コンビニに行くたびに思う、和尚さんのドヤ顔

2019年夏　うだるような暑さの中、ずっと行きたいと思っていた京都洛西の鈴虫寺へ行ってきた。

願い事をすると、草履を履いたお地蔵様が願いを叶えに家まできてくださるという。

お寺の中に通されると鈴虫の涼しい音色が聴こえてくる。お茶とお菓子が準備してあり、こちらをいただきながらお説法を聞く。

そこで聞いたお話がとても心に残るものだったのでここに書き留めておこう。

今　（人は今しか生きられない）　　

世の中どんどん便利で豊かになっていて人々の生活は楽になっているはずなのに、心を病む人が多いのはなぜでしょう。それは、体は今を生きているのに心は今を生きていないから。過去を悔やんだり、未来を心配したりして心が今にいない。体は今、心は過去や未来においていると苦しくなる。

どんなにもがいても今しか生きられない。心と体がひとつではじめて充実する。今この時を大切に。

念願とは→今の心で願うから叶う

美　（美しものは邪魔をしないし、邪魔にならない）

ここに入ってきた時から鈴虫の音色がずっと聞こえています。でも今話を聞いていて、この音色が話を邪魔していましたか？むしろ、ずっと鳴いていたはずなのに聞こえていないように感じていませんか？美しいものは邪魔をしないし、邪魔にならない。美しいものにふれましょう。美しいものの真似をしましょう。

鈴虫は見て、褒めて、と損得で鳴いているわけじゃない。

自分が今する事をただしているだけ。今を生きる事そこに美しさが生まれる。

荷　（心の荷物の整理）

赤ちゃんは心が空っぽで生まれてくる。成長につれてそこにいろんな荷物を入れてしまう。だから時々その荷物の整理をしよう。

持ちすぎない。いらないものは捨てていこう

そしてこの３つをあわせて‥

今美荷　（コンビニ）

と、ドヤ顔の和尚さんの顔。

おかげさまでコンビニに行くたび、見るたびに和尚さんのドヤ顔とこの素敵なお説法を思い出します。そして問います。

私は今を生きてる？

願い事かなったらお礼参りに行くのが楽しみ。そしてまたどんな素敵なお説法を聞く事ができるのかなー。