クロック・カフェ』にたどりつく。 <登場人物> 茨城のライダー:松尾晴樹 晴樹の元恋人:由真   カフェの店主:桂子   カフェの常連客:泰郎  

小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(3)

(1)から読む。 (2)から読む。 <あらすじ> 『不器用たちのやさしい風』で明るい脇役と…

deko
3年前
65

小説『オールド・クロック・カフェ』  3杯め 「カマキリの夢」(4)

(1)から読む。 (2)から読む。 (3)から読む。 <あらすじ> 『不器用たちのやさしい…

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3年前
72

小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(5)

(1)から読む。 (2)から読む。 (3)から読む。 (4)から読む。 <あらすじ> 『不器…

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3年前
62

小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め「カマキリの夢」 (6)

1話から読む。 2話から読む。 3話から読む。 4話から読む。 5話から読む。 <あらすじ> 『不…

deko
3年前
54

小説『オールド・クロック・カフェ』 3杯め 「カマキリの夢」(7)

1話から読む。 6話に戻る。 <あらすじ> 『不器用たちのやさしい風』で明るい脇役として登…

deko
2年前
52

『オールド・クロック・カフェ』3杯め「カマキリの夢」<前編・カフェ>

* * Welcome Again * *  その店は、東大路から八坂の塔へと続く坂道の途中を右に折…

deko
2年前
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『オールド・クロック・カフェ』3杯め「カマキリの夢」<後編・祇園祭>

前編・カフェ編は、こちらから、どうぞ。 <あらすじ> 『不器用たちのやさしい風』で明るい脇役として登場した松尾晴樹。茨城県北部の日立市から夜通しバイクで駆けてきた晴樹は、『オールド・クロック・カフェ』にたどりつく。祇園祭の山鉾を模した30番の長刀鉾の柱時計に選ばれ、時のコーヒーを飲む。「時のコーヒー」が見せてくれたのは、恋人の由真との別れのシーンだった。由真は、「祇園祭のカマキリ」という謎の言葉を残して去って行く。晴樹は泰郎に背中を押され、由真に会いに蟷螂山町に向かう。