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"ただの筋トレ好き"からプロ選手へ。夢を叶えた僕があなたに、本気で伝えたいこと

こんにちは。YUKIです。

2023年7月、ボディメイクの世界大会の一つ、「WFF Mexico UNIVERSE」がメキシコ・セラヤにて開催されました。

そこで僕は、スポーツモデルとして念願だった"優勝"、そしてプロカードを手にしました。

また、メキシコ大会に向けて行ったクラウドファンディングでは、191名の方からのご支援・総額100万円以上を集めることができました。

WFF Mexico UNIVERSE、唯一の日本人選手だった自分。周りと比べて色白。


その日から、気づけば2か月。

この2か月間、SNSやYoutubeで大して発信もせず、「あいつはその後一体何してるんだ?」と思っていた方もいるかもしれません。

大会当日やその前後、僕がメキシコでどんな思いで、どう過ごしていたのか。そして大会を終えて2ヶ月経った今、あらためて「夢を叶える」という経験が自分にとってどんなものだったのか

ようやく自分の中で色々と整理がついたので、素直な思いをシェアしてみたいと思います。良かったらぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

夢が実現した瞬間

" Yuki Oshima . "

優勝者に自分の名前が呼ばれたとき、戸惑いが隠せなかった。
マジで全然、自分が優勝したと思えなかった。びっくりした。
正直、なんで俺なんだろう?と思った。

実際、本当に負けると思っていたからだ。当日、同じカテゴリに出場する選手たちの身体を見て、絶対1位になれなかったな、と。心の中で、クラファンを支援してくれた人たちに「マジでごめん」と思っていた。

名前を呼ばれた自分が前に出て、コンテストの偉い人からプロカードを手渡される。

"Felicidades."(おめでとう)

グラシアス、と言って受け取り、プロカードをステージ上で掲げた。
僕が毎日心の中で描いてきた夢が一つ、実現した瞬間だった。

WFF Mexico UNIVERSE、スポーツモデルで優勝を掴み取った瞬間。

ことば以外の共通言語がある世界

大会は2日間にわたって行われた。当日競った6人のスポーツモデルの選手たちの中で、日本人は自分ひとり。メキシコ人、ペルー人など多国籍な選手たちは、温かい祝福の言葉をかけてくれた。

大会終了後は、選手同士で写真を撮ったり、お互いの健闘を讃えあった。言語の壁はあっても、互いの身体を見れば、その人がどれだけの努力をしてきたのかも分かる

ステージ上で、他の選手と一緒に記念撮影。

スポーツは国境を越える。"日本人、知り合いがいないから"といったさみしさはあまり感じなかった。

大学生の時に世界一周をした際にも、中学から大学までやっていたバスケを通じて、現地の人たちとコミュニケーションをとることができた。
世界一周をしたこと自体は僕の力でもなんでもなかったけれど、世界一周を通していろんな世界を見れたことは、「何事も日本地図ではなく、世界地図で考える」という、自分の価値観のベースにもなっている。

自分一人では絶対に無理だった

大会終了後、SNSで優勝報告をした。日本の友人や知人から、尋常じゃない数のメッセージが届いた

その中には、2、3年前から毎月トレーニングをしていて、ここ数年は自分の誕生日にも欠かさず一緒にトレーニングをしてもらっているコウタローさんからのDMもあった。「おめでとう!」のメッセージが、素直にうれしかった。

そうした沢山のお祝いのメッセージを読みつつ、優勝したんだ、という実感は後からじわじわと湧いてきた

大会当日の夜、ホテルで恒例の爆食い。ドーナッツ、マック、マックフルーリー、、、。さすがに一人で爆食いするのは味気なく、インスタライブをしながら爆食いしたところ意外と人がきてくれた。

大会後の恒例、爆食い。大好きな甘いものとコーラは欠かせない。


実は、大会前夜はほとんど眠れなかった。ありがたいことに、広くて快適なホテルに泊まることができたにも関わらず。夜眠れないなんてことは滅多にない。これまで出場してきた日本の大会前夜も、眠れなかったことは一度もなかった。

大会前後に宿泊したホテル。かなり治安の悪い地域ゆえ、ホテルでは安全を確保。


異国の地で世界大会に出場することに対する、不安、ワクワク、楽しみな気持ち。いろんな感情が混ざり合っていたと思う。そこにプラスして、クラウドファンディングで支援してもらった、191人の応援を背負っていたこともあった。

人間、一人で頑張れることはたかが知れている。沢山の、本当に沢山の応援があったからこそ、そのプレッシャーを大きな力に変えて、優勝を掴み取ることができた。そんなことを実感しながら眠りについた。

第二の故郷で久しぶりの再会

翌朝、宿泊していたホテルで目が覚めて、「優勝したんだな」と思った。
とはいえ余韻に浸っているほどの時間はなく、チェックアウトの準備に追われた。

約24時間後には帰国便に乗らなければいけない。それまでにやることは2つ。

一つは、以前働いていたメキシコの会社の先輩と会うこと。
もう一つは、クラファンで支援してくれた人たちへお土産を買うこと。

メキシコで働いていたのは、今から3年ほど前。大会の開催地だったセラヤという場所から、先輩との待ち合わせのケレタロという都市に向かった。

セラヤ→ケレタロはバスで3時間ほど。


待ち合わせの場所にいくと、連絡をとった先輩の他に、当時の同僚や社長にもでくわした。予想外の再会にやや面食らいつつ、それ以上に懐かしさはあった。

メキシコで働いていた時のことも、めちゃくちゃ思い出した。ありありと。正直にいうなら、もう一生やりたくない(笑)。それぐらいキツかった。

メキシコで働いていた時の様子。


給料は月3万、社長からは「脳みそから血が噴き出るぐらいまで考えろ」と言われていた。そんなことを言われたのは人生で初めてだった。当時はサブウェイのサンドイッチを買うかどうかも迷うぐらい、本当に金もなかったし、成果を出せない苦しさは半端なかった。

当時社長からはダメなやつだと思われていたし、今の自分もそう変わらないとは思うけれど(笑)、こうしてまた異国の地で再会を喜べる人がいるというのはやはりうれしい。限られた時間、メキシコでの再会。他愛のない話をして、その場を後にした。

メキシコで再会した、元職場の先輩たち。

その後、バタバタとお土産探し。クラファンで支援してくれた人たち、両親や友人などいろんな人の顔を思い浮かべながら、なんとかお土産を購入し、空港に向かった。

優勝前後で何が変わったのか

こうして、僕は日本に帰国した。空港では、旧友がサプライズで待ち構えてくれていた。トロフィーのひとつが輸送中に割れてしまうというハプニング(涙)はありつつも、無事帰国できたことにホッとした。

羽田空港、到着ターミナルにて。写真に写っているのは無事だった方のトロフィー。


優勝する前と、優勝した後。

何が一番変わったかと言われると、ありきたりではあるけれど、やはり自分の中での「自信」という言葉になる。精神的な拠り所、ともいえる。やっと、「ただの筋トレ好き」から、「プロ選手」になれた。これまでの苦労が報われたという安堵感ももちろんある。

ボディメイク、筋トレをしている人の中には、さまざまな目的の人がいると思う。大会への出場や、優勝を目指すことはすべてではない。

それでも僕は、優勝にこだわった。1位じゃなければダメだったし、正直今回ダメでも、プロになるまではやり続けるつもりだった。

その理由はたった一つ。

僕はこれまで、1位になるという経験をしたことがなかった。というか、自分の人生において、何か一つでも、懸命に努力した結果、輝かしい実績を残せたことや、本気で自分を誇れるような経験がなかった。

行きたかった高校、大学に行けたわけでもなく。入りたかった会社に就職できたわけでもなく。自分が本当に欲しいと思ったものを、手に入れることができなかった人生だったから。

新卒で入社した会社を退職した時の写真。

そんな自分の人生で、心のどこかで諦めみたいなものがあった。

そんな僕でも、今回プロになる夢を果たせたことで「自分が本当に欲しいものは、多分手に入るな」と思えるようになった。自分の可能性を信じてもいいんだ、と本気で思えた。

大学生のときに世界一周したときに身につけたのは、”できない理由を考えるのではなく、できる理由を考えられるようになること”だった。

今回手に入れることができたのは、”自分が本当に欲しいものを掴み取る”という力がついたと思う。これはすごく大事。たぶん、今後の人生が変わる。

いま燻っている人に伝えたいこと

僕が伝えたいのは、「夢はきっと叶う」なんていうキラキラした甘い言葉なんかじゃない。「筋トレしか勝たん」みたいな筋トレ愛でもない。

夢を叶えるのはめちゃくちゃキツイ。死ぬほど苦しいし、自分の甘さが嫌になることも、人と比べて凹んだり自信がなくなることも常にあった。それでも、必死で努力して夢を実現した経験があるのとないのとでは、人生観が間違いなく変わる。

あなたは心のどこかで、こうは思っていないだろうか。

"成功できる人は一握り"
"自分はそこまで努力できない"
"圧倒的な成果を出すなんて、自分にはやれるはずない"
"自分の人生はこんなものだ"
"別に、今のままでも幸せだから”


僕が聞きたいのは、

本当にそれでいいの?

ということ。本気でそう思っているなら、それでいい。

人生はその人の自由だし、現状に満足できているなら、今がいちばん幸せだと胸を張っていえるなら、何も問題はないと思う。だけど本心では、自分を誇れるような経験とか、成功を手に入れてみたいんじゃないのか?

僕が伝えたいのは、自分の可能性を諦めなくて良いんだよ、ということ。

僕は、クラウドファンディングで100万を達成したいと思って達成して、スポーツモデルのプロになりたいと思ってプロになれた。どちらも達成することができた。

だから、自分が本当にこれやりたい、これが欲しいと思ったらできるんじゃない?ということを今なら言える。

僕と同じように、自分の可能性を信じきれる人が増えてほしい。そのためには、圧倒的な成功体験を一つでいいから作ってほしい。なんでもいい。ボディメイクでも、それ以外でも。

自分にとっては、「優勝すること」「1位をとること」だった。これまでの自分の人生で、1位をとったことがなかったから。自分が好きなこと、頑張っていることで1位になりたかった。

僕と同じように1位をとることを経験したいならば、個人的に、ボディメイクはおすすめだ。少なくとも、今からサッカー選手になろう、といった夢よりは圧倒的に実現しやすいから。何より、こんな僕でもできたということがその証拠だ。

最後に

プロ選手で共に闘った選手たちとの一枚。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

これまでも僕が言い続けてきたのは、
「筋トレを通して自分の人生を変える。同じように人生をよりよくしたいと思っている人たちの背中を押せる、ロールモデルのような人物になる」。
この思いは優勝する前も後も変わりません。

でも、どれだけ綺麗ごとをいっても、他人が見るのはその人の実績です。圧倒的な成功体験や実績がなければ、伝わらない思いもあると僕は思います。

もしこの記事を読んで、「自分も圧倒的な成功体験を掴んでみたい」と思った方へ。夢を実現するために大切なことについて、今後もnoteやTwitterなどで発信していきます。ボディメイクに興味はないという人も、たとえジャンルは違っても、根本的なことは同じだと思っています。僕もまた、新たな挑戦をしていきます。ぜひフォローして、次の記事をお待ちいただけるととても励みになります。

最後に、この記事が少しでも良かった!という人は、「スキ」やコメント、シェアもいただけると嬉しいですm(__)m 一人でも多くの人に届けることで、誰かの背中を押すことができたらと思っています。

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