伴奏したいって言いたかった秋
ここ南国も朝晩は風がつめたくて心地よくなってきました。秋ですね。
文化祭の季節になると思い出します。
「ピアノの伴奏したい人、できる人いませんかー???」
学級委員長が声を張り上げる。けど、誰も手を上げない。幼稚園の頃からピアノを習っていた。課題曲大好きな曲だし、やってみたいなって思う。
けど‥
そんな上手じゃないし。もし間違ったりしたらクラスのみんなに迷惑かけるし。クラスのいけてる子達になんか言われるかもしれないし。あいつヘッタクソのくせにって思われるかもしれないし。失敗したら‥と思うと結局手をあげることができなかった。
そうそう、今までずっと本当はやってみたいのに、失敗しないようにできそうなことを基準に何事も選択してきた。
これがいい じゃなくて これでいっか
そうやっていくのが普通になっていた。失敗しないように、ミスしないように、怒られないように。でもそんなことしていても、失敗もするし、ミスするし、怒られもする。結果、自己嫌悪する。
あーあ。やっぱりわたしはダメな子なんだな。こんなこともちゃんとできない。
失敗する=ダメな子レベルの上昇 だと思っていた。
だから失敗がめちゃくそこわかった。
でも自分に子供ができてから思ったこと。
娘失敗している=チャレンジしたってこと←え!!自分からチャレンジできたの?!!スゴイじゃん!!!
って思ったんですよね。だって赤ちゃんの頃って何にもできなかったのに、寝返りできたり、歩けるようになったり、ジャンプできるようになったりして、今や小学生ともなると計算ができたり自分の気持ちを手紙に書いたりできる。その成長の過程で失敗したり、間違ったりたくさんあるけど、決してダメな子なんかじゃない。自分でやってみて、失敗できるようになるくらい成長したんだねって嬉しかった。
失敗=経験値が増える だったんだ。だから失敗したって大丈夫。いやむしろどんどん失敗しよう。
だから今わたしも これでいいやからこれがいいに挑戦している。そしたらものの見事に失敗してる。けど前よりずっとわたしらしくいられるし、少しずつかもしれないけど前に進んでいる気がする。
子供達にも失敗させることを恐れないようにしたいと思う。失敗するという経験を奪わないように。
でもついつい言っちゃうね。登校時に「忘れ物してない??大丈夫??」
まずは親が信じなきゃな。
あなたは大丈夫。でも助けが必要な時はいつでも言ってね。いつだってあなたの味方だよ。
そう伝えていきたいな。
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