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プロカードを獲得するために、クラウドファンディングで100万円達成を目指した理由

こんにちは。YUKIです。

メキシコ大会での優勝経験について書いた前回のnote。見てくださった方、メッセージを下さった方、ありがとうございます。「まだ読んでいない」という方は下記からぜひ。

今回は、メキシコ大会出場と同時に挑戦した「クラウドファンディングで100万円以上達成」についてシェアします。(実施したクラファンページは下記)

正直なところ、クラファン実施に至っては決してポジティブな反応だけではないことを実施前から予想していました。それでも、なぜクラファンをやったのか、その辺りもできるだけ包み隠さずお伝えできればと思います。

これからクラファンに挑戦したい方にも、何か参考になれば幸いです。


「お金がないからできない」をなくす

僕は、「お金がないから、挑戦できない」というのをなくしたいと思っています。

クラファンをやろうと思ったいちばんの理由は、僕が実施することで他の人も挑戦しやすくなったら良いな、と思ったから。
もちろん、大会出場にかかる資金の工面のため、僕の挑戦をより多くの方に知ってもらうためでもありましたが、いちばんの理由はこれです。

原体験にあるのは、大学生の頃に世界一周をしたこと。

いまいちパッとしなかった僕の大学生活のなかで、「これだけはやって本当に良かった」と言えるのが世界一周です。

過去noteでも書きましたが、『僕らの人生を変えた世界一周』というTABIPPOさんの書籍に出会ったことがきっかけでした。

世界を旅して人生を変えた、世界一周者 50 人のリアルストーリーが紹介されています。50人も世界一周した人がいるなら、「自分にもできる」と確信しました。

バイトをしながらお金を貯めたものの、目標額に届かず、最終的には親からお金を借りるような形で行かせてもらいました。

「なんだ、親の金か」と思う方もいると思います。自分でも甘かったと感じるし、僕が恵まれた環境にいたことは間違いありません。

ですが、もしそうでなければ他の方法を探したと思います。それぐらい、「何がなんでも大学在学中に世界一周する」と決めていました。

「できない理由」はいくらでも見つかる

世界一周も、今回のボディメイクの世界大会出場も、できない理由は探したらいくらでも見つかります

仕事を休めないから、お金がないから、時間がないから。

そうやって、諦めてしまう人も多いのだろうと思います。

世界一周に関しても「お金がないからできない」という人がたくさんいます。でも、それはたぶん言い訳です。
英語ができないから。なんとなく怖いから。自信がないから。

挑戦せずに済む理由を探して、日本でこれまでと変わらない生活を続けた方が楽です。憧れで終わらせて、本心では世界一周したくないのかもしれません。

でも、「やらない後悔」は、人生が進むにつれてきっと大きくなります。死ぬ間際になって、「やっぱりあのときやれば良かった」と思う人生なんて、僕は嫌です。

できない理由ではなく、できる理由を探す。

僕の場合は、50人の人が世界一周したエピソードを読んで「他の人ができるなら自分にできないはずはない」と思えたことでした。

目標達成の最短ルートは“TTP”

できる理由を見つけられたら、あとはその夢を実現するだけです。とはいえ、実際には大きな夢や目標をどうやって実現したら良いのか?

僕がいつも言っているのは、「TTP(徹底的にパクれ)」です。自分よりも先にやっている人を見つけて、自身のロールモデルとなる人を探す。その人を徹底的に真似すること。

TTP(徹底的にパクる)は、目標を達成するための一番の近道です。

自己流でやりたい、自分らしく夢を実現する方法を探したいという人もいるかもしれませんが、「目標達成」を最優先するならTTPしかありません。

だからこそ、僕が今回、ボディメイクの世界大会に出場するためにクラファンを実施したことは、きっと誰かの参考にしてもらえるし、やる価値があったと思っています。

今後、「世界大会に出場してみたいけど、お金がない」と思った人がいたとき、クラウドファンディングという道もあるということ。僕の夢を応援してくれる人がいたということ。自身の挑戦を持って、少なからず示すことはできたと思っています。

クラファンを実施してみて、初めて分かったこと

世界大会に出ると決めたときから、クラファンは必ずやろうと思っていました。

前述した通り、純粋に資金が厳しいということも一つの理由ですし、今後、同じように挑戦できる人を増やしたいというのが理由です。

ですが、実際に挑戦してみて初めて分かったことがあります。

それは、何か大きな目標に挑戦するとき、自分ひとりで頑張るより、他人の応援があることで何倍も大きな力が出せるということです。

前回のnoteにも書きましたが、自分一人では、優勝しプロになるという夢を達成することができなかったと本気で思います。

それぐらい、今回のクラウドファンディングで191名もの方に支援いただけたことは力になりました。挫けそうになるとき、心が折れそうになる時に踏ん張りが利く、といっても良いかもしれません。

自分だけであれば、目標達成できなくても誰も気にしません。親しい友人や家族をガッカリさせてしまうかもしれませんが、これまでの大会で優勝できなかった時と同じです。また次があるよ、と励ましてくれたと思います。

でも、191名の方に支援いただいてしまった以上、「絶対に優勝しなければ」という気持ちが生まれました。実際、大会直前の追い込みの時期や、メキシコに向かう飛行機の中、大会前日のホテルでも本当にそればかりを考えていました。プレッシャーがあるというのは、決してマイナスではありません。

これからクラファンをやろうかな、という人へ

ここまで読んでいただいて、クラファンは、

  • 資金を集めることができる

  • 人から応援してもらえる

  • 応援を良いプレッシャーに変えることができる

と言いこと尽くめのように思われたかもしれませんが、これからクラファンやろうかな、という人に向けてリアルな部分も少しお伝えしておきます。

僕自身はクラファンをやって本当に良かったと思っていますが、決して楽しいだけではなかったからです。

クラファンを実施する上で、最初の目標金額は50万円に設定しましたが、自分の中で「100万円」という最終目標金額は初めから自分の中にありました。100万円達成することができればプロにもなれる、という、ある種願掛けのような思いも込めて。

100万円を達成するために、とにかくたくさんの方に直接お願いをしました。会ったことがある人はもちろん、SNSで繋がっている人にも。1日の目標金額を達成するまでは、毎日毎日メッセージを送り続けました。

そうした中で、厳しいお言葉をいただくことも少なくありませんでした。

「自分でお金を集めるのが筋じゃないんですか」
「自分の趣味のために、なぜ他人からお金を集めるのか」
「初めの目標額を達成したのに、さらに多く集めたいというのは理解し難く、支援できない」

自分のお願いの仕方が悪かった、と反省することもありました。

でも、僕は、本気で挑戦することで、誰かの背中を押したり、自分の挑戦で他人と喜びをシェアすることができると思います。たとえ趣味でも本気でやれば、仕事にもできるとも思います。

今回支援してくれた191名の方のことを、僕はずっと覚えていると思います。本当に感謝しているし、自分のことを誰が本気で応援してくれているのかもわかりました。支援してくれなかった人は応援してくれていないというわけではないと思いますが、「応援してるね」と口だけでいう人と、実際に何か行動をしてくれる人とではやっぱり違います。

誰もが「できる理由」を見つけられる世の中に

クラファンだけではないですが、言葉よりも行動が大事だと思っています。

今何か夢や目標がある人もない人も、まずは他人を応援することから始めることもできます。それは見返りを期待して、計算でやるのではなく、実際に応援する側、応援される側になって初めて、本当に初めて実感として分かることがあるからです。

お金がない、時間がない、自信がない。

そういうたくさんの「できない理由」を取り払って、一人でも多くの人が「できる理由」を見つけられる世の中になることを願っています。
僕自身も、今後もそれを体現する生き方がしたいと思っています。

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